W124テールランプ等 塗装承ってます

benz5 先日到着しておりましたメルセデスベンツW124のヘッドライトロアパネル、テールランプ、フロントウィンカーです。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

benz6 テールランプは当初スモーク塗装をご検討頂いていたのですが、上のクリアーレンズ部分が既にスモークになっている事と、赤い部分が薄くて少々チープな感じが否めませんので、今回は赤いレンズ部分にさらに透過性の赤を塗り重ねて色味を濃くし、さらに全体に薄くスモークを掛けてシックに仕上げる内容で承っております。

またフチの黒い枠周りも経年で劣化気味なので、こちらは別工程で「半艶黒」に塗って古びた感じを払拭出来ればと思います。と言うか提案した事全てOK!みたいな感じで、本当に大丈夫かと少々心配になってしまうのですが・・・(恐)。

benz7 フロントウィンカーはイエロー寄りでちょっと薄く見えてしまうので、こちらは透過性のオレンジ(キャンディーカラー)を塗り重ねて色味を濃くします。

benz8ヘッドライトロアパネルはスチール製で、こちらはボディ同色で承っています。ただ全体に飛び石傷(凹みも)が酷いので、一旦全体を研磨して下地からやり直す予定です。

benz9そしてこちらは後から届いたトランクバッジのスリーポインテッドスターです。こちらは「艶消しブラック」で承っておりまして、ただ素地がメッキですからそのまま色を塗っても密着しませんので(密着剤とかは使いません)、一旦メッキ素地用の下地処理を施してからの塗装となります。メッキを剥がす事も出来るのですが、強度が無くなってしまうんですよね(フニャフニャになってビックリしました・・・)。

ちなみにこちらのオーナー様は、先日こちらの車体のエンジンルーム内パーツをキャンディーオレンジとキャンディーブルーでご依頼頂いた方で、その前には別の車両R129のインマニとヘッドカバーをオレンジと紫でご依頼頂いた方です。なるほど!と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか(笑)。

そちらの画像も紹介させて頂きますね。

benz378こちらはW124のエンジンルーム内のパーツをキャンディーオレンジに塗った時の物で、今回ウィンカーのオレンジを濃くすると言うのはもう必然だったのでしょうね。

benz368こちらはエアークリーナーボックスをキャンディーブルーへの塗装でご依頼頂きました。元はどれも未塗装の状態で、AMGのプレートもシルバーとブラックで塗装しています。

r12927こちらはその前のメルセデスベンツR129のインマニです。素材はアルミ製で、元々はザラザラとした梨地だった物をここまで艶々にしています。届いた時はビックリしましたよ・・・(あまりの大きさと重さで)。

オーナー様のブログには車体なども紹介されていますので宜しければどうぞ!
Good old days ≡Last Samurai ≡

ちなみにオーナー様とは面識は無く、また同様に当店にご依頼頂く方の殆どは実際にお会いした事はありませんが、それでもこういったご依頼を頂けるのは有り難い限りです。何とか信用を裏切らないよう尽力して参りたい次第です。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

BMWパニアケース用カーボンプレート 下塗り

bmw25 先日一回目の下塗りを終えていたBMWのカーボンパニアケースに装着予定のプリプレグカーボンプレートです。最初の下塗りでは20個くらい巣穴が空いていましたから、念のためもう一度下塗りをしておきます。

最初の下塗りではタップリクリアーを塗っていますし、また筆指しもしているので当て板を使って平らに研いでおきます。

bmw26下塗りの為にクリアーを作るとなるとコストが上がってしまうので、手の空いた時に下地処理をしておき、別案件でクリアーを塗る時に一緒に塗らせて貰います。

bmw27 あれだけ空いていた巣穴も大分埋まってくれたようで、クリアーもタップリ塗らなくて済むので比較的綺麗に塗れました。が・・・

bmw28ちっ(いや、すいません。笑。でも今度こそはと思っていて本当にそんな感じでして・・・)。

でも今回はこの一個だけで済んだので次こそはこのまま本塗りに行けると思います。
ただこの穴、恐らく一回目に筆挿ししているところだと思いまして(そのフチのラインが少し膨らんでいるので)、となると底無し巣穴の可能性がありますから、今回は押し込むように筆指しをしておいたので多分次こそは大丈夫だとは思います。

来週からは本体のカーボンパニアケースも作業着手する予定ですのでどうぞもう少々お待ち下さいませ!

マイクスタンド 本塗り

mic9大変お待たせしました! ゼンハイザーのマイクに続いてご依頼頂いておりましたマイクスタンドも無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

尚、他にTREKのフレームやCA18、テールランプ関係などの下地処理も進行しておりますのでどうぞご安心下さいませ。BMWのカーボンパニアケースも来週から下地処理を始める予定です。

mic11 こちらはマイクスタンドの土台部分で、素材は「鉄」で出来ています。裏側は見えないので今回塗るのは表面のみとなります。

mic10 こちらはポールのジョイント部分で、高さを調整する時に回すアレですね。

mic12 土台部分は表面がザラザラしていた為、足付け処理時のペーパー掛けでそれらの突起部分が全て露出してしまいましたから全体にプライマーを塗っておきます。同じく先ほどのジョイントパーツ(あちらはアルミ)も角の下地が露出していたのでプライマーを塗ってあります。

mic13 色は前回ご依頼頂いたマイクと同様、ダイハツムーブの純正色「ディープブルークリスタルマイカ」(カラーコード:B79)となります。粒子の粗いパールが大量に入っているので2コートにしては面白い色ですよね。

mic14STANDOXの原色ではブルーパールだけで4種類あって、その内の一番粗いタイプ(MIX845)が使われています。干渉パールなので粒子自体の光沢感や色変化があり、実はこういったパールは昔は無かったのですが(またはパウダータイプの「ギャラクシーブルー」が該当するかもですが)、新しい車に採用する色として新たに開発~販売されたりします。マツダのプレミアムソウルレッドの赤も既存の塗料(原色)では色が出せなかったらしく、後から新色が出ましたよね。そうやって年々色が増えていきます(廃盤になる色もありますが)。

mic16 鋳物的な素地の粗さは残っていますが、むしろこのゴツゴツ感が面白くなっているかも知れません(全く他人事なコメントですいません・・)。

mic15ポールを仕舞う場合、どうしても塗膜はストッパー部分に擦れてしまうので傷が付いてしまうと思いますから、保管時は挿すのでは無く抜いてバラバラの状態の方が良いかも知れません。

何にしても完成時に一度組み付けしてみますので、良い方法があればお知らせ致しますね。

ではどうぞもう少々お待ち下さいませ!