NBロードスターヘッドカバー 下地修正

road83大変お待たせしておりますNBロードスターのヘッドカバーですが、色々ありまして下地から修正し直す事にしました。ただ既に見通しはついておりますのでどうぞご安心下さいませ。

road84他のヘッドカバー同様に本塗り自体は行いましたので、一応そこの経緯も紹介しておきますね。

road76 と言う訳で本塗りは終わっていたのですが・・・。

road77 エポキシパテで埋めた凹み文字の部分が浮き上がったようになってしまっているのです。

これは文字の部分が凹んだと言う訳では無く、どうやら熱の掛かり方がアルミとパテの部分で違ってしまう為、結晶目の発生に時間差が生じてしまい、そこだけ結晶模様が違ってしまうのです。見る角度によっては殆ど目立たないのですが、さすがにこれでは・・・と言うことでやり直しをさせて頂く事にしました。不都合をお掛けしまして申し訳御座いません。

road78 と言う訳で、改めて溶剤槽に浸けて全ての塗膜を洗い流しました。

ちなみにオーナー様には事前に「こういう事は普通にある」といった旨を説明していまして、ただ通常はわざわざこうやって紹介する事は無く、特に何事も無かったかのように作業を進めています。

こちらの日記で紹介している結晶塗装の仕上がりは全てが良い出来という訳では無く、垂れてしまったりして失敗した場合はこうやって塗り直しているから綺麗な物を紹介出来ているという事なのです。精神的にはかなり凹みますが、モヤモヤしたまま過ごすよりは余程健康的です(多分、ですが・・・)。

road79 と言う訳でパテを埋めた凹み文字部分を削ってみました。パテを塗る前にはサンドブラスト処理もしているので仕上がり自体は何ら問題はありません。ただ当初これを行った時に説明したように、セオリー通り文字を全部削っておくべきだったんですよね。自分で言っておいて何をやっているんだって感じです。

road80文字を全て削る落とす事については強度の点で懸念していましたが、それについては凹み文字の底部分で寸止めするようにして対応しました。周りは多少傾斜になるようにしています。

road81 そして再度軽量エポキシパテ(Z-1パテ)を盛っています。今回はさらに厚みを確保出来るよう、広い範囲にして多少なり嵩上げ出来るようにしています。

road82熱を入れて研磨後、最初と同じように巣穴をエポキシ接着剤(3Mパネルボンド)で埋めます。とりあえず本日ここまで終わった状態です。

ちなみにここまでやらないで、単に塗り方(熱の入れ方)を変えるだけでも上手くいったかも知れないのですが、装着される場所が場所ですので、一応懸念事項は払拭したかった次第です。大変お待たせして申し訳御座いませんが、何卒もう少々お待ち頂ければと思います。

尚、他のヘッドカバーについては無事仕上がっておりますのでどうぞご安心下さいませ(何だかすいません・・・)。ただ紹介は来週になるかも知れませんのでどうか御理解の程宜しく御願い致します(さすがに凹みましたし、改善して見通しがついたところまでは紹介したかったので結構ハードな一日になってしまいまして。すいません)。

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owabi

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ある程度見通しが付きましたら改めてこちらでご報告させて頂きますので、引き続きどうぞ宜しく御願い致します。