フィアット アバルト595テールランプ 本塗り

先日下準備を行っておいたアバルト(フィアット)595の純正テールランプとリフレクターレンズです。

テールランプ中央にはボディ同色に塗られたプラスチック製のプレートが着いていて、知り合いの塗装屋さんから「爪と両面テープで着いていると思われます」といった情報を頂きまして(有難うございました!)、ただその動画を見る限りではレンズが割れてしまいそうな気がしたので、今回は予定通りマスキングで行う事にしました。「割れても構わないから仕上がり重視で!」といった方が現れたらチャレンジしてみたいと思います。

 台にセットし、プラスチックプライマーを塗布します。

 今回はこちらのリヤリフレクターレンズ(ランプ)も承っています。

 濃度は「極薄めと薄目の中間」で、

 以前同様の濃さに施工したテールランプの画像を参考に濃度を調整しています。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

 知らない方がこれ単体で見るとスモークにしているとは分からない程度ですが、元の状態と見比べるとしっかり黒くなっているのが判ると思います。以前投稿して頂いたポルシェ987テールランプの画像が判り易いかも知れません。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

インプレッサGHテールランプ 本塗り

先日下準備を行っておいたスバルインプレッサGHの純正テールランプ一式です。

よく脱脂清掃し、エアーブローで埃を飛ばします。

 予めカットしておいたマスキングシートを、ウィンカーとバックランプ部分に水貼りします。

 その後プラスチックプライマーを塗布し、続けて透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

 マスキングシートを剥がした箇所にプラスチックプライマーを塗布します。

このままクリアーを塗れば「純正風」な仕上がりになりますが、

 今回は比較的しっかり目のスモーク塗装で承っておりますので、以前の施工画像を参考にスモーク塗装も行いました。

 塗装としては赤を塗るよりもこのスモークの方が難しく、特に濃度の微調整は吐き気を催す程のプレッシャーです(恐らく後数年でレンズ系の塗装は引退しようと思っています)。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

このテールランプはノーマルの状態だとメッキの反射が強過ぎる傾向にありますが、むしろそうであればある程透過性有彩色の発色性(彩度と明度)が良くなり、さらにスモークが入る事でコントラストが増して格好良くなります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

オデッセイミラーウィンカー 本塗り

 先日下準備を行っておいたオデッセイ用ミラーウィンカーです。

よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗布します。

 スモークは一度に塗るとムラ・ダマが目立つので、塗料中の含有量を抑えながらコートを重ねていきます。

 ご指定を頂いた画像を確認しながら濃度を調整していきます。こちらは以前施工したメルセデスベンツW204のサイドミラーウィンカーレンズです。

 こちらのプラド150のテールランプです。

 濃度が決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

ぱっと見は真っ黒に見えますが、

光が当たると内部が透き通って見えるのが判ります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。さらにその後、フチにシーラーを塗っておきます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

インプレッサG4テールランプ 本塗り

 先日下準備を行っていたテールランプ等レンズ関係の部品一式です。被塗面を#800→#1300相当の空研ぎで足付け処理を行いました。

 こちらのインプレッサG4のテールランプはどうやら以前に缶スプレーか何かで塗装がされていたらしく、殆ど落とされてはいたのですが、多少なりフチなどにはそれが残っていたので、#500相当(アシレックススカイ)でしっかり落としておきました。

 画像は本塗り前日の状態で、ブース内の床・壁・台をスチーム洗浄して埃を洗い流し、脱脂・撮影までも終わらせておきます。

 そして本塗り当日です。予め用意しておいたマスキングシートをウィンカー&バックランプ部に水を使って貼り付けます。貼った後はドライヤーなどは使わず、敢えて水分を残すようにして後で剥がしやすいようにしておきます(塗装に問題はありません)。

 プラスチックプライマーを塗り、透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

 マスキングシートを剥がし、再びプラスチックプライマーを塗布します。ちなみにプラスチックプライマーを塗ってからマスキングシートを貼ると多分大変な事になります(糊がレンズ側に残って地獄のような惨事に・・・)。

 続けてスモークを塗布します。

濃度はこの時の施工例を参考にして調整しています。

濃度が決まったらここでベースコートが完了です。大抵はこの時点で昼食にします。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーで、今回のターンは全てこちらとなります。

車体を塗っていた時に比べるとクリアーの設定は比較的遅めにしていて(例えば今回だと雰囲気温度10℃でMSハードナー15-30:2Kシンナー15-25)、さらにエアー圧を抑えてガン距離を近くし、ガンから吐出されたクリアー中の溶剤分を極力揮発させないまま被塗面に塗着させるようにしています。

塗り足りないところがあるとそこで「タレ」を生じますが、全体が流れ続けるような塗り方にする事でそれを防ぎ、レベリング重視の、塗り肌が残り難い仕上げにしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!