スバルエンブレムメッキ枠 下準備

先日お預かりしておりましたスバル純正エンブレム(前後)です。

その後アクリルのエンブレムとメッキの枠を分解し、純正と同じような感じで両面テープをレーザーで作成しておきました。

 メッキの枠には素地調整を行い、まずはプライマーを塗布します。

 熱は掛けずにある程度乾燥させたら、

 続けてサーフェサーを塗布します。

 完全硬化後にはサフェ研ぎも行うので、下地が出ないよう3コート程塗っておきます。

プライマーとサーフェサーは裏側に回り込むように塗っています。

こちらは艶ありの黒で、エンブレムとテールランプはスモーク塗装となりますから、どちらも並行して同じくらいに完成出来るようにしたいと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

S-WORKSステム 下準備

 先日お預かりしておりましたS-WORKSのアルミ製ステムです。

現状は黒アルマイト処理が施されていて、このままだと塗装(プライマーも)密着しませんから、まずは足付け処理を行います。

 足付け処理の方法は色々ありますが、今回のような形状だとペーパーがしっかり当てられない箇所があるのでサンドブラスト処理を行います。

ただしサンドブラストだと元々ある凸凹がそのまま残ってしまうので、まず最初にそういった部分を削っておきます。上面にあったS-WORKSのロゴ周りを#120のダブルアクションサンダーで平らにし、目立つ平面部分の梨地を#180で均しました。仕上がった時に艶が出るようにですね。

 ネジ穴にボルトを挿し、フォークが入る穴の内側をマスキングします。

 マスキングテープを貼るだけだとブラストのエアーで飛んでいってしまうかも知れないので、マスキングテープの芯に切れ込みを入れてC型にし、穴に差し込んでいます。

 サンドブラストを行いました。

 酸化アルミニウム被膜が取れて、これでようやく塗装が出来る状態となります。

ボルトが入るフランジ部分(の谷ライン)もしっかり足付け処理が出来ました。

 その後リン酸処理と洗浄を行い、マスキングを行いました。

 そしてプライマーを塗布します。今回は一緒にWRX STIのエンブレムメッキ枠を一緒に塗っています(ただし使っている材料は全く違います)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

キーボード枠3点塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたキーボード枠部品3点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

ベージュの物は既存の着色樹脂と同じような色に、黒い方は以前ご依頼頂いた時と同じスタンドックス原色のMIX812でご依頼を頂きました。

 クリアーは艶消し仕様となります。

 PCを使った事がある方なら判ると思いますが、キーボードの樹脂は使っている内に皮脂で溶けてしまい、よく触れるところだけ艶が出てしまったりします。

今回の塗装はそういった事の防止で、なので色はそのままでといったご依頼になっているのだと思います。

 上段の二個はどちらも同じ物と思われます。

 下段の方はテンキーが着いた、少し長い形状になっています。

 ちなみに私もテンキーは無いタイプを好んで使っていて、その理由はマウスまでの到達距離です。

 元々間借りでやっていた時はスペースの問題でテンキー無しのキーボードにしたのですが、慣れるとそれが無い方がトータルでの作業効率は良くなるんですよね。

 ちなみに今はキーボードが左右で分割されたKinesis Freestyleも使っています。慣れないと使いにくいのですが、頚椎を痛めてからとにかく体が楽になる姿勢を模索しています。

 艶消しクリアーはウェットに塗っていますので見た目はサラサラですが、触るとツルンとしていて、傷が付き難くなるようにしています。

 それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂きまして誠に有難うございました!