RB26→RB28タイミングベルトカバー 下塗り

 先日サーフェサーを塗っておいた日産スカイラインGT-R RB26エンジン用タイミングベルトカバーです。その後熱を入れて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

 いつものタイミングベルトカバーに比べると全体に歪が多く、#320に木を当て板にしてガッツリ研ぎ出し、その後#400で均しました。

 凸文字の部分は#120まで粗研ぎを行っておいたので、その後の続きで#180→#240と研ぎ出します。ここまでは空研ぎです。

 その後は#600の水研ぎで全体の細かいラインを整えます。

 凸文字の部分は普通の当て板では研げないので、

 2ミリと3ミリ厚のアクリル板を当て板として研ぎました。

 この後はいつもなら#800~#1200、布状研磨剤などを使ってペーパー目を均しますが、今回は本塗りを二回に分けて行うので#600でフィニッシュとします。

 よく脱脂清掃し、下塗り準備完了です。

 アルミ素地が露出した箇所にはスポット的にプライマーを塗布します。

 先に裏側にベースコートの黒を塗布しました。

 続けて表側に調色済みのベースコートを塗布し、よく乾燥させたら凸文字以外の部分を養生=マスキングします。ソリッドカラーなら大丈夫ですが、パール・メタリックは少しでも傷が付くとそのまま残るので、ペーパーが当たらないようにです。

 #240→#320→#400→アシレックススカイ→アシレックスレモンで仕上げます。

 タッククロス(粘着剤が着いた不織布)とエアーブローで研ぎ粉を除去し、金属が露出した部分に密着剤を塗布します。

 そしてクリアーを塗って下塗り完了です。

表面張力でフチが盛り上がらないようクリアーの希釈率はいつもより多めにして(15%→20%)、塗り方も控えめにしています(なので肌が粗いです)。

この後はいつも通り熱を入れて塗膜を硬化させ、再び全体を足付け処理して今度は艶消しクリアーで本塗りを行います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!