TELEFUNKEN M80マイク塗装承ってます

先日到着しておりましたテレフンケンM80ボーカル用マイクです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は紫系メタリックカラーへの塗装で承っています。既存の塗装は肌が悪いので、塗装前には表面をある程度研磨して均してから塗るようにします。

色に関してはこちらのマイクの画像を参考に、通常の2コートメタリック(またはパール)で似たような色を作成しようと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

レンジローバーリヤゲートモール塗装承ってます

先日到着しておりましたランドローバーレンジローバー用のリヤゲートモールです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状は単なるシルバーに見えるのですが、

こちらは近年内装パーツ等でよく見る「メッキの上にクリアーが塗ってある」仕様となります。少し前にお預かりしているスイフトスポーツのシフト枠も同じような感じですね。

判断の仕方としては、表面をペーパーで研磨すると普通の塗装のように傷が付きます。画像の物で番手は#1300(アシレックスオレンジ)です。

本来であれば既存のクリアーを全部剥がし、メッキ素地用の下地処理を行いたいところですが、それだとかなりの手間(コスト)が掛かってしまう為、大抵の場合はこのまま足付け処理のみを行って上から塗り重ねる方法で対応しています。

色に関しては事前に色見本帳をお貸出しし、

その中からこちらのアルファロメオ「GRIGIO TOURING/TITANIO 」(カラーコード:585A)を、またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っています(色見本上だと「フィアット」になっていますが、実はアルファロメオの色となります)。

ちなみにこちらのオーナー様は10年くらい前にKONAの自転車フレームの塗装をご依頼頂いた方で、参考までにそちらの画像も紹介をさせて頂きます。

丁度ブログをCGIのページからワードプレスに変更した時期なので作業工程の記事が判り難いのですが、一応こちらのページで画像は確認出来るようになっています。

あと昔のフォルダから他の画像も探し出し、Twitterにもアップしました。被写界深度が浅くて格好良く見える反面、仕上がった塗装を見せるという点ではインチキ臭い傾向に見られ、現在の撮り方とは違っているのが判るかと思います。

ツイッターは過去に紹介した内容を再利用して投稿しているような感じで、ただインスタグラムより全然手間が掛からないのに、営業的には大きな効果が得られています。長年続けていたGoogle AdwordsとYahooの広告はとっくに辞めているのに、段ボールを保管している部屋にはもう置き場所が無い状態が続いています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

スーパーセブン カーボンフェンダー 下塗り(4回目)

先日に引き続き、クリアーの下塗りを行っているロータススーパーセブンのプリプレグカーボン(ドライカーボン)製リヤフェンダーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

かなり綺麗に仕上がっているように見えますが、前回紹介したようにまだ激しい歪が残っていますので、完全にとは言わないまでももう少し下塗りを行って良くしていきたいと思います。

今までと同じ様に#320のダブルアクションサンダーで全体を研磨し、その後手研ぎ#400で曲面やフチを研磨足付け処理をします。

パテやサフェは使えないので、高い箇所を研磨し、低い箇所のクリアーを残すといった地道な作業の繰り返しとなります。

なので通常はウレタン系のクリアーでは無く、乾燥硬化の早いポリエステル系が使われるのが一般的かと思います。パン工場のようにベルトコンベアーの途中に紫外線が照射されるトンネルがあって、塗った物がそこを通過して出てくるともう塗装は固まっていて、それにクリアーを塗ってまたコンベアーで流せばすぐに固まるというような感じだと思います(しかしその結果が今回のような剥離に繋がっているのかも知れませんが…)。

よく脱脂清掃し、前回と同じくひっくり返して裏のフチからスタートします。

まずここでクリアーを2コート行い、

表にひっくり返して3コートクリアーを塗ります。

手前側面部分はラインが整っているのでそんなにクリアーを塗る必要が無く、

なのでそこは塗り足りないくらいの肌になっています。下塗りはまだ続くので問題ありません。

また歪(凹み)が酷い箇所にはピンポイントでクリアーを塗ったのですが、やはりと言うか局所的に塗り込むとそこでクリアーの流れが止まってしまう為、激しいタレが生じています。ただしこれも後で削るので問題はありません。

この後はいつものようにまずは自然乾燥させておき、他のご依頼品の物と一緒に恒温機に入れて60℃40分程の熱を掛けて硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!