レンジローバーリヤゲートモール塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたレンジローバー用リヤゲートモールの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はメッキの上に艶消しクリアーが塗られたような状態で、

事前にお貸出しをした色見本帳の中からこちらの色=アルファロメオ「GRIGIO TOURING/TITANIO 」(カラーコード:585A)を選んで頂き、塗装を施しています。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

 クリアーには高品位なタイプのクリスタルクリアーを採用しています。

こちらの面は下側で、左右の穴にナンバー灯、中央の穴にオープナーが装着される事になるかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用いただきまして誠に有難う御座いました!

レンジローバーリヤゲートモール 本塗り

先日お預かりしておりましたランドローバー レンジローバーリヤゲートモールです。

こちらの製品は恐らくメッキの上に艶消しクリアーが塗られた状態で、よく見ると表面にゴミが混入しているのが判ります。#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理をしています。

まずはベースコートを塗布します。

色は事前にお貸出しした色見本の中から、アルファロメオ「GRIGIO TOURING/TITANIO 」(カラーコード:585A)を選んで頂いての採用となります(色見本上だと「フィアット」になっていますが、実はアルファロメオの色となります)。

ベースコートは3コート程で、しっかり乾燥させたら、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

クリアーは2コートで、一回目を60%くらいの力で、2回目を70%~90%といった感じで塗っています。

勿論全体を100%の力で塗れればそれが理想的なのですが、そうするとワンミスで失敗=場合によっては塗り直しとなるので、人間の力としては中々難しいと思います。が、いずれ3Dスキャンで形状を立体的に読み込み、その日の気温や湿度、塗料の粘度やエアー圧等までをAIが最適化して、機械による完璧な塗装が出来る日も来るかも知れませんね。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンジローバーリヤゲートモール塗装承ってます

先日到着しておりましたランドローバーレンジローバー用のリヤゲートモールです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状は単なるシルバーに見えるのですが、

こちらは近年内装パーツ等でよく見る「メッキの上にクリアーが塗ってある」仕様となります。少し前にお預かりしているスイフトスポーツのシフト枠も同じような感じですね。

判断の仕方としては、表面をペーパーで研磨すると普通の塗装のように傷が付きます。画像の物で番手は#1300(アシレックスオレンジ)です。

本来であれば既存のクリアーを全部剥がし、メッキ素地用の下地処理を行いたいところですが、それだとかなりの手間(コスト)が掛かってしまう為、大抵の場合はこのまま足付け処理のみを行って上から塗り重ねる方法で対応しています。

色に関しては事前に色見本帳をお貸出しし、

その中からこちらのアルファロメオ「GRIGIO TOURING/TITANIO 」(カラーコード:585A)を、またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っています(色見本上だと「フィアット」になっていますが、実はアルファロメオの色となります)。

ちなみにこちらのオーナー様は10年くらい前にKONAの自転車フレームの塗装をご依頼頂いた方で、参考までにそちらの画像も紹介をさせて頂きます。

丁度ブログをCGIのページからワードプレスに変更した時期なので作業工程の記事が判り難いのですが、一応こちらのページで画像は確認出来るようになっています。

あと昔のフォルダから他の画像も探し出し、Twitterにもアップしました。被写界深度が浅くて格好良く見える反面、仕上がった塗装を見せるという点ではインチキ臭い傾向に見られ、現在の撮り方とは違っているのが判るかと思います。

ツイッターは過去に紹介した内容を再利用して投稿しているような感じで、ただインスタグラムより全然手間が掛からないのに、営業的には大きな効果が得られています。長年続けていたGoogle AdwordsとYahooの広告はとっくに辞めているのに、段ボールを保管している部屋にはもう置き場所が無い状態が続いています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

RANGE ROVER engine cover “wrinkle finish paint”

img1632 4年くらい前に御依頼頂いた2ndレンジローバーのヘッドカバーです。元々塗装はされているのですがアルミ素地からの腐食が酷い状態でした。

img1738 旧塗膜を剥がすのは剥離剤では無く、主に廃棄物として捨てる筈のシンナーを溜めたタンクに数日浸け置きして剥がす方法を行っています。剥離剤に比べると威力が弱いのでそのままでは剥がれない事もありますが、何よりあの超刺激物を使い捨てる必要が無くなったのでこの方法が気に入っています。

img1746 腐食が酷い場合はサンドブラストを行います。と言っても強制的では無く、最終的な判断はオーナー様に委ねるようにしています。聞かれればアドヴァイスを差し上げますが、余り積極的に作業(費用)を上乗せするのは好きじゃ無いですしね。10年以上問題が起きない様にして欲しいと言う方も居れば、2年持てばそれで構わないという方もいらっしゃいますので。

img1764 ただその後のリン酸処理とプライマーに関してはほぼ強制的な感じで見積もりに形状させて頂いています。さすがにプライマーも塗らずいきなり金属素地に上塗りは出来ませんからね。

img1780 純正の塗装は塗ってそのままの仕上がりですが、折角凸状になっていると言う事もあって、最後に天面を面研する内容で承っています。

作業方法は至ってシンプルで、傷を付けたくな部分にはマスキングをし、それ以外の部分を削って光らせます。

img1782 削る方法としては最初はエアーツールを使い、その後は手研ぎで#240→#320→#400→#600→#800といった順番に徐々に番手を細かくして仕上げます。

img1783 最後は一応防錆の為にクリアーを筆で塗っています。プライマーでは無いので厳密にはちゃんとした防錆処理ではありませんが、何もしないよりかはと言う事でこれはサービスで行っています。オリジナルに拘る方や、毎週磨いてワックスを掛ける事が出来る方はクリアーは塗らずそのままの方が良いと思います。

img1784遠目からの撮影だと結構誤魔化しが効いたり、そもそもデジカメでの撮影であれば後から編集し放題と言う事もあるので、仕事での撮影ではRAWでは無くJPEGで、サイズの変更以外では殆ど無編集にするようにしています。

img1038その後別の案件では赤の結晶塗装を施した物もあったりします。どちらが良いと言う訳では無く、この辺は完全にオーナーの好みで、そもそも純正の塗装は結晶塗装では無く単なる半艶の黒みたいな塗装なのですが、コスト(と重量増)を惜しまないレンジローバーでこれはちょっと勿体無いですよね。

img1039 デザインはちょっとレトロっぽい感じが否めませんが、鈍い銀色のアルミ素地を露出させると断然格好良いですよね。

img718 その他サージタンクも御依頼頂きました。こちらは表面が面研されているので、むしろヘッドカバーよりも格好良く出来ています。

img810先日お客様から頂いた言葉なのですが、「何よりも画像があると説得力が全然違いますよ!」と言う事で、中々大変ではありますが何とか今後もこのスタイルを続けていければと思います。まあ他には何も出来ませんしね。

 

レンジローバーコーナーレンズ&サイドマーカー スモーク塗装 完成

range10 大変お待たせしました!レンジローバー2ndのフロントコーナーレンズとサイドマーカー、「標準濃度」のスモーク塗装で完成となります。

range13 スモークは比較的しっかりと掛かっていますが、濁ったような黒さになっていないのが判ると思います。私的には元々スモークと言うのは好きじゃ無かったのですが(そもそもディーラー勤めでしたし)、ただやるならばと言うことで、透明感や質感、濃度の調整などにも対応出来るようにしました。単に黒くするだけでは無く「高級感」が感じられるようにですかね。

range34こちらが元の状態です。レンズも塗膜同様、長く使っていれば小傷が付いたり表面が劣化して艶が無くなったりしますから、塗装ではそう言うのも払拭出来ると思います。

range12夕方以降はさらに黒味が増し、日中はしっかりオレンジ色も確認出来る程に見えると思います。

range11ウィンカーレンズもお揃いでスモーク塗装を承りました。スモーク塗装でコントラストがはっきりしましたからガラスのような質感に見えますよね。また高品位なクリスタルクリアーの質感も素晴らしいと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度も当店をご利用頂き有り難うございました!