ヤリスドアインナーパネル塗装承ってます

先日到着しておりましたトヨタヤリスの内装ドアインナーパネルです。こちらのオーナー様は以前同車のテールランプ一式のスモーク塗装をご依頼頂いた方で、この度も当店をご贔屓頂きまして誠に有難うございます!

今回ご依頼頂いたのはパネルに装着されるこちらのシルバーに塗られた部分で、

こちらを「プラチナホワイトパールマイカ」(カラーコード:089)へ、またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様への変更で承りました。

こちらのパーツは脱着が可能で、土台部分は確認用の為に一緒に送って頂きました。時々パーツ一体でマスク型を使って部分的に塗られているパーツがあり、あれをマスキングで(綺麗に)塗り直すのは非常に大変ですから、ちゃんと外れて本当に良かったです・・・!

それでは作業が進行次第また紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ホンダS660ステアリングガーニッシュ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたホンダ純正S660用ステアリングガーニッシュの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は黒に塗られた新品状態だった物に、

「アクティブグリーンパール」(カラーコード:GY35P)の色で塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

パールが効いた鮮やかなグリーンで、室内が華やかになりそうな色です。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

BMW ALPINAヘッドカバー 本塗り

先日お預かりしておりましたBMW ALPINAのヘッドカバーです。

最初にアルカリ槽に浸けて洗浄し、その後溶剤槽に浸け置きをして既存の塗膜を剥がしておきました。

その後リン酸処理を行い、

洗浄してよく乾燥させておきます。

まずは全体にプライマーを塗布し、

ホースパイプ取り付け部にベースコートの黒を塗り、乾いたらマスキングをしておきます。

そして結晶塗装用の塗料=リンターを塗布します。

全体が均一になるようウェットに6コート程を塗り重ねました。

その後140℃程の熱を掛けて塗膜を硬化(熱重合)させたら本塗り完了です。

色は元々あったハンマートン塗装の色味に似せています。

ちなみに一回目の塗装では上手く結晶目が出せず、一旦全部洗い流した後、もう一度塗り直す事としました。

その甲斐もあって二回目の本塗りでは美しい結晶目に仕上げられたかと思います。

結晶塗装は通常の塗装と違って熱を入れてみないと最終仕上がりが判らなく、なので思ったような目になっていなかったら再度塗り直すという事が大体3回に1回くらい起きています。今回はシンナーで洗い流していますが、塗膜はそのままで表面を研磨して均した上で塗り直す事もあります。

これは車体を塗っていた時も同じような事があって、商売としては余り良い傾向では無く、なのでいずれ結晶塗装は受付を停止すると思います(とは言っても工場の引っ越しは当面しない事にしたので当面は今まで通りに出来ると思います)。

 

この後は後日120℃30分程の熱を掛けて二度焼き目を行い、凸部を研磨して光らせます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

Aarkeソーダサーバー 本塗り

先日お預かりしておりました炭酸メイカー=aarke(アールケ)のソーダーサーバー・マシーンです。

状態としてはほぼ新品ですので既存の塗膜はそのままに、表面を#400~#800で研摩して肌を均し、足付け処理を行います。

一つ一つ手で持って塗れるよう、芯棒に固定して台に挿しています。

本体の柱部分はパイプ状の円柱形状で、こちらは長めの塩ビパイプに段ボールを巻き付け、それを筒の中に通して固定しています。

よく脱脂清掃し、本塗り開始です。

ベースコートを1回だけ塗った状態です。左奥が元々の白で、右手前が今回ご指定頂いたポルシェ「SAND WHITE」(カラーコード:R6)となります。黒とオーカーが入ったアイボリー色です。

ベースコートは3コート程塗り、十分乾燥させます。この状態でも艶消しですが、強度的には缶スプレー(ラッカー塗料)とさほど変わらないので、

最後に艶消しクリアー(2液ウレタン樹脂)を塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは艶消し仕様、塗ったばかりの時は艶がありますが、ここから徐々に艶が消えていきます。

艶消しというとサラっと塗るようなイメージがありますが、基本的には艶ありクリアーと同様ウェットに2コート塗ります。これによりツルンとした上品な質感と、傷の付きにくい滑らかな塗膜になります。

その後はゴミが着かないよう一時間程ブースを回しっぱなしにして自然乾燥させます(風が止まるよりも流れがあった方がゴミは着き難くなります)。

しっかり艶が消えたのが判ると思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。組付け作業があるので出来るだけ長く寝かしてからにしようかと思います。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

NISMOフューエルキャップ 本塗り

先日シルバー&クリアーを塗装しておいたNISMOのフューエルキャップです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

凹み文字の周りが凸凹していたので砥石を当てて平らに均してみると、てっきりクリアーが表面張力で盛り上がっているのかと思っていましたが、どうやら文字の周りが一段低くなっているようです。

その後ウォッシュコンパウンドとナイロンブラシを使って足付け処理を行います。

台にセットし、よく脱脂清掃&エアーブローを行ったら、

NISMOの凹み文字の周りをマスキングします。

まずは「O」の部分に赤(フェラーリロッソコルサ:300)を塗布します。ベースコートです。

続けて残る「NISM」の部分に黒を塗ります。こちらもベースコートです。

マスキングを剥がすとこのような感じになります。

余分をシンナーで拭き取り、さらにペーパーを掛けて輪郭を整えます。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

よくプラモデル等の塗装でこういった窪みにエナメル塗料(フタル酸樹脂のような溶解力の弱い塗料)を流し込むような方法がありますが、こちらはそれとは全く違う内容です。

耐久性はどの部分をとっても自動車車体の補修塗装と同様で、ガムテープを貼って剥がしても、シンナーで拭き取っても色が落ちる事はありません。勿論長時間シンナーに浸したりしたらマズイですが、給油時にガソリンが着いた手でそのまま触れるような事をしても全く問題はありません。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!