日産NOTEリヤブレーキカバー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていた日産ノートe-Power(HE12型)ニスモSのリアブレーキカバー塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は艶消し黒に塗装されていて、ただピカピカの金属素地にそのまま塗られていた為、

溶剤槽に浸け置きして既存の塗膜を剥がし、サンドブラストで足付け処理を行いました。

その後プライマーを塗って防錆&上塗り塗料の密着性を高め、

色はニスモレッド(カラーコード:LA10)、クリアーは艶消しで塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

ボルトが打ち込まれた箇所=ホイール当たり面はクリアーは塗らず、プライマーと色(ベースコート)のみの薄膜仕上げとしています。

艶消しクリアーにはシリカゲルが入っていて、それによって色の見え方が若干白っぽくなる傾向にあります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。また追加でご依頼頂いたNISMOのフューエルキャップカバーも完成次第改めて紹介させて頂きます。

まずはこの度のご依頼、誠に有難う御座いました!

メルセデスW124 M103ヘッドカバー 素地調整

先日お預かりしておりましたメルセデスベンツW124 M103エンジンのヘッドカバーです。その後アルカリ槽に浸け置きして油汚れを除去し、さらにシンナー槽に浸け置きして旧塗膜をある程度剥がしておきました。

この型のヘッドカバーは裏側にも塗装が施されていて、この状態ではそれが完全には剥がせてはいませんが、

その後専門店に御願いして、強力な直圧ブラストで綺麗にして頂きました。

ちなみに以前は剥離も一緒に御願いしていましたが、ちょっとした事故があったので(その時のオーナー様も確認&解決済みです)、その後はある程度でも旧塗膜は当店で剥がしておく事になりました。時間が長めになっているのはその為ですね。

その後スプレーガンに入れたシンナーで洗い流すように全体を脱し清掃し、

まずは裏側に浸透型エポキシプライマーを塗布します。

ただしスプレー塗装だとこういった隙間の奥まで届かず、

なのでそういった箇所はシンナーで希釈したプライマーを筆で一つ一つ虱潰しにしていきます。

怪しい箇所を全て筆挿ししたら、

もう一度全体にスプレーガンで塗布します。

その後一旦60℃20分程の熱を掛けて塗膜を半硬化させ、

続けて表面にもプライマーを塗ります。

同じ様にまずは全体に1コート塗ります。

そうするとささくれてスプレーでは入りきらない箇所が見えてきます。

マグネシウム合金は腐食すると表層が剥がれて膨れるような感じになります。

スプレーだけではそういった箇所に塗料が入りきらない為、

同じ様に希釈したプライマーを筆挿ししていきます。

そして最後にもう一度全体にプライマーを塗布します。

それでも埋まり切らない箇所にはさらに筆挿していきます。

大抵は時間が経つとまた巣穴が空いていたりするので、この状態で自然乾燥させ、翌日もう一回筆挿しをしてから熱を入れて本硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ホンダフリードリヤメッキガーニッシュ塗装 完成

先日本塗りを終えていたホンダフリードGB5の純正リアメッキガーニッシュです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、元々貼ってあったクッションテープを取り付けます。

ゴムもプラスチック同様そのまま両面テープを貼っても剥がれてしまう為、プライマーを塗布します。刷毛で塗ったりするタイプもありますが、今回は段ボールに固定してスプレーで塗布しました。一回目が塗って乾いたらテープを剥がして端も塗っておきます。

新たな両面テープを貼り付け、剥がす前の状態の画像を見ながら元の位置に戻します。

そして完成です。お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

元々はABS樹脂に装飾クロムメッキが施された物で、この状態のまま密着剤(スプレー糊のような物)を塗って上塗りしてしまえばかなり楽に出来るのですが(わざわざクッションテープを剥がす必要もありません)、その場合「点」では無く「面」で抑えているだけなので、経年劣化や何かのきっかけ(飛び石や高圧洗浄)で塗膜がペリペリと剥がれてくる可能性が高いです。

色はホンダ純正「クリスタルブラックパール」(カラーコード:NH731P )となります。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

黒・青・緑系の原色に、極少量のブルーパールが含まれた配合となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

Brembo Brake 8Pot×4pot

8pod×4podブレンボキャリパーを、トヨタ5A3のイエローに塗装を施しました。

元々は色褪せたようなレモンイエローで、

この塗膜を一旦剥がし、サンドブラスト処理→プライマー塗装を行った上で新たな色に塗り直しています。

サンドブラスト等の下地処理についてはそれ専門の方に委託していて、それにつきましてはこちらのページが判り易いかと思います。

bremboのロゴ部分は凹んでいて、その部分は黒色に塗り分けています。

この部分はプラモデルの塗装のように黒い塗料を流し込んで塗っている訳では無く、一旦イエローで仕上げた後、改めて足付け処理を行い黒を塗装、さらに全体にクリアーを塗って仕上げています。ですので純正の塗装のように経験で塗膜が浮いて剥がれたりはしません。

ボルト取り付け部や車体当たり面等はクリアーを塗らず、プライマーとベースコートの黒のみで薄膜に留めています。

レクサスナンバーブラケット塗装承ってます

先日到着しておりましたレクサス純正のナンバーブラケット(ナンバーフレーム)です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はトヨタシエンタのボディカラー「NEW BEIGE」(カラーコード:4V6)の塗色に、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

多少傷がありますが、装着されるとそれらは見えなくなるとの事ですので、下地処理は足付け処理のみで上塗りを行う予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!