NISMOフューエルキャップ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたNISMOフューエルキャップの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はシルバーが塗られていた物に、

日産純正色のブリリアントシルバー(カラーコード:K23)で一旦仕上げ、

その後再び下地処理を行った上で「NISMO」の凹み文字部を塗装、全体にクリアーを塗っています。

よくありがちな窪みに塗料を流し込む方法では無い為、経年によってその部分が浮いたりペリペリと剥がれたりする事はありません。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの使用となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

NISMOフューエルキャップ 本塗り

先日シルバー&クリアーを塗装しておいたNISMOのフューエルキャップです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

凹み文字の周りが凸凹していたので砥石を当てて平らに均してみると、てっきりクリアーが表面張力で盛り上がっているのかと思っていましたが、どうやら文字の周りが一段低くなっているようです。

その後ウォッシュコンパウンドとナイロンブラシを使って足付け処理を行います。

台にセットし、よく脱脂清掃&エアーブローを行ったら、

NISMOの凹み文字の周りをマスキングします。

まずは「O」の部分に赤(フェラーリロッソコルサ:300)を塗布します。ベースコートです。

続けて残る「NISM」の部分に黒を塗ります。こちらもベースコートです。

マスキングを剥がすとこのような感じになります。

余分をシンナーで拭き取り、さらにペーパーを掛けて輪郭を整えます。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

よくプラモデル等の塗装でこういった窪みにエナメル塗料(フタル酸樹脂のような溶解力の弱い塗料)を流し込むような方法がありますが、こちらはそれとは全く違う内容です。

耐久性はどの部分をとっても自動車車体の補修塗装と同様で、ガムテープを貼って剥がしても、シンナーで拭き取っても色が落ちる事はありません。勿論長時間シンナーに浸したりしたらマズイですが、給油時にガソリンが着いた手でそのまま触れるような事をしても全く問題はありません。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

NISMOフューエルキャップ 下塗り

先日お預かりしておりましたたNISMOのフューエルキャップです。全体を#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で空研ぎし、

ウォッシュコンパウンドとナイロンブラシを使って細部まで足付け処理を行います。

良く脱脂清掃し、本塗り開始です。

ちなみにご依頼内容はNISMOの凹み文字部を黒と赤への塗装ですが、現状のままそれを行う事は出来ない為、

改めてシルバーで塗り直します。

色は日産純正色のブリリアントシルバー(カラーコード:K23)となります。

そしてクリアーを塗って下塗り完了です。お待たせしました!

ちなみに既存の状態のまま凹んだ文字部に塗料を流し込むという事も作業的には可能ですが、それを行うと経年でこのような感じに塗装が剥がれたり浮いたりするので、当店ではお受付しておりません。

この後は熱を掛けて塗膜を硬化させ、再度足付け処理を行って凹み文字部を塗装、最後にもう一度全体にクリアーを塗ります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

NISMOフューエルキャップ塗装承ってます

先日到着しておりましたNISMOのフューエルキャップです。こちらのオーナー様は先日日産ノート用のリヤブレーキカバーをご依頼頂いた方で、追加でこちらも承りました。この度もご贔屓いただき誠に有難うございます!

素材はアルミ製で、シルバーの塗装が施されていて、今回はこちらの「NISMO」の凹み文字部の「NISM」を黒に、「O」を赤への塗装で承っております。赤は以前施工したNISMOドライカーボン製導風板と同じくフェラーリロッソコルサを使用します。

ただこの窪みに塗料を流し込むような事は出来ませんので(私の知る限り仕事でそんな事をする塗装屋さんを知りません)、一旦ベース部分のシルバーも塗り直す事とします。シルバーは日産純正色「ブリリアントシルバー」(カラーコード:K23)、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。

周りのネジは塗装しないので一旦外しておきます。

凹み文字部の塗り方については、以下の記事が判り易いかと思います。

この時の塗り方としては、まず一旦赤のベタ塗りで仕上げ、その後再び足付け処理をして黒(ベースコート)を塗り、余分を拭き取り&削り落してもう一度クリアーを塗る、といった内容となります。

他にはかなり特殊ですが、以下のような事例もあります。

この時はシルバーの塗装と結晶塗装の組み合わせだったので、凹んだ部分のマスク型をパテで作るという工程で対応しました。凹んだ部分を塗る為だけでかなりのコスト高になるので余り現実的では無いかも知れません。

他には・・・、

バイク用のブレンボキャリパーで、周りの黒アルマイトを傷付けず、凹んだ内側のみをサンドブラストしてスプレー塗装するという方法もあります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。この度もご贔屓いただき誠に有難うございます!