スバルアウトバック グリルモール枠塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスバルアウトバックBS9 X-BREAK用グリルモール3点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

周りの枠は元々艶ありの黒で、中央のモールは艶消しのグレーメタリック(ガンメタ)でした。

そちらを艶消し黒に塗装しました。

ベースカラーはSTANDOX原色のMIX571で、その上に艶消しクリアーを重ねた2コート仕様となります。1コートで終わらせる仕様(1コートソリッド)もあるのですが、作業時間が短縮できる以外にメリットが少ないので今使う事は殆どありません。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

しっかりウェットで塗る事で、傷の付き難いツルンとした艶消しに仕上げています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ホンダS660カーボンルーフ 本塗り

先日下準備を行っておいたS660 ModuloX VersionZ用の八千代工業社製CFRPルーフハードトップです。

よく脱脂清掃し、エアーブローを行って埃を飛ばします。

通常であれば手で持ってこの場所=排気浄化装置の前で塗りますが、比較的大きい物ですので、回転台に乗せて塗装を行うようにします。

まずは透明なベースコート=ベースクリアーを塗布します。今回のようなベタ塗りであれば(ボカシ作業が必要無ければ)そのまま色を塗るのが基本ですが、素地のカーボンを活かした塗装=変則キャンディーカラーの場合はちょっとしたミストムラ(静電気によるムラ)が出るのも防がなければならない為、ボカシ際と同様の方法で行っています。

予め作成した塗料を、さらにベースコート用樹脂(STANDOX MIX599)で希釈し、薄く塗り重ねていきます。

本来なら3コートで済むような塗装を、倍に希釈して6コートに分割して吹きムラを出さないような作戦となります。中研ぎも出来ないので(ペーパー目がそのまま残る恐れがあるので)埃が付かないよういつも以上に気を遣う必要がある為、ストレスで胃が締め付けられる感じです。

ベースコートを重ねながら、予め作成した色見本と見比べてカーボン地の透け具合と色味を確認します。

理想としては色板の4種類ある内の右から二番目で、

ただし色板のカーボンと実際の被塗物(ルーフ)とのカーボンでは色味が違う為、色々な角度や見え方を探りながら良さそうな塩梅を見つけます。

塗りが足りないと赤味(ボルドー)の発色が少なく、逆に塗り過ぎるとカーボン地が見えなくなってしまうので、最後の方はさらに希釈率を上げて(樹脂分の比率を上げて)、ほぼ透明なくらいのコートで微調整を行っています。

ブース内の照明を片側だけ落としたりして色々な環境で見て良い具合になったら、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

今回の塗色に使われているパールは赤系が2種、イエロー系が1種、ホワイト系が1種となっていて、パールは光源によってそれの見え方(効き方)が変わりますから、見る角度によってはカーボン目が目立たず、逆に違う方向や環境によってはしっかりカーボン目が確認出来るようになっています。一般的なキャンディーカラーより余程気を遣うので精神的な負担がかなり大きいです。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。磨き作業も行うので少し長めになるかも知れませんが、どうぞもう少々お待ち頂ければと思います!

レクサスRCFテールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたレクサスRCF純正テールランプ一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容はスモーク塗装ベタ塗りで、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っております。

以前施工した同型テールランプを紹介します。

濃度もこの時を参考に合わせるようにします。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

TOYOTA 2000GTヘッドカバー 旧塗膜剥離

先日お預かりしておりましたトヨタ2000GTのヘッドカバーとエアークリーナーボックスの蓋です。

作業着手のタイミング的にはかなり早いのですが、先に御依頼頂いていた業者様からの御依頼品(画像の上に映るRB26タイミングベルトカバー)と並行して作業をしていますので、溶剤槽から引き揚げて塗膜を剥がしました。

最後に綺麗なシンナーで洗い流します。

サンドブラストは行わない予定でしたが、凸文字の周りの塗装が剥がれ難かったので、その部分だけ行っておきます。

この後はリン酸処理を行い、先にRB26エンジンパーツの結晶塗装を行ったらこちらになる予定です。その間にエアークリーナーボックスの下地処理を進行してきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

MAZDA2テールランプ塗装 完成

お待たせしました!先日本塗りを終えていたマツダ2純正テールランプの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態で、最初は下段大きい方だけのテールランプが到着しておりましたが、その後少し間を置いて上段の小さい方が届きました。

濃さについては送って頂いた画像を参考に、それに近くなるよう調整しています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

車体に装着される状態をイメージして並べてみました。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!