トヨタマークXテールランプ 本塗り

先日下準備を行っていたトヨタマークX用社外品テールランプ(78WORKSファイバーLEDテールランプ V2)です。

こちらは単色ベタ塗りですので、脱脂処理~エアーブロー後、全体にプラスチックプライマー を塗布します。

その後スモーク=ベースコートと塗布します。一度に濃くしようとするとムラやダマが生じ、また狙った濃さに合わせられないので、塗料中のスモーク含有量をわざと減らし、コート数を重ねる事で均一に濃度を嵩上げしていきます。

目標としては4コートで終わるように考えていて、その後微調整が必要な場合は5~6コートとしています。コート毎に10分~20分くらいのフラッシュオフタイム=コート間の乾燥時間を設けているので、トップコート(クリアー)よりベースコートの方が多くの時間を要しています。

濃度が決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

スモークの濃さは以前施工したVWシロッコのテールランプを参考にしています。

画像だと判り難いですが、静電気が発生し易い乾燥した時期になってきたので、夏場よりもゴミの付着は増えています。本塗り前にはブース内の掃除をしていますから、恐らくは自分の身体から出ているのかと思います。尚それらは磨きで除去しますのでご安心下さいませ。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

S660テールランプ&リヤガーニッシュ 本塗り

先日下準備を行っていたホンダS660の純正テールランプです。

奥のテールはオーナー様が塗り分けの目安としてマスキングテープを貼っておいてくれた物で、そちらはそのまま残し(足付け処理をせず)、それを参考にまずは反対側のテールランプをマスキングします。

細部はテールランプの構造(内部の境界線等)に合わせて微調整しつつ、オーナー様の意向を確認しながらラインテープを貼りました。

このテールランプには元々溝になった箇所などがあるのですが、その通りに塗り分けが為されている訳では無いので、その辺りが難しいかった箇所でもあります。

それらを踏まえつつ、不自然にならないようラインを決めています。

反対側が終わったら見本のマスキングテープを剥がし、足付け処理を行って反対側と同じ様にラインテープを貼り付けます。

左右で比べながら違和感が無い事を確認したら、

続けてリヤセンターガーニッシュのマスキングを行います。

左右のテールランプのラインと合わせつつ、幅が変わらないようガイド的なテープを貼って行っています。

ガイドテープを剥がし、

左右のテールランプとズレが生じていないか最後の確認を行います。

テールランプとガーニッシュの取り付け位置自体がズレていたらどうしようも無いのですが、現状それぞれの形状に合わせてラインが合うようにしています。

その後台にセットし、よく脱脂清掃したら、

赤く塗る箇所以外の部分にマスキングを行います。

テールランプも同じく、

マスキングします。

ハイマウントストップランプはスモークのみなのでこの状態でOKです。

まずは全体にプラスチックプライマーを塗布し、

テールランプに透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

3~4コート程塗ってしっかり赤くしました。

リヤガーニッシュも同様に赤くします。

その後マスキングを剥がし、

タッククロス(粘着剤が塗布された不織布)とエアーブローで埃を飛ばし、

プラスチック素地が露出した箇所に再びプラスチックプライマーを塗布します。

一応ハイマウントストップランプの赤も見比べておきます。比較的鮮やかな赤なのが判るかと思います。

その後、御指定の濃度に合わせて全体にスモークを重ねます。

同じ様にリヤガーニッシュにもスモークを塗ります。

リヤガーニッシュは反射板が無いのでちょっとしたスモークで黒くなりがちですが、開口部が広い(光が多く入り易い)と言う事もあり、透明感はしっかり残った感じとなります。

ハイマウントストップランプはテールランプに合わせてスモークを調整しました。

構造自体が違う物ですが、極力スモーク感が合うように調整しています。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

  この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!