トヨタ2000GTヘッドカバー塗装承ってます

先日到着しておりましたトヨタ2000GTのヘッドカバー2個分です。この度も当店をご贔屓頂きありがとうございます!

現状としては、比較的状態の良い物と、

比較的状態の悪い物となります。

どうやら既に腐食が発生した状態の物に、そのまま上から結晶塗装を重ねたように見受けられます。

ネットオークション等で「サンドブラスト&塗装済み品」 のヘッドカバーが比較的安価で販売されていますが、そもそも下地の状態(塗装前の状態)の画像が無いので、見た目は綺麗でも軽くサラッとしかサンドブラストをしていなければ、この様に腐食は簡単に再発してしまいます。まあそもそもプライマー塗っていない時点でどうしようも無いのですが・・・(私的な見解ですが、金属素地に直接塗れる上塗りは存在しないと思っています)。

元々塗られているのも結晶塗装なのが判ります。

こちらの比較的程度の良い方は、

目が細かくて判り難いのですが、よく見ると一応結晶塗装なのが判ります。

御依頼内容は黒の結晶塗装で、状態が悪い方に関してはサンドブラスト(軽め)も行う予定です。

以前施工した時の画像を紹介します。

この時も2個を同時に御依頼頂いていて、今回の作業内容もこちらと同様となります(追加で一個のみサンドブラストを行います)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。この度も当店をご贔屓頂きありがとうございます!

尚、現在の御依頼状況もかなり多くなっておりまして、納期は大よそ三か月~六か月くらいが目安となっております。フェラーリヘッドカバー結晶塗装のお問合せが非常に多いのですが、さすがに六か月間お待ち頂くのは難しいようで、ご不便をお掛けして申し訳御座いません。何卒御理解頂けますようお願い申し上げます。

スバルWRXサイドカーボンエンブレム塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたS-CRAFT WRX用DRYカーボンエンブレムの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はカーボン地にクリアー塗装仕上げだった物に、

スバル純正色のダークグレーメタリック(61K)で塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

比較的粗目のメタリックが使われた塗色となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂き有難う御座いました!

シビックドアインナーパネル 下準備

先日お預かりしておりましたシビックドアインナーパネルです。

今回は塗装とは別にこちらのCIVICの凸文字の除去も承っています。

場所が場所だけに余計な箇所に傷をつけたくないので、 凸文字以外の部分をしっかり養生します。

また今回のように狭い場所だと一般的なエアーツールは使えませんから、それぞれ先端のディスクが小さい物を使います。

先日オートサービスショーに行った際に、極小径の電動ポリッシャー(コードレスの充電式)で良い物があって、それを手持ちの工具で使えるようにしたかったんですよね。

と言う訳で、まずはシングルアクションの#120で粗研ぎを行い、

 

その後3Mのブツ取りサンダー(オービタルサンダー)で平滑にします。

ブツ取りサンダーは通常塗装後の磨き作業で使う物ですが、小物塗装屋になって使う機会が殆ど無くなったので、番手の粗いペーパーをレーザー加工機でカットして、今回のような下地作業で使えるようにしています。

さらに#180→#240でフェザーエッジを形成させ、

#320→#400でペーパー目を均します。

最後に#500相当で周りを足付けします。サフェを塗るのは内側の「山」のプレスラインまでにします。

脱脂清掃後、サフェが周りに飛ばないようマスキングをします。

マスキングテープの端を折ってヒラヒラとするようにし、それを「山」のプレスラインに沿って貼ります。サフェの段差がバツん!とならないようにですね。

プラスチックプライマーを塗布し、サーフェサーを塗布します。

元々の歪も強いのでサフェはしっかり塗っておきます。

ウェットで5コート程塗ったらフチのマスキングテープを剥がしておきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日サフェ研ぎ→全体の足付け処理を行います。

また元々塗られているクリアーにゴミが多いので(よく製品として出せるなぁというレベルです)、それらもしっかり除去しておくようにします。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

SHURE BETA58Aマイク塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたシュアBETA58Aボーカルマイクの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はグレーメタリック(クリアー塗装無し)の状態だった物に、

レッドキャンディーの艶あり仕上げで塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

そして裏側です。

先ほどのBETA58のアルミプレートがあった裏側に、「SHURE」のロゴをゴールドのデカールで入れました。湾曲面に合わせてロゴが曲がって見えないようにデータを加工して印刷しています。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

ここまでがフラッシュを使った室内での撮影画像で、

こちらからは自然光下で撮った画像となります。

こちらもサイズの縮小以外は未加工となります。

インスタグラムとかを使っている方なら判ると思いますが、近年は誰でも手軽に画像の加工が出来る為、塗った物が実物よりも艶があるように見せたり、色を鮮やかに見せたりが簡単に出来てしまいますから、完成画像を紹介する時にはわざわざ「加工していません」と紹介するようにしています。尚、カメラ内での設定も極めてノーマルにしています(「鮮やかモード」等にはしていません)。それもあってか大抵は「画像で見ていたよりも実物の方が断然美しい!」といったお言葉を頂けています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度は当店をご利用頂きまして誠にありがとうございました!

レンズ透過性塗装 下準備

先日割れたレンズを修理しておいたホンダストリームのテールランプと、アルファロメオのテールランプです。

どちらもある程度使い込まれた物のようで、

裏側には泥で汚れている箇所が見受けられます。

ストリームのテールランプは流し台の上で作業をするにはちょっとサイズが大き過ぎるので、床にマットを敷いて洗浄します。

その後よく乾かしておきます。

裏側の清掃はウェス拭きだけだと限界があるので、水とブラシと綿棒とエアーブローを使い、洗い難い部分を綺麗にしておきます。

その後は良く乾かして水気を飛ばし、

マスキングを行います。

深い傷は#500相当で研磨し、その後#800→#1300の布状研磨副資材(アシレックススカイ→レモン→オレンジ)で均します。

溝状になっている箇所はヘラやナイロンブラシを使ってしっかり足付け処理を行います。

それでは作業が進行次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!