スキューバー用ホース塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスキューバダイビング用耐圧ホースの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は白いホースで、

それをこちらのピンク色のホースに似た色にされたいという事で、当店規定の色見本から近似色を選んで塗装を行う事としました。

 いつも通りの下地処理を行い、プラスチックプライマーを塗布し、軽量調色した色(ベースコート)を塗り、最後に軟化剤を入れたクリアーでコーティングしています。

 配合データからの色の作成の為、今回の塗装が気に入って頂けて今後「これも同じ色に!」という事にも対応が可能です(簡単そうでこれが実に難しい事です)。

 各画像はサイズの縮小のみで、編集加工はしておりません。

 見本としてお預かりしたホースと並べてみました。

塗装で行った方は顔料で、また不透過となっているので見本と比べるとどうしても濁った感じになっていますが、概ね似たような色味には出来たと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

スキューバ用ホース 本塗り

 先日お預かりしておりましたスキューバ用のホースです。素材が不明なので一応事前に簡単な密着性のテストを行いました。

黄色いマスキングテープを貼った範囲で脱脂処理だけを行い(足付け処理は行っていません)、右側はそのまま、左側はプラスチックプライマーを軽めに塗ってガムテープで貼って剥がしてを激しく繰り返しました。結果としてはプライマーを塗っていない方も少しだけの剥がれで済んでいるので、塗装との相性自体は悪くない素材と思われます。これに足付け処理を行えば本塗り時の密着は問題無いかと思います。

以前Gショックのベルトを使って密着性のテストも行っていますので宜しければご参照くださいませ。

CASIO Baby-G ベルト塗装 耐久テスト

 ホース表面を#800で研磨し、さらにスコッチ(研磨剤が塗布された繊維)とウォッシュコンパウンドを使って足付け処理を行います。

 色は当店規定の色見本から近似色で塗料を作成します。

 よく脱脂処理をし、本塗り準備完了です。

 両端の金具はカシメられているので取り外しは出来ませんから、パイプと同じ径の円にカットしたシート(雌型)を使ってマスキングを行います。

上下逆に出来るようS字フックを両側に取り付けています。

 ベースコートを塗布し、クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーで、これに軟化剤を入れたフレキシブル仕様となります。

 軟化剤を多めに入れると硬化が遅くなるので、恒温機に入れっぱなしにしておいて2度~3度くらい熱を入れる予定です。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スキューバ用ホース塗装承ってます

 先日お預かりしておりましたスキューバ用のホースです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 素材は恐らくポリウレタンで、また柔軟性があるのでフルフレキシブル仕様で塗装を行います。

 両端はカシメられているので取り外しは出来なく、マスキングで行います。

以前はこの両端の金具部分の塗装をご依頼頂いた事がありますが、まさかホースを塗る時が来るとは思っていませんでした(笑)。

 色の参考になるホースも一緒にお預かりしています。

 下地には今回と同じく白いホースがあって、その上にピンクに着色された透明なナイロン糸(釣り糸のような物)が巻かれているような感じです。

なので厳密にはキャンディーカラーっぽくはなるのですが、

 今回は「近似色」という事で、当店規定の色見本からこちらを採用する事にしました。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

Wilsonテニスラケット塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたウィルソンのテニスラケット塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は全体に傷がり、塗装が剥がれてしまっていた箇所もありましたが、

 「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地作業からやり直しましたので、歪も払拭され艶々に仕上がっているかと思います。

 反対側です。

 画像はどれもサイズの縮小以外は未加工です。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

Wilsonテニスラケット 本塗り

 先日サーフェイサーを塗っておいたウィルソンのテニスラケットです。その後60℃40分程の熱を掛け、全体にガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと吹きかけています(サフェを研ぐ時の目安にする為です)。

 サフェを研いで全体のラインを整え、最終は#1000の水研ぎでペーパー目を均しています。

 サフェを塗る時は穴をマスキングしましたが、本塗りはそのまま塗装します。

 グリップ部分はテープを巻くと見えなくなりますが、塗り際が汚くならないよう、クリアー塗装後すぐにマスキングを剥がせるようにしています。

 まずはベースコートです。

 色はソリッドカラーの黒となります。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 今までは艶消し黒でしたが、今回は艶ありの黒で承っています。

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

 一緒にお預りしたグロメットを嵌めた感じでは、溝の幅(狭さ)は窮屈では無かったので、特に気にせずクリアーを塗っています。

この後は一晩以上自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!