アランミクリ メガネフレーム フロント本塗り

 先日サンドブラスト処理を行っておいたアランミクリのメガネフレームです。

 今回のフレームは蝶番が特殊で分解が難しい為、テンプル(サイドフレーム)とフロントの塗装を別々に行います。

 各部をマスキングし、よく脱脂清掃をしたら本塗り開始です。

 まずはプライマーを塗装します(ここまではかなり早い段階で終っていました)。

 色に関しては「グレー」と「ボルドー」の2トーンカラーで承っておりまして、参考としてご用意頂いた画像を基に色を作ります。

 グレーに関してはマセラティ純正色の「グリジオマラテア」(カラーコード:571)で承っていますので、配合データから色を作りました。少し青味掛かっていて、粗目のメタリックが使われています。

 まずはボルドーを塗装します。

グラデーションの塗り分け位置は「以前と同じように」 とご指定を頂いておりますので、それを参考にします。

 グラデーションといっても色を無用に飛ばして良い訳では無いので、塗る方向(ガンの向き)に気を付けながら色を暈していきます。

 ボルドーはIWATA LPH50の口径0.4mmで、グレーはSATA dekor2000の口径0.5mmを使いました。口径はサタの方が大きいですが、こちらは一応「エアーブラシ」のモデルとなりますので、出される塗料は綺麗に微粒子化されて極小範囲で済み綺麗に塗れます。

 グラデーション位置を左右でしっかり合わせます。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

蝶番のマスキングは2回目のクリアー塗装後直ぐに剥がし、バツ切りされた際が滑らかになるようにしています。

この後はしっかりとフロント部を完全硬化させ、次は左右のテンプルを塗装するようにします。焼き(締まり切り)が甘いとマスキングテープの糊の跡が付いてしまうので(特にそのまま熱を掛けると)、何度か熱を入れてさらにしっかり寝かしてからの本塗りとしたいと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アランミクリ メガネフレーム 下準備

 先日お預りしておりましたアランミクリのメガネフレームです。

フロント部分は金属製で、形状が細かいのでそのまま塗るとボテっとしてしまいますあkら、一旦塗膜を剥がしておきます。

 蝶番部分は特殊な構造なのでマスキングで、安全マージンを取りながらサンドブラストで塗膜を剥がしていきます。

 蝶番に近い部分はまだ塗膜が残っていますが、この後はヘラとペーパーで削り落とします。

 残った塗膜は#240→#320で削り落としました。

蝶番との接合部に若干残っていますが、分解が出来ないのでここまでに留めておきます。

その後は蝶番の反対側をマスキングし、両サイドのテンプルを#800相当で足付け処理します。

この後は良く脱脂処理し、まずフロントの金属部分にプライマーを塗布します。色の作製はその後ですね。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アランミクリ メガネフレーム塗装承ってます

 先日到着しておりましたアランミクリのメガネフレームです。この度もご贔屓頂き誠に有難う御座います!

 こちらのメガネフレームは7年前に当店で塗らせて頂いた物で、こちらのオーナー様からは多分6本以上のメガネフレームの塗装をご依頼頂いているのですが、今回は使わなかったと思われるこちらを新たに「グレー」と「ボルドー」の2トーンカラーで承りました。

 このフレームはかなり特殊で、蝶番部分が(私には)外せない為、フロントとツルをそれぞれ二回に別けて塗装する事で対応しています。

 配色は「イエロー部分をグレーに、グリーン部分をボルドーへ。グレー-ボルドー-グレーに」と承っています。

ボルドーは頂いた画像を参考に、グレーはマセラティの「グリジオマラテア」(カラーコード:571)で承っております。

ツルはプラスチック素材なので足付け処理をして上から塗り重ね、金属素材のフロントはナイロンワイヤーやレンズが入るので一旦サンドブラストを掛けて塗膜を除去してから塗り直す事を想定しています。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。この度も当店をご贔屓頂き誠に有難う御座います!

Alain Mikli

 アランミクリのメガネフレームです。

 既に当店にて紫系のメタリックに塗装された状態ですが、その後使う機会が無かったとの事で新たな色に塗装をご依頼頂きました。尚、こちらのオーナー様からは同じモデルのフレームを合計5本くらいご依頼頂いています。

 このアランミクリのフレームは蝶番の部分が特殊で、どうやっても分解の方法が判らなかった為、今までの塗装は全てマスキングで、フロントとテンプルをそれぞれ別けて本塗りを行っています。

 今回ご依頼を頂いたのがこちらの配色で、

 ブルーはVWのシャドーメタリックを、

 赤はキャンディーレッド、白はVWキャンディーホワイトを使用します。

 塗装した塗膜は問題無いのでそのまま足付け処理のみを行い、

 ペーパーの当て難い鼻当て周りのみサンドブラスト処理を行います。

 金属素地が露出した状態です。

 良く脱脂清掃し、

 プライマーを塗布します。

 足付け処理をし、まずはフロントのみ本塗りを行うようマスキングを行います。

良く脱脂清掃をし、

まずは下色のシルバーを塗布します。

イメージイラストで塗装する範囲を確認しながらブルーメタリックを塗布します。

続けて透過性の赤=キャンディーレッドを塗布します。

そしてクリアーを塗ってまずはフロントの本塗りが完了です。

この後60℃40分ほどの熱を掛けて完全硬化させます。

そして次はテンプルです。

蝶番部分はマスキングし、最初に塗装したキャンディーレッド部分は、次に行う本塗り時に色を見ながら塗れるようにしておきます。

そしてテンプル部の本塗り開始です。まずは白(VWキャンディホワイト)を塗布します。

続けて、イメージイラストを確認しながらブルーメタリックを塗ります。また左右の塗り位置がピッタリ揃うようにしておきます。

そしてシルバーを塗り、

キャンディーレッドを塗布します。

塗り回数でキャンディーレッドの色味を合わせ、さらに左右でグラデーションの位置を揃えたら、最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

最初に塗ったキャンディーレッドとの色味は、違和感無く出来たと思います。

その後60℃40分程の熱を掛け、さらに数日寝かしたら完成となります。

グラデーションの境目は、顔料の粒子感が判らないよう余計なミストを飛ばさないようにして仕上げています。

蝶番周りの仕上がりも、マスキングで塗ったとは判らないように仕上がっているかと思います。このフレームを塗る前にご依頼頂いた時の画像もありましたので、続けてそちらも紹介をさせて頂きます。

 こちらはイエローのパールとグリーンメタリックの組み合わせで塗装しています。

 こちらも蝶番は分解出来なかったのでこのままの状態でテンプルとフロントを二回に分けて塗装しています。

塗り分け箇所は、塗装屋さんが見てもマスキングで塗ったとは判らないような仕上がりに出来てるかと思います。

メガネフレーム塗装 完成

 先日本塗りを終えていたnoegoのメガネフレーム一式です。その後何度かの熱を入れつつ寝かし、十分に塗膜が締まり切ったので組み付けを行いました。

 そして本日完成です。大変長らくお待たせ致しました!

最初の状態も紹介しますね。

元々は茶色やオレンジの艶消し仕上げで、フロントに着くパネルはキャンディーレッドでしたが、こちらも艶消しの仕上げだったので比較的大人しい見た目ではありました。

今回はフレーム全体をキャンディーレッドに塗装し、元々オレンジ色だった部分をゴールドにしました。

 クリアーには高品位なタイプの「クリスタルクリアー」を使用する事で、濡れたような艶々の質感になっています。

 単体だとバランスが悪いので透明樹脂製のマネキンに装着してみました。

 キャンディーレッドとゴールドの組み合わせは、いわゆる「アイアンマン」のカラーリングとなります。

 透明な赤の下に塗ってある輝きの強いシルバーに光が反射する事で、鮮やかな赤が表現されるようになっています。

再び最初の状態の画像です。

とにかくサイズが小さいので、曲線の塗り訳部分を普通のマスキングテープで貼るのは難しく、今回はこの形に合わせたデータを作ってマスキングシートを作製したのが肝だったと思います。フランジ(段差)の塗り分けも自然な感じで出来たと思います。

 ちょっと画像数が多いのですが、自然光で見てみたらこちらの方がキャンディーカラーの質感が判り易かったのでもう少し紹介をさせて頂きます。

 室内で撮る時は多方向から照明を当てているのでコントラストが判り難いのですが、自然光だと一方向から光が当たるのでこの方が透過性の塗装は綺麗に見えるかも知れません。尚、現物は画像よりもさらに美しく感じられると思います。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!