フェラーリリモコンキー 本塗り

 先日お預かりしておりました、ビアンコフジでご依頼頂いているフェラーリ純正リモコンキーです。

状態が良いのでそのまま足付け処理だけでも塗れるのですが、表面張力や肌の凸凹が残っているので、

  最初に砥石(クリスタルブロック#800)で平滑に研いでおきます。

その後全体を#1500で研摩し、ペーパーが入らない部分はウォッシュコンパウンド(液状研摩洗浄剤)とナイロンブラシを使って足付け処理を行います。

良く洗浄し、本塗り当日まで埃が付かないところ(恒温機の中)に保管しておきます。

 そしてタイミングが来たら台にセットして本塗り準備開始です。

 シリコンオフを使い、最終脱脂処理を行います。

 一応色の確認用として、イモリ型にレーザーカットしたアクリル板も用意しておきました。

 まずはカラーベースを塗布します。

フェラーリ純正色の「ビアンコフジ」(カラーコード:226027 )は3コート塗装で、まずはカラーベースとなる白で完全隠ぺいさせます。

その後パールベースを塗布します。通常のホワイトパールは樹脂分(MIX599)が90%程入りますが、ビアンコフジはそれが全く入らず、ホワイトパール原色(MIX801)がその殆どを占めます。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

 この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェラーリ430リモコンキー 本塗り

先日下準備を行っていたフェラーリ430の純正リモコンキーです。

塗装するのはカバーパネル2枚だけですが、塗り分けの練習用にとイモリ型にカットしたアクリル板も準備しています。

 まずはベースコートの黒を塗ります。

その後良く乾燥させ、まずはガイド用として6.6mm幅のマスキングシートを中心に貼り付けます。

それに沿わせるようにして、スクーデリアライン用のマスキングシートを左右に貼り付けます。注意する点としては、被塗面に素手で触れない事となります(下にマスキングテープの芯を固定しているのでそこを持って作業しています)。

  中心に貼ったガイド用のシートを剥がします。

イモリ型にカットしたアクリル板を使い、色の隠ぺい度と塗り分けをテストします。人身御供と言うか道先案内人みたいな感じですね。

 青はフェラーリ純正色のBLU TOUR DE FRANCE=ブルーツールドフランス(カラーコード:522)となります。

黒が残るのは細いライン部分のみとなります。

イモリの方で問題が無ければキーカバーの方を進めます。

 イモリの見本と同じようにスクーデリアラインの中央部分を剥がし、

 周りをマスキングしてシルバーを塗ります。

シルバーはフェラーリ純正色のArgento Nurburgring(カラーコード:226689)となります。

そしてマスキングを全て剥がします。

ぱっと見は綺麗に見えますが、マスキング際はガタガタ(ケバケバ)になっている箇所があるので、それを取り除く為にテープを貼っては剥がしてを繰り返し、またタッククロス(粘着物質が着いた専用の不織布)で塗装面を擦るようにしてそれらを取り除きます。尚、そういった段差を残したままクリアーを塗ると、後に磨いて段差が取ったとしてもクリアーの中にそれが残って見えてしまうのでここでしっかり取り除いておきます。

ケバケバが取れるとガタガタになってしまう箇所もあるので、

そういった部分は一つずつ修正していきます。

サイズが小さいとちょっとした粗も気になってしまうので、どうしても時間が掛かります。通常、経験を積めば積むほど作業が早くなるのが一般的だと思いますが、塗装の場合はそれの逆を行っています。

修正では各色を繰り返して使うので、ガンは3色分で3丁、口径は0.3~0.5mmを使っています。

 そしてベースコートが完了です。

最後にクリアーをコートして本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

 ボタン側はブルーツールドフランス(カラーコード:522)の単色ベタ塗りとなります。パールは使われておらず、青・バイオレット・黒・メタリックといった配合となっています。

 そしてエンブレム側です。

 この状態だと段差は見えませんが、完全硬化後にはやはりマスキング際での段差が出来るので、後日磨き処理を行って平滑にしておきます。

 この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

組付け作業もあるので少し長めに寝かしてからにする予定です。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェラーリ430リモコンキー 下準備

 先日サーフェサーを塗っておいたフェラーリ430純正のリモコンキーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

全体を#600→#800の水研ぎでラインを出し、当たりの柔らかい布状研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー目を均し、窪んだ箇所やフチなどを足付け処理しておきます。

 今回はスクーデリアライン入れを承っていますのでそちらのマスキングシートを作成します。

シルバーのラインを5mm幅に、フチの黒いラインは0.7mm幅とします。

またそれらを貼る為の台紙用シート(幅6.4mm)と、センターに配する事が出来るガイド用のシート(幅6.6mm)も用意します。カッティングプリッターとそれを動かすOSはもはや骨董品ですが、性能自体は問題無く、またオフラインで使っているので安全です。

今回のマスキングは本番では無く事前確認となります。本塗りが始まってからバタバタするのは嫌なので、本番さながらの練習といった感じです。塗料の入っていないスプレーガンを持って車体に向かい、「プシュー」とか口で言いながら仮想オールペンをする塗装屋さんと一緒ですね(他は知りませんが私は塗装前に必ずやっていました)。

まずは6.6mm幅のシートでセンター(中心)を出します。

それに沿ってスクーデリアライン(3本×2)に6.4mm幅の台紙シートを重ねたマスキングシートを貼り、

 センターのガイドシートを取り除き、

台紙シートを剥がして、さらに中央のライン(5mm)を剥がします。良く判らないと思いますが、「黒→青→シルバー」の順番で塗る為のマスキングの練習がこれで完了です。

青はBLU TOUR DE FRANCE、シルバーはArgento Nurburgringを使う(作る)ので、それぞれの配合データを準備しておきます。尚、黒はSTANDOXの原色(MIX571)をそのまま使います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!