グリーン色見本

現在「青・ピンク・バイオレット」までを作ってあるPRO_Fit色見本(仮)ですが、

 次はこちらのグリーンで新たな色見本を作成しています。STAMDOX MIX573「エメラルド」、黄色味のあるグリーン系原色です。

 ちなみに今回はいつもの色見本とは別に、アクリル板を1セット余分に作ります。

アクリル板は割りピンで止めていて5枚くらいは重ねられるようになっているので、どうせならと言う事で多めに作っておく事にしました。

 アクリル板は端材をレーザーでカットして作っていて、低コストで出来るのが利点ですかね。

 色見本はいつものように艶ありと艶消しをそれぞれ7種類ずつ、今回はそれにアクリル板を14枚塗りました。作業は比較的慣れたので使う塗料の量も比較的抑えられ、余った分も下塗り用として使うので無駄は無いように出来ています。

 薄い方の色は比較的使いそうな色見本が出来ているのですが、グリーンが濃い方は綺麗な色味では無いので余り使い道が無さそうな気がします。まあこういうのが判る事も色見本が重要な事ではあるのですが。

ちなみに今回の色に白では無く透明感のある鮮やかな黄色を使う事によってこういった明るい黄緑色を作る事が出来ます。イエローの原色は以前SHUREのマイクを塗った時に使ったMIX884や575ですね。

ちなみにこの色はカワサキのバイクに使われているライムグリーンで、配合データだと白も結構入っているのですが、それだとここまでの彩度は出なく、実車(塗装済みのカウル)に合わせて色を作成したら結局白は殆ど入れられなくこうなった、と言う感じです。

一般的に考えると白を入れれば色は明るくなると考えますが、塗装(顔料)の場合だとそれに伴って色が濁るのでこういう鮮やかな色にはなりません。いずれは白以外の組み合わせで彩度の高い色見本も作っていく予定です。

 そしてこちらは先日本塗りを終えているセルシオの内装部品の色ですが、右は艶消しクリアー、左は通常の艶ありクリアーで、それぞれ下に塗っているベースコートは同じ色です。ぱっと見、これらが同じ色だなんてちょっと信じられませんよね。

今回アクリル板を余分に塗ったのはこうやって色板を単体で販売出来るようにする為でして、車体色の色見本は貸し出し用の物を用意していますが、現在作成しているパステルカラーや艶消し仕上げの色見本については貸し出しはしておらず、またその予定もありません。

ただやはり実際にその色を手に持って見て、また色を組み合わせて配色も確認したいと言う方(と言うか企業様)がいらっしゃると思いますので、その場合はこちらを買って頂いて、検証なりプレゼンなりに利用して貰おうと言う訳です。

デザイナーさんなら「そんなのPANTONEとかDICを遣えば!」と思うかも知れませんが、それらはどちらも印刷なので通常塗装には使用出来ません。どちらも扱う方ならこの辺の事は良く判ってくれると思うのですが、実際には判っていらっしゃらない方が殆どで、また配合データが存在するこれらの色見本なら、見た色そのままを再現出来る利点もあります。色ブレの心配が無ければ作業を依頼する側も請ける側も安心出来ますからね。

ちなみに画像の色は現在仕事でご依頼頂いているセルシオの内装パーツの色で、恐らく今後も永く残そうと思っている車体でしょうから、これから新たに購入しようとするパーツや、他の部品(車体)との色褪せ具合などを比べる時に利用出来ると思います。

実は将来的にはもっと大きく使いたい構想があるのですが、それはもう少し色見本がの種類が増えてからと言う事で・・・。

外の生き物とうちの生き物

こちらはいつもの通勤ルートの呑川で、少し前まで気持ち悪い程に水が白濁りしていましたが(そして悪臭も)、最近ようやく透明度が復活して来ました。

それまでは生き物も亀くらいしか見かけませんでしたが(彼らは相当タフなようで)、最近は鯉が復活して来ました。

鳥はいつもの鳩くらいですかね・・・。

今日は朝から地獄のような猛暑で、この暑さでは本当なら一ヶ月以上生きられた蝉も短命で終わってしまうんでしょうね。もう少しゆっくりしていれば良かったのに・・・(先日初めて知りましたが蝉は暑さで死ぬらしいです)。

 そして最近気が付いたのですが、うちのセキセイインコ、どうやら色を判別出来るらしいのです。

彼はよくこの洗濯干しの上に止まって、吊ってある洗濯ハサミに話掛けているのですが(するんです・・・)、よくよく観察してみると、どうもいつも決まって黄色い洗濯ハサミだけに反応している事が判りました。黄色い洗濯ハサミは一個だけなので間違いありません。

どうしてかなぁ、と思っていたら、

おおお・・・。

こちらの少し前に亡くなってしまったコザクラインコですが、全体の羽根は緑色なのに正面から見た時だけ黄色に見えたんですよね。恐らくその時の記憶がまだ残っているようで、本当に凄いなぁ、と(ただし完全に彼の片想いだったのですが・・・)。

と言う事で少し調べてみたら、どうやら鳥は人間の三原色よりも多くの色を識別できる「四原色」で見えているらしいです。人間が識別出来るのはRGB=赤・緑・青だけですが、鳥はさらにもう1つの錐体細胞(黄色や紫外線らしいです)を持っているみたいなんですよね。

それはまさに人の100倍の1億色(!)を見る事が出来るという事でして、うーん、なんて羨ましい・・・!(そこか!と。笑)。

PRO_Fitカーボンエンブレム 量産

PRO_Fitカーボンエンブレム 完成

先日先行して二個だけ作っていたドライカーボン製のエンブレムですが、その後購入された方からご感想も頂けましたのでちょっと紹介させて頂きます。

「相変わらずの素晴らしい出来で、カーボンの網目をニヤニヤと眺めていたら、奥さんが冷ややかな視線でこちらを見ていました。
一応素晴らしさを伝えてはみたのですが、全く理解できないと一蹴されました(笑」

との事です。そうなんですよ!今回のドライカーボンは綾織の繊維柄がしっかりしていてとても格好良いんですよね。まあこれは人には中々理解され難いので、一人で悦に入っているのが宜しいかと(笑)。

と言う訳で、その後も空いた時間を利用して他のカーボン板も量産を始めていました。

 ALPSのドライプリンターを使ってシルバーメタリックに印刷したデカールを貼り付け、

 接着剤が固まったら、

 一回目のクリアーを塗布します。

デカールの段差については「カーボンと同じサイズにカットする」で解決出来たのですが、デカールを貼った部分は若干クリアーの艶が引けると言う事もあって、やはり塗装は二度塗りで仕上る事にしました。

 一回目のクリアーに熱を入れて完全硬化させた後、

 #1500の耐水ペーパーを当て板に置いてクリアーを平らに砥ぎ付けます。

 マスキングをし直し、それぞれ半分ずつに別けました。

 こちらはノーマルのクリアー仕上げで、

もう半分はキャンディーレッドの仕様にしました。いつものテールランプに使っている赤だと少し暗目になるので、より鮮やかな方のハウスオブカラーの赤にしています。

今回は艶あり仕上げですが、クリアーを艶消しまたは半艶にすればアルマイトっぽい仕上がりになるので今度それも試してみようと思います。穴は一回目のクリアーを塗り終わった後に開けておけば良かったかなぁと少々後悔しています・・・。

40W型LED照明

 先日amazonで購入した40W型タイプのLED蛍光灯です。長さは120cmで、蛍光管では一番メジャーなタイプになると思います。10本で¥11,000でした。

 メーカーについては特に気にしていなくて、選んだ基準としてはamazonでのレビューが高評価だった事、PL保険に加入している事、

 そして乳白色のカバーが付いている事くらいでした。カバーは透明な方が明るそうですが、長時間となると目が疲れてしまいそうだったので光が拡散し易い乳白色にしたかったのです。

消費電力は一本18Wで、色温度は自然光に近い6000ケルビンです。蛍光灯で言うと黄色味のある昼白色(5000ケルビン)の物と青味の強い昼光色(6500ケルビン)との中間といった感じでしょうか。

一般的な事務所などで使われる蛍光灯は昼白色が多いと思うので、それをニュートラルと考えると今回の6000ケルビンは少し青っぽく感じるかも知れませんが、私的には昼白色の黄味が嫌いなので(見る物が色褪せたように見えるので…)これくらいの純白っぽい方が好みです。

 そして取り付けですが、グロー型(薬莢みたいなのを着けるタイプ)であればそれを外せばそのままポン付けで使えるのですが、ラピットスタート型の器具だとそのままでは使えないので(点いたとしても危ないらしいです)、配線を直結にする作業が必要となります。

ただ直接着けられるグロー型でも安定期を残したままだとそこで電気が食われてしまう為、省エネを考えるならやはり直結にするのが理想だと思います。どちらにしても私的には使わない物が残っているのは気持ち悪いので(無意味に重たいですし・・・)、安定器はさっさと外してしまいました。

そして肝心の明るさはと言うと、

 こちらは元々の蛍光灯で、黄色味のある昼白色のタイプです。

 こちらが今回取り替えたLEDで、先ほどのと比べると青味があるのが判ると思います。塗装屋的な見解では微妙にバイオレット感も出ているように見受けられます。

それぞれ消費電力としては、最初の蛍光灯が安定器が消費する分も含めると1ユニット100ワット程で、今回のLEDが36ワットです。実に3分の1に!

ただ明るさはと言うと、正直元の蛍光灯に比べると暗いです。先ほどの二枚を比べると判りますが、上側に行く光が無いので反射して周りに広がる明るさが圧倒的に足りない感じです。当工場の場合は比較的密にあるのでこれくらいなら問題無いですが、ユニット数が少ない場合ではいきなり全部を交換では無く、様子を見ながらの方が良いかも知れません。特に明るさが必要な繊細な作業を行う場所ではショックを受けると思います。

ちなみに当工場の二階でも多く使っているのはインバーター式の蛍光灯、いわゆる「Hf蛍光灯」で、LED程では無いですが従来のスタータ形・ラピッドスタート形蛍光灯より消費電力を抑えつつとても明るい!と言う優れものです。

お金に糸目をつけないならこのHfに三波長蛍光管の組み合わせが最強だと思っていて(塗装作業場には)、ただ器機自体が高いので、私の場合は中の安定器だけを買って交換して使っています。以下の記事にその辺が紹介されていますので宜しければご参考にどうぞ。

テストカットやら工場整備

今回のLED化で、夜間は常に付けっ放しの蛍光灯3ユニット=合計300ワット程が108ワットになりますから、長く見るとこれの効果は大きいと思います。

実はもっと早くにも一部はLED化していたのですが、意外と目が疲れる事、あとこの直結仕様はもう少し違うタイプのが出るんじゃ・・・と思って待っていたのですが、結局その後もこのスタイルが変わらないのでまとめて購入した次第です。

アフリエイトではありませんが、他の似たような物に比べると評価が良かったので一応紹介しておきますね。それにしてもタイトル長過ぎませんか(笑)↓

led蛍光灯 40w形 直管 蛍光灯 led 蛍光管 グロー式工事不要 昼光色 120cm 1198mm G13 t8 PL保険加入 40W型 2000lm【10本入り】 (40W形)

費用は私が最初に買った3年くらいに前に比べると、今回の120cmタイプ一本当たりの金額は¥2,500→¥1,100となっているので大分買い易くはなっています。この短期間で本当に安くなりましたよね。

自作塗装ブース塗装ブースに使っている照明の蛍光灯は、上がラピットスタートの昼光色で、壁はHfの三波長(2本だけ違う)を使っています。

40Wの蛍光管を42本使っているので、これを全部LEDに替えれば1000ワット以上消費電力を抑えられ、またLEDは虫が寄って来ない(見えない)波長なので、これからブース等を作成しようと思っている方は最初からLEDにするのも手かも知れません。しかし私は様子見で(笑)。