スクーターバイクのフェーエルカバー 本塗り

bike8こちらもお待たせしました!ランエボの内装パネルと並行して作業しておりまして、こちらも無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

画像はサフェ研ぎの前の状態で、黒い点々は研ぎ忘れを防止する為の「ガイドコート」です。単に缶スプレーの黒をパラパラと塗っているだけですがこれをやらないと大抵研ぎ忘れを起こして面倒な事になります(その油断が大敵かと)。

bike9最初は空研ぎ#320で面を平滑に研ぎ付け、それの目消しとラインの修整として#600の水研ぎ、そして#800で目均しを行います。

bike10そして本塗りのセッティングです。今回は「出来れば裏側も」との事ですので、先日も使ったプラモデル用の固定ワニクリップを使いました。自動車の塗装業界ではこんな使い方は普通しないので発想自体が無かったのですが、今の小物塗装に使ってみると本当に便利です。ただ今回はクリップに対して被塗物がちょっと大き過ぎてますけどね(笑)。

bike7   そして本塗り完了です。お待たせしました!

色はTOYOTAの「セーブルマイカメタリック」(カラーコード:4T5)で、恐らくスクーターの外装色に似た色かそれに合わせた色かと思われます。写真で見る限りでは外装色はソリッドのブラックなので敢えてアクセントカラーにしたのかも知れませんね。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ちくださいませ!

 

 

ランサー内装パネル4点 本塗り

lancer13大変お待たせしました!ランサーエボリューションの内装パネル4点は無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

画像は本塗り前の状態で、元々はプラスチック素地で表面がザラザラとした梨地でしたが、今回の梨地も比較的細かい目の物だったのでサフェーサーでは無く1コートソリッドカラー^での下塗りで対応しています。クリアーを一旦塗って硬化後にもう一度塗るような感じですかね。

lancer12こちらはエアコン噴出し口の枠部分でしょうか。同じ様に下塗り塗装後、表面を研磨して均してあります。

lancer10 そして本塗り完了です。今回の塗色は日産GT-Rの特別色に設定された「アルティメットオパールブラック」(カラーコードLAC」なのですが、実際のボディーカラーとはちょっと違います。本来の塗色であればマジョーラ系のような特殊顔料が使われていて、それを揃えるだけで数万の費用が掛かってしまうので代替的なカラーデータで対応しています。って言うか奇跡的にそんなデータがあったんですよ・・・。

lancer11  STANDOXのデータにあった色は確かにカラーコードは「LAC」ですが、そういった特殊顔料は使わない、例えて言うなら「裏吹き用」の色のような感じでしょうか。ボンネットの裏などにそんなコストは掛けられないのでそんな場合はこれで代用出来ると思います。

原色の配合としては、黒が76.27%、アメジスト(バイオレット)パールが10.02%、粗目のブルーパールが4.01%、同じく粗目のレッドパールが3.04%入っています。確かにGTRな感じの色にはなっているかと思います。画像で見るより良い感じにパールが変化しています。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

スバルエクスーガテールランプ スモーク塗装承ってます

exiga お預かりしている品々はまだ全然紹介しきれていないのですが、順次ご案内していきますのでもう少々お待ち下さいね。昨日受付の制限もしましたので今後は少しペースを落としていけるかと思います。

こちらは先週届いていたスバルエクシーガのテールランプ一式で、今回は「標準濃度」のスモークで、クリアー抜きは特に無し、クリアーは「クリスタルクリアー」で承っております。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!

exiga1赤いレンズは比較的深みがある方で、これならこのままでも特に不都合と思う方は少ないと思います。赤は赤でも薄かったり明る過ぎたりするようなレンズもありますからね。ただこのレンズ、純正とは思えない程造りが簡単に出来ているというか非常に軽いです。パっと見は大きく見えるけど凄く薄く出来ているんですよね。車体の軽量化に一役買っているのでしょうか・・・。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!

ROVER MINIのメーターパネル 本塗り

mini3 こちらもお待たせしました!ローバーミニの純正メーターパネルも無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。と言ってもまだ次の作業があるのでこれで完成と言う訳では無くもう少し続きますが・・・。

上の画像は本塗り前の状態で、純正の塗装は艶消し黒に塗られていますからそちらを足付け処理して塗り易い様にセッティングしてあります。

mini9ちょっと作業の順番は違いますが紹介いていなかったのでここで割り込みしますね。こちらは色を作成しているところです。

前回同様、色見本として一緒に送って頂いた缶スプレーを色板に吹き付け、それを元に色を作成します。基本通り赤とオレンジと白と黒の四色ですかね。

mini4 そしてベースコートのオレンジを塗布し終えた状態です。ここで一旦台から外して元々プリントしてあった文字を塗装で入れなおします。

時々頂くお問い合わせで「文字はマスキングで残せますか?」といった事を聞かれますが、このロゴをマスキングで綺麗に残すのは至難の技と言うか恐らく無理かと思いますが・・・。ガタガタになっても構わないという事であれば何とか出来ない事も無いと思いますが、酷い仕上がりなのに費用は高くなるといった事では余り意味が無いですよね。なので一旦塗り潰してから入れ直すという事が一般的な作業になります。

mini5 文字の形と大きさは最初の時点でデータ化してあるので、後はちょっとアナログ的ですがプリント位置を示した台紙を嵌めてその位置にマスキングシートを貼っていきます。

結構地味な作業ですが私的にはこういった付帯作業が意外と好きなのかも知れません。と言うかピンセットを使う作業がどうも楽しいみたいです(病)。

mini6 そして文字の周りをマスキングします。この辺は技術云々では無く単にネチネチとした作業の繰り返しですかね。ただし少しでも貼り残しがあると全てが台無しになるので見直しは何度も行います。

mini7 そして文字入れ完了です。この後台に戻したらいよいよクリアーです。

mini8塗ったクリアーは「艶消しクリアー」で、ただ上の状態は塗装直後なのでここから徐々に艶が消えていきます。艶消しもきちんとウェットに塗らないと綺麗に見えないのでしっかりと塗りこみます。

ちなみに今回は文字の部分を「艶有り白」でご依頼承っておりますので、艶消しクリアーが完全硬化後、再度文字の部分をマスキングしてクリアー(艶有り)を塗ります。その場合に使うマスキングシートは今回作った物よりも若干大きいサイズにしてあります。

色々方法はあるのですが、私的にはこういった文字はシャープ感が大切だと考えているので今回は「ベースコートはベースコートに馴染み易い」と言う性質(って言う程の事ではありませんが)を使って先に文字を入れて全体に艶消しクリアーをコートしてしまいました。全てのケースでこれを行う訳ではありませんが、一辺倒な事しか出来ないよりも色々な方法を知っている方が同じ時間(費用)でも良い仕上がりに出来るんですよね。この辺が塗装の面白いところです。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

YAMAHA YZFテールランプ塗装 完成

yzf2 こちらもお待たせしました!ヤマハのバイクYZFのテールランプは「標準濃度」のスモーク塗装で完成となります。

yzf3 テレパシーのような物が通じたのか、たった今オーナー様より連絡がありこれから取りに来られるとの事です。という事はこの画像を見る前に現物を見ることにはなりそうですね(既に道中を走行中かと・・・)。

yzf4現在のプロフィットは、知人の自動車板金塗装工場TACさんの中に間借りをさせて頂いて営業しているような状態でして、受付窓口などは設けておりませんから御来店での打ち合わせなどには対応しておりません。まあこれは窓口があるとか無いとかと言う問題ではなく、全ての業務を私一人で賄っておりますのでそれに時間を割く余裕が無い、またはしたく無いということが大きいんですよね。結局のところ現場作業がメインなので今やっている仕事に極力集中していたいのです。今こうしてタイピングしている時間は途中キリの良いところを見つけて行っているので、前もってその時間をピンポイントに伝えるのは無理ですしね。

と言うことですが、製品の受け渡し、色見本帳をお見せするくらいの事は対応しておりますのでその辺はお気軽に御利用下さい。見積もりも後で構わないという事でしたら事前に見積もりをしていなくても部品を置いていっても構いません(ただ普通これをすると余計にお金を取られる恐れがありますのでお勧めしませんが)。

それではお渡しする用意しておきますね。どうぞ宜しくお願い致します!