お待たせしました！ビューエルのフェーエルタンク×２個、シートカウルの合計３点は無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。そろそろ旅から戻られた頃でしょうか？

元々は「Buell」のロゴの下に「AMERICAN MOTOR CYCLES」といった文字のステッカーも貼ってあったのですが今回はシンプルに「Buell」のロゴのみで、さらにそれを１５％程度小さくしたサイズに変更で承っています。大きい方がオリジナルのサイズで一回り小さい方が今回のロゴサイズです。ロゴの位置については予め計測していますが実際に被塗物に貼ってみて良い按配を確認しておきます。

 良ければマスキングシートを作成します。ロゴは同じの形で同じ色なのが４個なので複数割引は３０％オフが適用されます。

 そしていよいよ本塗り開始です。フェーエルタンクをそのまま台に置くとフチの部分が塗れないのでちょっと怖いですが一斗缶を重ねた台に乗せた状態で塗装に挑みます。本来であれば先日紹介したＣＢ４００のタンクのように吊るして塗れば良いのですが、ご覧のようにこのタンクはそれが出来ないのでして・・・。

 と言ってもバランス自体は良い位置にしてあるので勝手に倒れたりはしません。注意するのはホースが引っかかったりしないようにですね。ちなみに台と被塗物は一応ガムテープで固定してあります。

ベースコートを塗ったらロゴ入れの準備をします。予め位置は測ってありますが一応画像を見て確認します。iPad、便利なのですが使い切れてはいませんかね・・・（もう少し軽ければ毎日持ち歩きたいところですが自転車だとちょっと思いのですよ）。

 そして本塗り完了ですお待たせしました！ベースカラーは濃い目のブルーメタリックパールです。

 そしてロゴはそれより少し明るいバイオレット系の色になります。ちょっと目立たない感じがしますがこれはオーナー様が意図的にこの色に決めているので問題ありません。むしろ狙い通りというところでしょうか。

暗い所だとロゴがあるのが判らなくなる程度ですが、光に当たると紫色のロゴが発色良くなって浮き出てくるような感じです。渋い所を狙ったようですね。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ！

 

 

珍しくバイクのタンクが３個纏めてあるのでこれらは並行して作業するようにしています。と言ってもこちらは金属では無くプラスチック製のタンクなんですけどね。素材はPP（ポリプロピレン）かPA（ポリアミド） でしょうか。ガソリンを入れるくらいですから耐溶剤性＆耐衝撃性に優れた素材じゃないと危ないでしょうからね。間違ってもPS(ポリスチレン）やPMMA（アクリル）、ABS樹脂などの素材で作っては危な過ぎるかと・・・（溶けて漏れます）。

ちなみにロゴは既存の在庫データで間に合うかと思っていたら微妙に（と言うか全然）違っていたので結局新たに作る事になりました。画像のロゴがそのデータで、在庫していたデータはもっと丸味があって変なんですよね。一応オフィシャルサイトで確認してもこの形だったので元通りのロゴにする事にしました。

ちなみに黒くて大きい方がオリジナルのサイズで（横幅１７５ミリ＆１７８ミリ）、今回は「１５％程縮小させて、下の文字列は無くしてBuellだけで」と御指定頂いておりますので８５％の縮尺させて横幅１５０ミリに変更しました。一応紙にプリントアウトしたので後日タンクに貼って具合を確認したいと思います。

ロゴは厚みのあるステッカーなので剥がして残った糊をシリコンオフで除去しますが、月日の経った塗膜にはこうやって「跡」が残ってしまいます。特に押し付けた訳でも無いのに結構凄い段差が残ったりするのです。

これが残ったままだと相当格好悪いので、予め堅い当て板にペーパーを巻いて平滑に研いでおきます。軽い気持ちで手研ぎで簡単に済まそうとしてもこの跡は残ってしまうので、かなりネチネチと（と言うかザクザクと）削って平滑にしておきます。最後の仕上げは砥石を使うのがお勧めですかね。

全体的には＃８００で水研ぎし、古い肌を平滑に均しつつ 足付け処理を行います。

ちなみにこの二つのタンクとは別に大きめのシートカウルもあるのでそちらは後日作業する事にします（実はそちらの存在をうっかり忘れていました・・・謝）。

どうそもう少々お待ち下さいませ！