次の透過性塗装のターンで本塗りを予定しているテールランプ等のレンズ系パーツです。いつもはクリアーカバータイプのテールランプが多いですが、今回はバイクのテールランプ以外は全て赤系です。
それぞれの案件を紹介している記事へのリンクを以下に記載いたします。
まずは裏側の清掃作業で、レンズの内部に埃や泥が中に入ってしまわないよう電球穴をマスキングします。こちらはまるで新品ようですが実はそうでは無く、綺麗に清掃されていましたが、さらにブラシと綿棒で水洗いしておきました。
ブラシと水で洗い流すようにしてエアーブローを何度か繰り返すと隅々まで綺麗になっていきます。
水洗いはジャブジャブ水を掛けている訳では無く、ブラシについた汚れを頻繁に洗い流すようにし、最後に少しの水を通すだけで大丈夫です。一度にやろうとするのではなく何度も繰り返すと綺麗になっていきます(しかしちょっと信じらないくらい時間は掛かりますが・・・)。
その後土台部分をマスキングします。ネジが出ていたり尖っている箇所は直ぐに破けるので二重にしてさらにマスキングテープで補強しておきます。
ホンダヴェゼルのテールランプは、左右にあるバックランプ部を「クリアー抜き」(スモークにはせず)で承っておりますので、予めマスキングシートを作成しておく事にしました。
バックランプ部にマスキングテープを貼り、つなぎ目部分にボールペンを走らせて輪郭を描きます。
それをスキャナーで読み込み、各部を修正してベクター画像を作成します。
そのデータを基にカッティングプロッターでマスキングシートをカットします。
ただそのままでは使えないので、各部を修正→再びカットを繰り返し、最後に本番用のマスキングシートを作成しておきます。
その後被塗面を#800~#1300相当(アシレックスレモン~オレンジ)で足付け処理をしておきます。表面は勿論、フチもしっかり当てておきます。
この後は埃の付かない場所に一旦保管しておき、本塗りのタイミングが来るのを待ちます。すぐそのまま塗れるという訳では無く、各作業内容の確認、ブース内と排気浄化装置、塗装台・棚板をスチーム洗浄して埃の無い状態に清掃しておきます。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!