GMCホイールキャップ 下準備

年明けにお預かりしておりましたGMCのホイールキャップです。

こちらの日記では紹介していませんでしたが、その後社外記の方で複製作業を紹介しておりまして、ようやく使えそうな2個を作成する事が出来ました。

 注口部分をエアーソーでカットし、

 全体を#120のダブルアクションサンダーで研磨して均します。

エポキシレジンには骨材としてGP=ガラスパウダーを入れているのですが、それのせいで粘度が高くなり、 注口周りに気泡が残ってしまいます。

 そのままだと後で欠けてしまったりするので、ワイヤーブラシがガシガシと擦って気泡を潰し、ゴムが入る溝に合うようPP=ポリプロピレン板をカットして挟みました。

 よく脱脂清掃し、構造用エポキシ接着剤(3Mパネルボンド)を欠けた部分に充填します。気泡の奥までしっかり届くよう前後左右からしっかりシゴキ入れます。

 PP=ポリプロピレンはプライマー無しでは塗料も接着剤も密着しないので、その特性を利用してマスク型にしています。FRP成型などで使うシートワックスと同じような使い方ですかね。

この状態のままパネルボンドを固め、その後PP板を抜き取って整形します。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

インプレッサフォググリル塗装承ってます

 先日到着しておりましたインプレッサ(GR前期)の純正フォググリルです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 裏側のカバーとネットはネジで着いているだけなのでそちらは外しておきました。

(外したままでも格好良いので、もしかしたらオーナーの好みで選べるようになっているのかも知れません。)

 今回ご依頼を頂いているのはシルバーの部分の塗装で、ここを「艶消しの黒」で承っております。

 周りの黒い部分は未塗装の樹脂素地なので、こちらはマスキングをしてそのまま残すようにします。

製品は新品で、防腐剤のような粉が隙間に溜まっているのかと思いきや、しっかり色が入っていないで下地のプライマー(グレー)が透けているだけでした。

ただそれよりも黒い樹脂素地部分に若干シルバーの塗装が漏れ出ていて、全部が真っ黒になるとそれが目立ってしまう恐れがあるので、この辺の処理もしておこうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ブレンボキャリパーオレンジパール塗装承ってます

 先日到着しておりましたブレンボキャリパー一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 元々はゴールドに塗装された物で、フロントキャリパーの方は艶消し黒に自家塗装されたような跡も見受けられます。

リヤキャリパーもロゴの赤が褪色してしまい、また片側はキャリパー本体の色も焼けてしまったような状態です。

今回ご希望頂いている色はオレンジパールで、以前施工した時の画像がありますのでそちらを紹介させて頂きます。

ソリッドカラーに見えますがゴールドパールなどが入っています。その他の画像はこちらの記事からご確認頂けますので宜しければご参照くださいませ。

 またブレンボのロゴについてはこちらの丸文字仕様で、色で承りました。

下地処理はいつものブレーキ屋さんにてサンドブラスト作業を行って頂く予定です。詳しくは以下のページで紹介しておりますので宜しければご参照くださいませ。

ブレーキキャリパーの下地処理

また今回は、ミニカー型色見本キーホルダーと、アクリルキーホルダー(イモリ)の制作もご依頼頂いております。そちらも紹介をさせて頂きますね。

ウレタンレジンで作成した色見本のキーホルダーで、この時と同様裏側には配合データをデカールで入れます。

こちらは以前制作して販売していたキーホルダーで、その後品切れ状態が続いていましたが先日からまた作り始めましたので今回一緒にご依頼頂きました。

尚、こちらのアクリルキーホルダーは今まで塗装した物を販売していましたが、今回はテスト的に、ご依頼頂いたキャリパーと同色のオレンジパールで承っております。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

尚、現在同じようなキャリパーをもう1セットお預かりしておりますが、それぞれが混ざってしまってしまうような事は無いようしっかり管理しておりますのでご安心くださいませ(形状が違いますし、また部品番号も控えております)。