GRBインプレッサテールランプ 本塗り

業者様からのご依頼品も含め、予定個数に達したので早速先日から作業をしておりました透過性塗装のご依頼品一式です。

今回は殆どが新品だったのでそれらはエアーブローのみの清掃で、中古品に関してはブラシと水洗いで細部まで洗浄しておきます。

 その後よく乾かし、レンズ部以外の箇所(土台部分)をマスキングします。

その後被塗面を#800~#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン&オレンジ)で足付け処理します。フチまでしっかり当てておきます。

その後脱脂清掃し、本塗りのタイミングが来るまで保管しておきます。

本塗りのタイミングが来たらブース内の壁と床、そして塗装台(パイプ台と棚板)をスチーム洗浄機で清掃しておきます。メタリック塗料の粒子や埃などが飛散しないようにですね。画像は先日お預かりしておりましたスバルGRBインプレッサのテールランプ一式です。

 よく脱脂清掃後、クリアー抜きのマスキングシートを貼ります。

 再び脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

まずは透過性の赤を塗り、それが終わったらマスキングシートを剥がし再びプラスチックプライマーを塗布します。

続けてスモークを塗布します。以前の施工画像を参考に濃さを調整していきます。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様の仕様となります(今回のターンは全てこちらとなります)。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ホンダGL1800ウィンドスクリーン塗装承ってます

先日到着しておりましたホンダGL用のウィンドスクリーンです。ナショナルサイクル(NATIONAL CYCLE) VSTREAMなる製品との事です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はこちらを「極薄めと薄目の中間」のスモークベタ塗りで、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承りました。またオーナー様からは『GLはまるでオープンカーと同じくスクリーン越しにライディングするので「少し入っているな」程度』とも伺っておりますので、ご希望に沿えるよう調整したいと思います。

その他参考となる画像もご指定頂いておりますのでそちらも紹介させて頂きます。

こちらは以前施工しましたホンダCR-Zの純正テールランプで、その他の画像はこちらの記事からご覧いただけます。

ちなみに今回のオーナー様は、以前当ウェブサイトにあった「相談掲示板」で何度かご質問頂いた方との事で、以前乗られていたCBではパナロックを使った自家塗装もされていたとの事です。ガチの方じゃないですか・・・(笑)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

NISMOドライカーボン製導風板 ロゴ準備

  先日お預かりしておりましたニスモ社のドライカーボン製導風板です。

  その後「EXPERTSHOP」のロゴを追加頂き、改めて細部も修正しましてこちらの内容に決定となりました。

そのまま実作業に入っても良いのですが、2次元→3次元に変換すると多少なりブレが生じる筈なので、念のため各ロゴを実際にカットして実物に貼ってみます。

高校に通っていた頃は授業中を含め一日中机に突っ伏して熟睡している事が多かったのですが(さすがに心配になった先生が「おいタカハタ、先生そういう病気知ってるぞ?」と言ってくれました。笑)、数学だけは塾に通っていて、その時の先生が予習と復習の大切さを教えてくれて今でもその習慣が残っているのがありがたいです。

一部のロゴは折り目に差し掛かるのでちょっと貼るのが難しく、この辺の対処方法も本番前に判っておく事が後々役に立ってくれます。

と言う訳でイメージイラストの2次元から実際の3次元に転換が完了しました。

 大体の正面から見た感じです。 少し手前から寝かした状態です。

実際には各ロゴの部分がカーボン地として残り、その他の部分がホワイトパール(カラーコード:QT1)となります。

これでロゴの配置が決まったので、ここからはようやく実作業となります。まずはクリアーの下塗りで巣穴を埋めていきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

マツダCX-3エアコンスイッチパネル 本塗り

 先日お預かりしておりましたマツダCX-3に取り付け予定の社外品エアコンスイッチパネルです。何故だか判りませんが、ここ最近同じような部品のお問合せを多く頂きました。

素材はグレー色のABS樹脂で、その上にカーボン柄の水圧転写、そしてクリアーが塗ってあります。クリアーは塗装なので当然ゴミが着いていたりしますから、予め#800のペーパーで平らに研ぎ落しておきます。

裏側には両面テープが貼ってあって、マスキングテープで覆っておきます。

全体を#800相当の布状研磨副資材で足付け処理を行います。

 よく脱脂清掃し、本塗り準備完了です。

まずはベースコートの黒を塗ります。元々塗られていた塗装に不良が無ければ(完全硬化していれば)チヂレたりはしませんので、しっかりウェットに塗り込んでツルンとした肌になるよう仕上げます。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

今回は同じ「艶あり黒」のご依頼品を複数同時に塗っていて、これら全てクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は通常通り一晩自然乾燥させ、後日他に被塗物と一緒に60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

インプレッサスイッチパネル&FRPエアロパーツ 本塗り

 先日サーフェサーを塗っておいたスバルインプレッサ純正のステアリングスイッチパネルと、リヤバンパーに装着される社外品FRP製スポイラーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

最初は#320→#400の空研ぎダブルアクションサンダーで粗研ぎを行い、

 その後#600→#800の水研ぎでライン出しを行い、

最後は#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー目を均します。フチなどの足付け処理もしっかり行っておきます(サフェを塗ったそのままで上塗りを行うと剥がれてしまいます)。

 よく洗浄し、台にセットして本塗り準備完了です。

今回は少し工夫をしています。トンファーみたいな感じでしょうか(判りませんか・・・)。

追加でご依頼頂いたステアリングスイッチパネルは新品なので、サフェは塗らず#800相当で足付け処理のみとしています。

最終脱脂を行い、エアーブローを繰り返して埃を飛ばしたら本塗り開始です。

 まずはベースコートの黒を塗布します。

黒は3コート程塗っていて、この時点で肌を荒らすとクリアー塗装後にも影響する為(艶引けです)、各コート共ウェットコートを心掛けます。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

ベースコートまでは塗り易いよう縦置きで、最後のトップコート(クリアーコート)は地面と水平にしてテロンとした肌になるようにしています。

垂直面でここまで塗るとナイアガラ(激しいタレ)は必至で、置き方を工夫する事で塗ったそのままで艶々の仕上がりになるようにしています。

【お任せ仕上げコース】では磨き処理を行わない事を前提としてコストを下げていますが、その分「塗りっぱなし」でも美しく見れるように仕上げています。車体の塗装で行う「新車肌の再現」はとても難しいですが、小物の塗装でもそれなりに工夫して攻めるようにはしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます(ただこちらはスイッチの組付けもあるので少し後にすると思います)。どうぞもう少々お待ちくださいませ!