インプレッサインマニ結晶塗装 本塗り

 先日サンドブラスト処理を行っておりましたスバルインプレッサ(GC8)のアルミ製インテークマニホールドです。

 その後リン酸処理を行い、洗浄~乾燥させておきました。

 ネジ穴はそのままで、

 まずは全体にプライマーを塗布します。先に裏側から塗ります。

 そして表側にもプライマーを塗布します。

プライマーは薄膜で、ただし塗り残しが無いよう全体に満遍なく塗っておきます。

その後、結晶塗装を塗りたくない部分にベースコートの黒を塗ります。主にネジ穴やインジェクター取り付け部などですね。

黒く塗った部分が乾いたらマスキングを行います。

 再び台に戻し、本塗り開始です。

まずは裏側をしっかり塗り込み(ここは余裕が無いので撮影はしていません)、

再び表側に戻してこちらもしっかり塗り込みます。

その後赤外線ヒーターで熱を掛けて塗膜を硬化(反応)させます。

熱が100℃を超えると結晶目が現れ、さらにその後140℃~170℃の熱を30分程掛ける事で塗膜が硬化します。

熱々の状態だと塗膜はまだ柔らかく、この後冷えると固くなります。

さらに後日今度は恒温機で130℃30分くらいの掛けて二度焼きを行います。他に熱を入れる物がある時に、先にこれを130℃設定で熱を入れ、その後60℃まで下がった時に予熱で他の塗装済み品を入れて一緒に熱を掛けるといった方法で、念のため、且つコストを抑えるようにしています。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!