トヨタ86ウィンカーレンズ塗装承ってます

先日到着しておりましたトヨタウィンカーレンズとサイドマーカーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容は透過性の橙=オレンジキャンディー塗装で、色味については頂いた画像を参考に大体似たような感じで調整するようにします。

スモークは無しで、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。

サイドマーカー(小さい方)はフチにビビリ音防止の為のクッションテープが貼ってあって、

再利用出来ればと思っていましたが、両面テープとクッション部 で剥がれてしまったので、

新たに同じような素材で作り直しておきました。塗装後に同じ様に貼っておくようにします。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

出張のお知らせ

11月19日(土)と20日(日)は、東京ビックサイトで行われるデザインフェスタに出店する為、工場は不在となります。

メールの返信は週明け月曜日以降となります事をどうかご容赦くださいませ。

ご不便をおかけするかと存じますが、何卒ご理解頂けますようお願い申し上げます。

 

スバルエンブレム(裏黒表青/枠艶あり黒)枠塗装

先日プライマーとサーフェサーを塗っておいた スバルアセント(アウトバック)の純正エンブレムメッキ枠です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

その後#600~#800の水研ぎでライン出しを行い、当たりの柔らかい布状研磨副資材(アシレックスレモン)でフチなどの足付け処理を行います。

その後よく脱脂清掃し、台にセットしたら再度最終脱脂をして本塗り準備完了です。

フチまでしっかり塗れるよう、裏側のスペースを広く空けるようにして固定しています。

まずはベースコートを塗布します。

黒はSTANDOX原色=MIX571そのままとなります。単に着色すれば良いという訳では無く、しっかりウェットに塗って肌を荒らさないようにすると、クリアーを塗って熱を入れた後でも艶引けが少なくて済みます。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。プレートの表側=ブルーキャンディーは次の透過性塗装のターン(テールランプ等のレンズ塗装)と一緒に行う予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ゼンハイザーE945ゴールド&ブラック塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたゼンハイザーE945ボーカルマイクの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこのような状態だった物に、

オーナー様がデザインしたイラストを参考にして、

塗装を施しました。

ゴールドの部分は「シルバー→透過性のイエロー(→クリアー)」とした3コートキャンディーカラーとなります。

裏側です。

各ロゴは塗装では無くデカール(印刷)となります。

デカールの場合はどうしてもその段差が出来てしまう為、一旦艶ありクリアーで仕上げてから表面を研磨して均し、その後艶消しクリアーを塗っています。

自然光でも撮影しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

リング部分のゴールドはご要望に応じてかなり細くしました。

しっかりウェットに塗り込む事で、傷の付き難いツルンとした艶消しに仕上げています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

Mitsubishi Lancer brembo Blue

  いつもご贔屓頂いている業者様から御依頼頂いたランサーエボリューション用純正ブレンボキャリパー一式です。

現状色は褪色し、

またベースカラー(赤)とクリアーとの間で層間剝離が生じています。ブレンボあるあるですね。

ロゴは元の通りと承っていますので、予めサイズを測っておきます。

フロントの横幅が80mm、リヤは54mmとなります。

その後、ブレーキ専門の方に委託して、洗浄とサンドブラストを行って頂きました。

これについては以下リンク先の記事が判り易いかと思いますので宜しければご参照くださいませ。

ブレーキキャリパーの下地処理

そのままでも塗れる状態ではありましたが、塗装後に艶が極力残るようサンダーを使って表面を研磨します。

 大きな打痕や、

鋳造時のザラザラとした粗が目立つので、

正面の目立つ部分のみサーフェサーで下地を整える事にしました。

まずはエポキシプライマーサーフェサーを塗布し、

ウェットオンウェットでウレタンサーフェサーを塗布します。焼き上がった目玉焼きの上に、さらに新たに卵を重ねて焼いても完全に一体化はしませんが(最初に紹介した画像のような層間剥離と同じような感じ)、半生の状態で重ねると一体化する!というような感じですね。

その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、サンディングを行います。

最終番手は#800で均し、

キャリパー全体にシリコンオフを浴びせ、上から下に洗い流すようにして脱脂処理を行います。

そして全体にプライマーを塗布します。

その後、膜厚をつけたく無い箇所=ボディ取り付け部・ガスケット当たり面・ブレーキパッド固定シャフト穴にベースコートの黒を薄膜で塗布します。

テープフリーな状態になったらそれらをマスキングし、

ご指定の塗色=ダイハツ純正色「「ディープブルークリスタルマイカ」(カラーコード:B79)に粗目のメタリック(STANDOX原色MIX598)を少量入れた仕様の色を塗布します。

元と同じサイズでカットしたマスキングシートを使い、ロゴを白で塗装します。

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

さらに数日寝かしたら完成となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

こちらの塗装を御依頼頂いたカーショップさんは何度もご贔屓を頂いておりまして、以前「うちで塗装したキャリパーで何かしらの問題が起きた事はありませんか?些細な事でも何かあれば言ってください」と伺ったところ、サーキットで使用しても全く問題無いとお墨付きを頂いております(かなりの台数を扱っている業界ではとても有名なショップさんです)。