先日に引き続き、次の透過性塗装のターンで本塗り予定のテールランプ等レンズパーツです。
テールランプのレンズ部分は主にアクリル樹脂=PMMAで、PP(ポリプロピレン)程密着性は悪くはないですが、それでもプラスチックプライマー無しではエポキシ接着剤ですらくっつきません。またプラスチックプライマーもツルツルとした面ではしっかり食いつきませんから、被塗面を研磨して細かい傷を作り、アンカー効果を期待して塗料の密着性を高めるようにします。今回の場合だとフチ(レンズ断面)を#500相当で、平面を#800→#1300相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ→レモン→オレンジ)で足付け処理を行っています。
マークXのテールランプは塗り分けで承っていまして、オーナー様に貼って頂いた目印(上部テールランプ)を参考に、先に足付け処理を終えた方のテールランプにラインテープを貼ります。
同じようにトランクリッド側のテールランプも元の印(右側)は剥がさず、それを参考にして先に足付け処理を終わらせた逆側(左側)にラインテープを貼ります。
最後にそれぞれ隣り合うテールランプを合わせ、ラインにズレが無いかを確認しておきます。
その後残りのレンズも足付け処理を行い脱脂清掃を行っておきます。
BRZのテールランプは、以前作成したデータを利用してクリアー抜き部分のマスキングシートを作成しておきます。
アプリリアのテールランプはナンバー灯の部分をクリアー抜きで承っていますので、
マスキングシートを作成しておきました。剥がし易いよう2分割方式にしています。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!