ランサーテールランプ 本塗り

先日塗装前準備を行っておいた三菱ランサーエボリューションⅩの純正テールランプです。

ブース内の清掃と各被塗物のエアーブロー、脱脂作業と撮影までは前日までに済ませておき、本塗り当日は最終脱脂処理→エアーブローのみ行って直ぐに塗れるようにしています。

埃はテールランプの裏側にも付着していたりするので、一個ずつ持ち上げて裏側もしっかりエアーブロー、

表面はエアーブローだけでは取り除けないゴミをタッククロス(不織布に粘着剤が塗布された塗装作業専用の物)も併用します。

その後プラスチックプライマーを2コート塗って本塗り開始です。

まずは前回ご依頼頂いた時と同じくらいの濃さのスモークにします。

今回はこれより半段階濃くするので、ここからさらにスモークを塗り重ねていきます。

先ほどの状態より30%くらい濃くなった感じです。

最初の3コートで前回と同じくらいの濃さに、残りの2コートでさらに半段階濃くし、合計5コート程でスモーク=ベースコートを終えるようにしています。

コート毎にもスモーク含有量を調整しています。

コート数が少ないとムラやダマや濃さのバラつきが出ますし、塗り過ぎると塗膜の強度が落ちるので、ベースコートは3~5コート程で塗るようにしています(念のためハードナーも添加しています)。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

 この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

シビックテールランプ(外側のみ)本塗り

先日本塗り前下準備を行っていたホンダシビックの純正テールランプの外側(リヤフェンダー側)左右2点です。

よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

ちなみに今回は以前ご依頼頂いたテールランプの一部を破損させてしまたったとの事で、見本としてそちらのテールランプも一緒に送って頂いています。なので内側(リヤゲート側)は塗らず外側のみとなっています。

使用している塗料(スモーク)自体は同じ物なので調色作業は必要ありませんから、これを含有量とコート数(塗り方)で調整します。一番左側の手で持っているのが以前ご依頼頂いた物で、右側2個が今回塗っている物となります。

塗り過ぎると元には戻せないので、3コート程で少し手前の濃さにして、残りの2コートで微調整していくといった感じです。かなり難しそうに見えますが、現物があると違いがはっきりと判るのでむしろこの方がやり易かったりします。

濃度が決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

このテールランプの特性上なのか内部に結露(水)の跡が目立つのですが、

スモークにする事でそちらも軽減はされているかと思います。

何よりコントラストが強調されて格好良いですよね。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

RX-7(SA22C)テールランプ等7点 本塗り

先日塗装前の準備を行っておいたマツダRX-7(SA22C)の純正テールランプです。

よく脱脂清掃し、エアーブローで埃を飛ばします。

こちらはサイドマーカーと、

フロントウィンカーレンズ、

そしてリヤセンターガーニッシュです。

こちらは透過性では無い黒い着色樹脂で、クリアー塗装のみで承っています。

それぞれプラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

今回は黒くするというより、以前ご依頼頂いたロータスのレンズ塗装と同様「コントラストを強調してガラスのような質感にする」といった内容ですので、スモークの濃さは極薄くします。

当店規定の濃さで言うと、「極薄めと薄めの中間より極薄め寄り」 といった感じとしておきます。

他に濃い目のスモークを一緒に塗っていると、果たしてこの濃さで(薄さで)大丈夫かな?と思う場合がありますが、

スモークが塗られたマスキングテープの上に新しいテープを貼るとしっかり黒くなっているのが判ります。

同じようにウィンカーレンズも濃くなり過ぎないよう薄くスモークを塗り重ねていきます。

一度のスプレーで塗ろうとするとムラやダマ、濃さの微調整が出来ないので、その都度塗料中のスモーク含有量を調整して合計4~5コート程で収まるようにしています。

リヤのセンターガーニッシュはクリアーのみを予定していましたが、テールランプとの「黒の色味」が違ってしまうのが嫌なので、こちらもスモークを2コートのみ塗っておきました。黒と言っても黄色味のある黒や青味のある黒など色々あって、当店で使っているスモークは後者なのでガーニッシュの黒もそちらに合わせるような感じですね。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

黒さを感じさせないようにしつつ、断然質感が良くなったと思います。

 ウィンカーレンズも同様にクリアーを2コート塗っています。

ガーニッシュは軽いので手で持って回しながら塗りました。

こちらも樹脂素地の状態に比べて断然質感が良くなったと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ系透過性塗装 本塗り前準備

先日に引き続き、次回透過性塗装の下準備を行っています。

テールランプは裏側が平らでは無いのでそのまま置くと倒れてしまいますから、段ボールで脚を作って自立するようにしています。

レンズ系は特に塗り肌を残したくないので、塗装直後のクリアーが最も延びる面を地面と水平にしています。

また塗装時に被塗物(テールランプ)単体で持って運べるようにもなっています。

というのも、

スプレーするのは浄化装置の排気ダクト前で行う為、持ち易く置いた時に安定するようにする必要があるのです(倒れたら一大事です…)。

尚、以前はそのまま塗っていましたが、今は塗料が飛散し難いよう両サイドにビニールシートを垂らしています。ロールごと吊っているので簡単に新しい面に交換できるようにしていて、今回も新しく張り替えています。

透過性塗装はとてもデリケートなので、床と壁と塗装台と棚板を高圧洗浄機で洗浄し、作業台の紙を張り替え、壁のビニールには埃を吸着する粘着剤を塗布しておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ系透過性塗装 下準備

先日に引き続き、次の透過性塗装のターンで本塗り予定のレンズ一式の下準備となります。今回はマスキングと足付け処理ですね。

反射板が付いていないレンズ単体の場合はそれの代わりとして反射フィルムを貼っておきます。通常のようにマスキングテープをそのまま貼るとそれに影響されてスモーク具合が塗っていて判らなくなってしまう為、反射板と同じように光を反射させてスモークの濃さやムラを分かり易くします。尚アルミホイルはレンズを傷つけるのでNGです。

表から見るとこのような感じになります。

RX-7のテールランプは元々フチにゴムが着いていたようで、

昔ながらの構造という感じでシーラーや接着剤が残っています。

もはや溶剤で取れるというレベルでは無いので、

#240のペーパーで削り落としました。

その後#320→#500→# 800と番手を上げて(細かくして)ペーパー目を均します。

レンズ表面にも深い傷が結構あったのでそちらも同じようにして除去しています。今回ご依頼頂いているランサーのテールランプは新品なのでこういった手間はありませんが、私的には「他人から見たら価値が無い物を綺麗にして世の中に戻す」という作業が好きなので楽しんでやっています(ただこれをやっていると会社は大きくはなりませんが…)。

テールランプの間にあるセンターガーニッシュは黒い樹脂素地(未塗装新品)で、こちらはクリアーのみ塗るようにします。

テールランプの作業は床の上に段ボールを敷き、その上にフロアマットを重ねて行っています。万が一手が滑ったとしても破損させないようにですね。

ウィンカーレンズは手で持って塗れるよう芯棒を固定しておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!