トヨタ86ウィンカーレンズ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたトヨタ86のウィンカーレンズとサイドマーカー塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様なクリアーレンズだった物に、

透過性の橙=オレンジキャンディーの塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

サイドマーカーは、元々貼ってあったようにフチにビビリ音防止の布テープを貼っておきました。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

UAZ-452バックランプレンズ(3個目)本塗り

先日下準備を行っておいたGAZ社UAZ-452のバックランプレンズです。

御依頼内容としてはクリアー塗装のみ=レンズの保護の為なので、着色はせずトップコートのみの塗装となります。

プラスチックプライマーを塗布し、クリアーを塗ったら本塗り完了です。

ただこちらのレンズは経年でボロボロになってしまうとの事ですので、念のため(より紫外線を遮断する為)、これまで御依頼頂いた2個と同様、完全硬化後にもう一度クリアーをする2度塗りを行おうと思います。

例えばクリアー塗装一回分で紫外線を80%遮断できるとすると、それを2回行う事でさらにその80%を遮断出来ますから、結果として4%の透過まで減らす事が出来るという訳です(各数値は私的な想像です)。

この後はいつも通り60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、後日改めて足付け処理をし直し、二度目の本塗りを行います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アルファロメオ樹脂製エンジンカバー塗装承ってます

新年あけましておめでとうございます。当店は明日の5日から営業となりますが、休日の間に頂いたメールの返信等でかなりの時間が掛かりそうだったので、本日4日から通常通り出社しての営業となります。今年もどうぞ宜しく御願いいたします。

そしてこちらは昨年末に到着しておりましたアルファロメオの樹脂製エンジンカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状は未塗装黒の着色樹脂で、

ザラザラとした梨地をベースにし、各凸部は艶がある作りになっています。塗装による塗り分けでは無く、金型の素地変える事によって質感を表現する手法ですね。

今回の御依頼内容としては、ザラザラとしたベース部分を黒系メタリックとし、

これら艶のある凸部をシルバー系の塗色で承っております。

黒メタリック・シルバーをそれぞれ塗り分けた後、最後に全体を艶消しクリアーでコートする艶消し仕上げで承っています。

色に関しては「お任せ」で承りましたので、既存の色見本から良さそうな色を探しました。

オーナー様の御希望としては、「プラスチック然としているカバーの質感を高めたい」「ピカピカ、キラキラではなく、重厚な仕上がり」と伺っていますので、

予め艶消し仕上げになった色見本帳から、こちらの塗色=GM社の「Dark Argent Charcoal Met」にする事にしました。

単なるグレーでは無く、メタリックとパールを含んだ濃い目のグレーメタリックの艶消しとなります。イメージとしては「鋳鉄」のような感じですね。

凸部のシルバーに関しては、出来ればここで金属感を高めたいと思いますので、高輝度タイプのSPFシルバー=JLM-906を採用しようと思います。JLM-906はこの時に採用したシルバーですね。

尚、凸部の塗り分け作業方法につきましては、

この時のような方法で行うようにする予定です。先に凸部=今回の場合はシルバーを塗って一旦全体をクリアーで覆うようにし、その後再び下地処理(足付け処理)を行って全体を黒メタリックを塗り、凸部を削って最初に塗ったシルバーを露出させたら全体に艶消しクリアーを塗る、といった方法です。

その他の手法としては、

この時のように「各凸部に合わせてマスキングシートを作成する」といった方法もありますが、かなりの手間が掛かるので一品だけの為にこれを行うには余り現実的では無い所もあります。新聞が一部数十円で買えるのは一つの版で一度に数千万部を刷れるから可能になる訳で、今回のように一つだけの為に版=データを作るのはどうしてもコスト高になってしまうのです。

さらにそれらの方法でも難しい場合は、それ一つだけの為にマスク型を作って塗り分けする方法もありますが、それこそ大変な作業になってしまうので、実験的に行うような場合を除くと余り現実的では無いですかね。

ちなみに極稀に「周りは塗装せずそのままで、凸文字部だけをシルバーに」といったお問合せがありますが、それこそ非常に大変な作業でして、

その場合はこのような感じで、本当に物理的な方法で塗り分けを行う事となりました。もしかしたら箔を押すような方法があるのかも知れませんが、ただでさえ密着性の悪いPP=ポリプロピレン樹脂素材に、新車時と同等からそれ以上の仕上がり&耐久性を保持出来るの方法があるとするならば、是非教えて頂きたい次第です(タンポ印刷が良さそうなイメージですが、はたしてエッジを綺麗に塗り分けられるのでしょうか)。ちなみに新品時の塗装=大量生産ではそれ専用に作成した電鋳のマスク型を使用していると思います。

以下リンク先のような方法ですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

RB26→RB28タイミングベルトカバー凸文字加工&塗装 完成

先日本塗りを終えていた日産R34GT-R用RB26エンジンタイミングベルトカバーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、見本としてお預かりしたプラグカラーに合わせて確認しました。実際に見るまではどうしても心配でしたが、色は問題無いようで安心しました。

最後に塗装前に剥がしておいたシーラーを取り付けます。

シーラーはシリコーン製なので、同じ性質の接着剤(カーコーク)を使って接着します。

シーラーが浮かないようマスキングテープで固定し、接着剤が固まるまで数日寝かします。

そして完成です。お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

元々はこの様に艶消し黒に塗られていた物を、

既存の塗膜を剥がし、サンドブラストで素地調整を行い、「6」の部分を削り落として新たに「8」を取り付け、サフェーサーで下地を整えてから上塗りを行いました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

色は日産純正色「アルティメイトシャイニーオレンジ」(カラーコード:EBG)で、

測色機を使って得た配合データを基に、2時間程の調色作業(有料)を行いました。

凸文字部分はベースコート塗装後に研磨してアルミ地を光らせ、

最後に一緒にクリアーをコートしています。

「8」は単に貼っただけでは無くフチ周りの処理もしているので、粗を探そうと思って良く見ても、

後から貼り付けたとは思えないような仕上がりに出来ているかと思います。

今回のアルティメイトシャイニーオレンジはオレンジ系着色メタリック(MIX895)が多く使われている為、

光に当たるとそのギラツキ感が強く現れます。

元の凸凹した箇所は、サーフェサーの塗布~研磨でラインを整えています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

セリカXX 1G-GEUヘッドカバー色確認

先日お預かりして色の確認をしておいたトヨタセリカXXのヘッドカバーです。

その後アルカリ洗浄槽の浸け置きで一回目の洗浄を終えたので、改めて文字の青色の確認をする事にしました。

使用するのはRM社の色見本帳で、ただ当店で使用している塗料はSTANDOXですから、ここから色を見つけても配合データは得られなく、ただその後知り合いの塗装屋さんから測色機(画像右下)を譲って頂いたので、今回はこれを使って色見本から測色してしまおう!という作戦です。ちなみに測色機もメーカー毎に違っていて(ハードは恐らく同じ物を使いまわしソフトを各社専用にしていると思われます)、しかもお値段は100万円くらいはしますから、かなり特殊と言うか贅沢な使い方をしていると思います。

RM社の色見本=Colormasterのシステムの良い点としては、「青」といったら青系だけの色見本を纏めている所にあります。通常自動車補修塗装用の色見本は「自動車メーカー」毎に別けられているのが普通で、RM社の色見本にはこの概念が無く、PANTONEや日本塗料工業会のような色相毎での色見本の使い方が出来るのです。

・・・が!そんな中でも同じような色味の見本は見つからず、だったらという事で、色相はズレていても明度・彩度(濁り)が似たような色を選び、

それを測色してSTANDOXの配合データを得て、その中に使われている「赤味の強い青」を、「黄色味の青」への比率を多くする事で対応する事にしました。塗装屋さんなら判ると思いますが、色味(色相)を変えるより濁り具合を変える方が案外難しかったりしますよね。例えば「ピンク」を作る場合、もう少し色を淡くしようと思って白を足すと「明度」が上がり「彩度」は落ちます。逆に赤味を強くしようと思うと彩度が上がり明度が落ちるという全体のバランスが変わる事になる為、調色作業はそう単純な事では無いのです。

と言うような感じで、「塗装」と一括りに言っても覚えなくてはならない細かい仕事が沢山あり、それでいて業界全体の賃金が低い傾向にあるので人材不足は早い段階から顕著に表れ、このままではマズイ!と言う事で、誰でも比較的簡単に塗装の仕事が出来るようにこういった測色機の様な物が登場したのだと思います。

ちなみに今回の色は厳密な調色作業をする訳ではありませんので、後日本塗りの際に配合データから一部の原色の比率を変え、出来た色と選んだ見本とを見比べて簡易的に色の調整を行います(非調色でこの場合は無料)。なのでヘッドカバーは剥離作業を行うべく、この後溶剤槽に浸け置きをします。残った油汚れもここでさらに洗浄する算段です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!