今日はお留守番

trek-21 昨日はいつも通り自転車で会社まで来たのですが、帰りの時間には結構な雨が降っていて、さすがにこれで自転車で帰るのは難しいでしょ・・・という事で歩いて帰ることにしました。直線距離なら自宅までは5キロくらいですから帰れない距離では無いんですよね(ただ日付が変わる時間ともなると中々辛いものはありましたが・・・)。

で、本日も朝から雨でしたから通勤手段はカブとなり、TREKはもう一日工場にお泊りになる事になりました。ちなみに奥にあるのは普段は使わないSTANDOXの1コートソリッド用の塗料で、ミキシングマシーンは知り合いの板金塗装屋さんに頂いた物です。この光景、どこかで見たような気が・・・と思ったら以前自宅でもcannondaleで撮っていましたね。

cannondale_3こちらの方は自宅の土間スペースで、先ほどと同じSTANDOXの塗料ですが、実はこちらがメインで使っている方のベースコート用の塗料です。朝ここで色を作ってそれを自転車で運ぶと言う、余り他では見ないちょっと特殊な塗装システム?となっています。

trek-20そして話は変わりまして、現在進行している案件で(ベンツのホイールキャップです)ポリエステル樹脂を使う作業を行っているので、そう言えば前からやろうとしていた事があったので今回そちらも一緒に計画を進行する事にしました。PRO_Fitのカーボン製極小手作りエンブレムです。

今まで何個か作製はしているのですが、いざこれを自転車のフレームに貼ろうとすると上の画像のようにフレームの曲面に馴染まずかなり気分が悪かったのです。またカーボンの板にデカールを貼ると何故か白濁りみたいなのが発生してそれも納得いかず、ただ先日行ったマイクの塗装でその原因は判ったのでこれを機会にいよいよ計画を実施しよう、と言う事で本日奮起してみました。まあ実際のところは折角の土曜日なのに仕事漬けって言うのが何なので、少しは楽しい事もやらせて欲しいって感じなだけなのですが(苦笑)。

profit12カーボンの繊維は結構前に買っておいた物で、元々この極小エンブレムを作る為に購入した物ですが、機会が無ければ中々使う事もないので長いこと工場の二階で眠っていました。まあこういうアイテムは手元にあるだけで楽しいですし、思い立ったら吉日に出来るような体制はいつも整えておきたいのでして。しかしお陰で色々な廃材が・・・(笑)。

profit13 ちなみにこの極小プレート、以前はロゴの部分を「白」のデカールで作っていましたが、工場を移転して新たに入手したデカール印刷用のドライプリンターの調子がすこぶる良いので今回は新たに違う色のバージョンを作る事にしました。フフフフ、フ・・・(病)。

profit11 こちらは最近よく使うメタリック系のインクリボンで、今回は新たにシルバーとゴールドを印刷してみました。どちらも黒系のカーボン地によく映えそうな輝きです。うーん、これは相当ヤバイですよ(惚)。

ちなみに既に曲面状のカーボン板も製作には着手していて、本日貼り付けまで完了しているので離型剤がちゃんと働いてくれれば週明けには型から外せる筈で、不安もありますが今はそれが楽しみでなりません。エアーを噛まず上手く貼れていれば良いのですが、まあ失敗していたらそれはそれで今後の糧にすれば良いですしね。材料はまだまだありますし(笑)。

そちらはまた後日紹介したいと思います。一応特殊な方法では無く、家庭で誰でも出来るようなやり方を試しています。ただし相当匂いが・・・(笑)。

ベンツ用ワンオフホイールキャップ シリコン型完成

benz14エッティンガーのホイールに装着する為、68mm径で作製したスリーポインテッドスターの原型からシリコン型を作製し、いよいよ複製の作業となります。

benz15面取りした外周にちょっとシリコンが入ってしまいましたが、これくらいなら概ね大丈夫かと思います。円周と中央の★の継ぎ目が上手くいっているようで安心しました。イメージシュミレーションだとどうしてもここの処理が上手くいかず、何度ドラえもんを夢見た事か・・・(欲しかったのはスモールライトです。笑)。

benz16 と言う事で、後は普通どおりにレジンを流し込むだけなので難易度はグッと下がります。この辺はいつも余ったクリアーで作っているダースベイダーとかと大差は無いですかね。ただ型は出来るだけ長持ちさせたいのでしっかり離型剤を塗り、またフチまで樹脂が行き渡るよう慎重にレジンを注いでいきます。

benz24 オーバーフロー方式のコツは多めに樹脂を流し込んでおく事ですが、今回は単なる平面なので市販のクリアーファイルを同じくらいの大きさにカットし、エアーが抜けるのを確認しながら貼ると上手く気泡も取り除けます。クリアーファイルを使うのは素材がPP(ポリプロピレン)で、これなら離型剤無しで綺麗に剥がれてくれるからです。

benz25 一時間くらいして重りを外してフィルムを剝がしてみるとこんな感じになっています。今回はポリエステル樹脂を使いましたがエポキシ系のレジンでも良いですし、チョコレートや水などを入れて固めても良いかも知れません(食べる物は多分駄目だと思います)。

benz26そして型から外した状態です。一応ベースとなるアクリル板に置いてみました。うーん・・・、良いじゃないですか・・・(惚)。

後はこれを必要個数分の合計4個、予備分も少し作っておこうと思います。自分用にも(笑。記念の飾り用にです)。

次は塗装工程になるのでそちらは本業ですから社外記での紹介はこれで終了になると思います。レーザー加工機もそうですが、こういった事を仕事でやっていると思われて問い合わせをされるのは困るのでして(単体では商売として成り立ちません)、社外記冒頭の副タイトルにある「プロフィットの仕事とは関係無い事で御座います。」というのはまさにそういう事なのです。何卒ご理解の程宜しく御願い致します。

ただレーザー加工機に関しては少し光明が見えて来ました。そちらは理想的な形になりそうなので、進展しましたら改めてこちらで紹介したいと思います。

いやー、仕事としてやるとプレッシャーが高く色々大変でしたが非常に楽しかったです!(って仕事じゃないって言っているし、そもそもこれからがj本当の本番なのですが)。

 

ベンツ用ワンオフホイールキャップ製作②

benz188新たに68mm径に出来上がったスリーポインテッドスターからいよいよシリコン型を作ります。

ただし円周の枠と中央の★とでは固定はされていませんので、念のためその隙間に油粘土を詰めておきます。本来の塗装工程なら接着剤とかパテとかシーラーとかで埋めますが、これは単に型を取る為の物なのでその必要はありません。

benz189 ちょっと判り難いですが枠と★との隙間が少し緑色になっているのが判ると思います。ここにちょっとでも隙間が出来てしまうとシリコンが入ってしまい、複製した物にも筋が出来て折れ易くなってしまうので注意が必要です。

benz190 ダイヤブロックで壁を造り、念のためブロックの隙間に粘土を盛ってシリコンの流出を防ぎます。ブロックがカラフルなせいか、この時点でもう興奮状態の絶頂でして・・・(危)。

benz191 本当は真空脱法器とかがあれば巣穴の無い綺麗な型が作れるのですが、さすがに場末の塗装工場にそんな物は無いので、泡を巻き込まないように注意しながら少しずつシリコンを垂らしていきます。

benz192マスター型が隠れるくらいになったらあとは一気にシリコンを投入して完了です。使ったシリコンは合計150グラムでした。

一日置いて固まったら枠を剥がしていき、無事綺麗にシリコン型が出来ていれば今度はレジン(リゴラックなるポリエステル樹脂)を流し込んでいよいよ本格的な量産体制に入ります(と言っても合計で4個ですが。笑)。

今回作っているスリーポインテッドスターは片側が完全な平面ですからレジンの注型は「オーバーフロー方式」になるので型はこれで完了です。もしこれが両面あるタイプ、例えば昔ながらのベンツでボンネット先端に立ったエンブレムは裏表ともに立体的な形状になっていますから、あれを複製するとしたらさらにもう片面を作る必要があります。型の作製自体はそんなに面倒では無いのですが、複製する時の注型はやはり難易度が高くなりますかね。機会があったら是非紹介したいと思います。

ベンツ用ワンオフセンターキャップ製作

benz184 先日完成した円周の枠部分のサフェーサーも研ぎ終わり、いよいよマスター型の製作になります。右側にある★は右上の輪っかから切り離した物で、これは74ミリ径のベンツ純正のホイールキャップとなります。元々あったメッキも剥がしてあります。

benz185 今回作っているホイールキャップサイズは68ミリで、一回り大きい★の端は余分な長さをカットしペーパーを掛けて面を合わせます。

benz186 少しずつシコシコと長さを削りつつ円周枠の面にピッタリ合うようにするとこんな感じになります。削り過ぎると大変な事になりますので、胃は丈夫な方ですが内臓の奥からは込み上げて来る物があり抑えるのに一苦労でした(苦)。ただこういう緊張感が結構嫌いじゃ無いみたいで、作業している最中も失敗したらどうなるんだろう~なんて考えながらやっていたりします(マゾヒズムと言う訳ではありません)。

benz187そして平らなアクリル板に両面テープを貼り、円周の枠と★の位置を合わせて貼り付けます。これは「型」となるので二つの部品を接合する必要は無く、先日「これに強度は必用無い」と言ったのはそういう事ですね。

次はいよいよシリコンを投入しメス型を作成します。本当にこの日をどれだけ夢に見た事かと・・・(惚)。

既にそちらも完了していますので後ほど紹介したいと思います。