レガシィテールランプ 本塗り

legacy37 こちらもお待たせしました!レガシィのテールランプも無事本塗り完了しております。

御依頼頂いているスモーク濃度は「薄目」で、ただオーナー様的には「極薄目と薄めの中間」とも迷っておらっしゃったようですが結果的に薄目でよかったと思います。私的見解ではありますが、この型のテールランプのようにレンズ内に「不透明」な部分がある場合、そこが見えない程度の濃さの方が格好良いんですよね。またはスモークとは別にフチのみを通常の黒で御依頼頂いた事もありましたがそれだとコストが上がってしまいますので。

legacy38 こんな感じでフチのエンジ色が強いのが判りますよね。透明な箇所はスモークが薄くても深みが出て格好良く見えますが、不透明な部分はそうはならないのでして・・・。

legacy39と言う事で本塗り完了です。お待たせしました!

コート数自体は他の被塗物同様6コート程度になっています。違うのは塗料中のスモーク(黒)含有量で、コート毎にそれを変更して調整しています。含有量を増やしてコート数を少なくしようとすると(楽をしようとすると)ムラやダマが目立ち、コート数が多くなって膜厚が大きくなると塗膜に問題が生じます(強度も落ちます)。この辺が普通の塗装(=完全隠蔽させる塗装)とは違うところですかね。

legacy40フチのエンジ色も黒くなって違和感無く仕上がったと思います。良い感じでは無いでしょうか。

ちなみにこちらの製品は新品(在庫品?)との事でしたが、クリアーレンズの中にちょっと大きなゴミが入っていて気になります(最初からです)。最後にエアーブローしてみて取れるか或いは位置だけでも目立たないところに移動出来ればと考えております。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

ステージアテールランプ 本塗り

stagia2こちらは予定よりちょっと早いのですがタイミングが良かったので他の依頼品と一緒に本塗り完了しております。ステージアのテールランプ一式です。

stagia5中々のビックサイズで台に乗り切りません・・・(笑)。値段設定でのサイズとしては「極大型」になり、通常のテールランプの3倍程度の面積となりますが費用が3倍になると言う訳でもありません。一般的な「大型」に比べると3割増し、奥にある中型に比べると6割増程度です。

stagia3 平面かと思いきや小さい方の丸いクリアーレンズ部は湾曲して盛り上がっています。これだけでもスプレーの仕方がちょっと変わるんですよね(被塗面とのガン距離は一定では塗れません)。

stagia6 濃度については参考画像を頂いておりまして、そこから「極薄目と薄めの中間」と考えたのですがそれだとちょっと薄過ぎました。なのでそれよりも少し濃い方向に調整しています。

stagia7 濃度が決まったらクリアーを塗って無事本塗り完了です。

テールランプの向きが最初と逆になっていますがこれは良くある事で、同じ位置になっていると同じ塗り方に偏ってしまいがちで、特に今回のようなサイズが大きくなると塗り重ね箇所が出て来ますから部位によって濃淡が生じてしまいこれがムラの原因になるのです。頭では判っていても体がその通りには動いてくれないので、だったらということでこういう場合は置き位置を変えてしまう方が確実です。

stagia8それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。来週早々には磨き処理、完成は水曜日辺りを予定しております。もう少々お待ち下さいませ!

ロードスターテールランプ&ハイマウント 本塗り

road28こちらもお待たせしました!今回二度目となるロードスターのテールランプ&ハイマウントストップランプも無事本塗り完了しております。

road31御依頼頂いている濃度は「極薄目と薄めの中間」で、一応参考画像も頂いておりますのでそれを確認しながら濃度を決めていきます。

road29そして本塗り完了です。1年くらい前に御依頼頂いた時の濃度が「薄め」で、今回はこれより半段階薄くした「極薄目と薄めの中間」となっています。前回の画像もありましたので参考として紹介させて頂きますね。

road14こちらは去年の3月頃に御依頼頂いた時の画像です。今回よりも少し濃いスモークになっているのが判ると思います。

画像で見ると比較はし易いですが、これを塗装に反映させるのは結構大変で、実は前の日からかなりの予習をしています。特に本塗りは1セット単体では無く大抵は複数の案件を同時に行いますので(そうでないと採算が取れませんので・・・)とても記憶だけに頼る事は出来ませんから、ノートにそれぞれの仕様と細かいニュアンスを書き記しておいています。意外とこれが大事なんですよ。

road30そして今回のテールランプに戻ります。以前も紹介しましたが、塗っていて今の濃度がどれくらいか判断するのには最初に貼ってあったマスキングテープの上に新しいテープを重ね貼ります。今回はこれを二回行っているので二枚貼ってあるのが判ると思います。透明感があるのでこれ単体だと本当にスモークが塗られているのか判り難いですがこうやってみるとちゃんと掛かっているのが判りますよね。

road32ハイマウントランプは底の浅いタイプのレンズなのでテールランプに比べるとかなり抑え気味のスモークにしてあります。テールランプと同じ程のスモークにすると真っ黒に見えてしまうのです。ちなみに画像ではクリアー塗装直後にマスキングテープを剥がしてあります。

 

BMW MINIサイドマーカー 本塗り

bmw69こちらもお待たせしました。BMW MINIのサイドマーカーを薄く削ってカローラルミオンに装着予定?のサイドマーカーです。透過具合が判るように裏側はマスキングテープでは無くセロハンテープでマスキングしています。

bmw70そして本塗り完了です。今回御依頼頂いている濃度は「標準濃度と濃い目の中間」でこれ自体かなり濃い仕様ですからセロハンテープで透明にしても真っ黒に見えます。ちょっと心配になりますがオーナー様自ら加工されるくらいですので何か思惑があるのでしょう(笑)。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。来週水曜日くらいには完成出来るかと思います。もう少々お待ち下さいませ!

プラド150レンズ類 本塗り

prado4大変お待たせしました!プラド150のリヤフォグ・ハイマウントランプ、ミラーウィンカーレンズ一式のスモーク塗装は本日無事本塗り完了しておりますので御安心下さいませ。

prado6ミラーカバーに付くウィンカーは周りにスポンジが付いているのでそれに沿ってマスキングしています。

prado10ご依頼の濃度は前回のテールランプと同様「極薄目と薄めの中間」となります。ミラーのウィンカーレンズはガラスのような質感に見えます。

prado7リヤフォグは特に赤が派手な感じです。折角テールランプをスモークにしてもこれが残っているとちょっと残念ですよね。

prado9実は本塗りをして思い出したのですが、この部品のプラスチック素材は他の物と違ってちょっと厄介です。時々社外品ではあるのですが純正パーツでは比較的珍しく、被塗面のレンズは著しく耐溶剤性が低いのです。スモークを1コートした時点で溶剤で表面がタダれるように侵され、そのまま続けるととんでも無い事になる所でした。

が、実はこういった事はレンズ系の塗装では結構良くある事で、その場合の回避方法も無い訳ではありません(勿論手遅れになったらもうお終いですが・・・)。ただ通常はそんなリスクを負うくらいなら余程バンパーを塗っている方が楽(確実に商売になる)、と言う事でレンズ系の塗装は敬遠されがちになるのだと思います。あの思いを一度するだけで普通はもう二度とやりたくは無くなりますからね・・・(勿論何度も経験済みです)。

今回も相当冷や汗ものでしたが、前回の事を思い出して事なきを得ましたので御安心くださいませ。

それでは完成次第また改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

その他も塗りあがっていますがそろそろ朝になってしまいますので明日(と言うか後ほど)改めて紹介させて頂きます。