キャップシリンダーヘッドサイド塗装承ってます

cb29こちらは先日紹介したCB1300のヘッドカバーのサイドについている金属製のキャップで、ヘッドカバーの結晶塗装に追加で新たにご依頼頂きました。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

ご依頼内容としてはこちらをゴールドのキャンディー塗装で、ただ現状はスチールにメッキが施された物ですからそのまま塗っても塗料は密着せず剥がれてしまうので、いつもの様にメッキ素地用の下地処理を施してからの塗装となります。本当はこのまま透明なイエローを塗れば簡単に綺麗なゴールドになるんですけどね(でもそうすると長くは持ちませんので)。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。ヘッドカバーも引き続きもう少々お待ち下さいませ!

PENTAX コレジャナイ色 作製

pentaxこちらはコレジャナイロボモデルのペンタックスカメラK-rに取り付け予定のレンズフードで、作業はまだ先なのですが、他の案件で色を作る作業があったのでこちらもの色も一緒に作っておきました。

ちなみ「コレジャナイロボ」についてよく判らない方もいらっしゃると思いますので(ウッカリしていました・・・)、オフィシャルサイトも紹介しておきますね。元々そういう製品があってこのカメラはそこから波及してきたのです。

コレジャナイロボ オフィシャルサイト – ザリガニワークス 

pentax5色に関しては本体の方が発色が良く、恐らくはSTANDOXには無いような顔料(または染料)が使われているか、或いは下色に白が使われていてそれが透けているのかも知れません。ただレンズフードとしてであれば違和感も感じないレベルだと思いますので問題無いと思います。ご安心下さいませ。

standox_4ちなみに先ほどSHUREマイクの記事で紹介した塗料の原色ですが、元々はこんな感じでちゃんとしたのが自宅に置いてあります。これは単なる棚では無く「ミキシングマシーン」と呼ばれる物で、下の方に大きなモーターが付いていて、スイッチを入れるとここにセットしてある塗料が全部一度に攪拌出来るようになっています。

standox_1空のボトルを購入し、それに自分でプリントしたシールを貼っています。これを見た海外のSTANDOXユーザーが「KANJI!!」と驚いていましたが、実際は漢字では無くカタカナです(笑)。

で、工場で使っている小分けボトルの塗料が無くなりそうになったらそれを自転車のボトルゲージ(!)に入れて持ち帰り、満タンに補充したらまた翌日工場に持って行くというスタイルでやっています。不便そうで実は殆ど問題無いので、結局その後もこのままと言う感じですかね。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

フェラーリ360モデナ鍵 色作製~下準備

ferrari58 丁度色を作製する作業があったのでこちらも一緒に作製しておきました。

今回ご指定頂いている色はフェラーリ純正色の「ロッソスクーデリア」(カラーコード:263657)なる色で、まずシルバーを塗ってからその上にバインダー(樹脂)を増やして隠ぺい力を弱くした赤(普通の赤です)を塗るキャンディー塗装となっています。「シルバー→隠蔽力を落とした赤で下地を透き通らせ→クリアー塗装」といった感じで、赤は普通の赤なので一杯塗ればいつかはシルバーが見えなくなってしまいます。その辺がいつも使っているキャンディー用塗料との違いですかね。

ferrari59 そして先日塗っておいたサフェを研ぎつけます。最初は#600でガシガシ研いでラインを出し、その後#800で均します。

ferrari60そして念の為最初に外した跳ね馬を合わせてみました。中々良さそうな感じです(当たり前ですか)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。新たなご依頼も大量に溜まってしまいましたのでそちらも早く紹介しなければならないのですが、もうどうにもなりませんでして・・・。どうかもう少々お待ち下さいませ!

SHUREマイク 色作製

 shure11こちらも大変お待たせしております。SHUREのマイクも作業着手しておりますのでご安心下さいませ。

こちらのマイクはベースカラーをホワイトパールで、そしてオーナー様のデザインされたロゴを「メタリックゴールド」「メタリックオレンジ」「エメラルドグリーン」の3色で御希望されていまして、まずはそちらを用意します。

mic77塗料の原色一式は自宅に置いてあるのですが、今回のような簡易的な色の作製の場合はその場(工場)で作れるようにと小さなボトルに小分けしてあります。

mic78 オーナー様の御希望としては「エメラルドなグリーン」との事でして、実際そういった原色名の色がありますので(笑)今回はそれを使い、さらにグリーンパールを加えて格好良くします(この辺はお任せ頂いていますので)。

mic79 こんな感じでグリーンが出来ました。

mic80 オレンジは原色にイエローパールを混ぜてメタリック風にしてあります。勿論メタリックを入れても良いのですが、そうすると彩度が落ちる(色が濁る)のでパールを利用しているという事です。スティック後方にあるポチっとしたのがそれぞれの原色ですね。

mic81ゴールドは当初シルバーにイエローを入れて作ったのですが、どうもパッとしないので結局「ゴールドメタリック」(MIX806)の原色をそのまま使う事にしました。ちなみにキャンディー塗装を行うともっと金メッキみたいに表現出来まして、先日紹介しましたW124のエンジンルーム内の補機類パーツがそれを行う予定です。勿論手間も掛かるので費用も割増となります。

ベースとなるホワイトパールは現在検討中で、決まりましたらまた紹介したいと思います(と言っても次回の紹介は多分次本塗りになると思いますが)。

それではどうぞもう少々お待ち下さいませ!

ベンツCLA45テールランプ スモーク塗装 完成

benz280 こちらもお待たせしました!メルセデスベンツCLA45の純正テールランプも濃淡を効かせたダブルスモークで塗装完成となります。上の画像だとちょっと判り難いですが、全体の赤かったレンズとバックランプ部のクリアーレンズ部でそれぞれの濃さを変えています。

最初の状態も紹介しますね。

cla純正はこんな感じで、バックランプ部分は余りスモークを濃くせず残すようにしています。

benz281 ただクリアーレンズ部分をそのまま残すと「黒×白」みたいな感じで極端にそこが目立ってしまいますから、クリアーレンズ部分は「極薄目」程度のスモークにしてコントラストを柔らかくしています。

benz282基本的に内容は任されていまして、オーナー様的には黒いのがお好みのようでしたが、今回のテールランプは予備の物では無いので(替わりがありませんので)少し安全マージンを取って若干薄くしています。設定濃度としては「標準濃度よし少し薄く」といった感じですかね。

この度も当店をご利用頂き有難う御座いました!