NCロードスターテールランプ塗装 完成

 大変お待たせしました!NCロードスター純正テールランプ、スモーク塗装で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

製品は中古品でしたが、傷なども無く良い状態でした。尚レンズ面には多少傷があっても問題ありません(むしろ塗装済み品についた傷の方が厄介です)。

 スモークの濃度は「極薄目と薄目の中間」で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります(オプションで変更可能です)。

以前施工した時の画像と比べると今回の方が薄く感じますが、これは画像の写り方が違うだけですのでご安心下さいませ(現在の夏場は太陽が高く光も強いので、抑えていても明るく写りがちです)。

 実物は画像よりもクリアーの質感が良く、深味を感じられると思います。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

アルファロメオヘッドカバー 素地調整

 先日「AlfaRomeo」の凸文字制作までを完了しているアルファロメオGT 2.0 JTS のヘッドカバーです。

 遠目から見ると比較的綺麗に見えるのですが、表面にはバリやシワなどがある為、上塗りの前に「研磨→リン酸処理→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行います。

 フチのパーティングラインの段差なども普段は余り気にしませんが、

 これが艶々になると目立つようになってしまう為、サフェーサーを塗る前に削り落としておきます。

 こういったバリは後からついた物では無く、鋳造時にこのままの形で出来上がった物なので、

簡単には取れませんから、シングルアクション系のエアーツールを使って削り落とします。

一見綺麗に見えても、リューター等で削っただけでは凸凹の状態なので、この後ダブルアクション系のサンダーを使って平滑に均していきます。

 ただし今回のようなヘッドカバーは形がイビツで、エアーツールが使える場面もかなり限られてきます。通常使っている125mmが殆ど使えません・・・。

 と言う訳で活躍するのがこちらの極小径のサンダーで、通常は塗装後の磨き作業に、#1500~#3000といった細かい番手を使う物なのですが、現在の小物塗装では殆ど使う事が無くなったので、粗めのペーパーをカットして塗装前の下地作業に使えるようにしました。詳しくは以下の記事で紹介していますので宜しければご参照下さいませ。エアーツールとしては比較的高価な物なので、通常こんな使い方はしません。

http://pro-fit.ne.jp/wordpress2013/wordpress/2017/04/29/3m%E3%83%96%E3%83%84%E5%8F%96%E3%82%8A%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC-%E6%94%B9/

 プラグホール周りの突起した天面も、通常であればサンダーを使って削れる場所では無いのですが、ブツ取りサンダーの30mm径のパッドならこれが可能となります。

ただし角や狭い個所はどうしようも無いので、最終的にはヘラや当て板を使ってネチネチと研ぎ付けます。

 と言う訳で、大体3日掛かりでようやく素地調整の完了です。

 一見平らに見える個所も、表層はこういった地割れのようになっていたりするので、これらはこの後のサフェーサーで平滑に仕上げます(尚、熱に弱いポリパテは厳禁です)。

シングルアクション系のサンダーで研磨した個所は一方向の傷だけなので、そのままではこれから塗るプライマーの密着性が悪い為、被塗面はダブルアクションサンダーを使った時のように縦横無尽な方向に傷が付くようにしておきます。

この後は一旦全体をシンナーで洗い流すようにして脱脂清掃し、リン酸処理→プライマー→サフェーサーと言った工程になります。凸文字の貼り付けはラインを出してからの貼り付けなので、もう少し先になるかと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ブレンボキャリパー塗装承ってます

 先日到着しておりましたスバル純正のブレンボキャリパー一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 ご依頼内容はキャリパ―本体色をブレンボレッドで、ロゴは白の塗装で承っています。

bremboロゴのサイズはフロント105ミリ、リヤが40ミリとなります。

下地処理はいつもと同じくブレーキ専門の方への委託で、詳しくは以下の記事で紹介しておりますので宜しければご参照下さいませ。

ブレーキキャリパーの下地処理

以下の施工例はランサーのブレーキキャリパーですが、全体の流れについてはこちらと同様となりますので宜しければご参照下さいませ。

Lancer EVO Brembo Brakes

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ゼンハイザーE945マイク(from千葉)本塗り

 先日お預りしておりましたゼンハイザーE945ボーカルマイクです。本体はトレカットイエローの空研ぎである程度の肌目を落とし、全体を布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理をしてあります。グリルボールはペーパーを掛けると直ぐに下地が出てしまう為、ナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使い、こちらは水を使って研磨しています。

 ベースコートにVW社のキャンディホワイトを塗布し、テープフリーな状態になったらSENNHEISERのロゴにカットしたマスキングシートを貼り付けます。

 周りも養生し、グレーシルバーを塗布します。

 粗目と中目のシルバーメタリックを3種と、黒も少量入っています。

 最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 ロゴが黒だとはっきりし過ぎますが、

多少黒が入ったグレーシルバーなら、さりげなく上品に仕上がります。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ホンダシビックメッキエンブレム塗装 完成

 大変お待たせしました!ホンダ純正シビック用メッキエンブレムの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々はABS樹脂に装飾クロムメッキが施された物で、このまま色を塗っても塗料は密着しませんから、塗装が剥がれないような下地処理を行った上での上塗りとしています。念の為ですが密着剤等は使用しておりません。

 色はボディカラー同色の「ホワイトオーキッドパール」(カラーコード:NH788P)となっております。

 前回の御依頼ではメッキモールを黒に塗装していて、今回はこのエンブレムを貼るフロントグリルが元々黒なので、メッキのギラギラ感を抑えつつ黒に埋もれないようにとボディ同色にされました。

 今回の部品は両面テープは貼って無く、グロメットのみでの固定になるようです。

ちなみに以前ホンダS660のメッキエンブレムでは、両面テープをレーザーでカットして作成していたりした事もあります。todayはさらに大変でした・・・。

 自然光でも撮影をしてみました。

この時期の昼間だと太陽の反射が眩し過ぎて上手く映らないので、陽が落ち始めた夕方に撮影しています。

 磨き処理はせず塗りっ放しの状態で、画像も撮ってそのまま(縮小のみ)としています。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご利用頂き誠に有難う御座いました!