スバルブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスバルブレンボキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はゴールド色で、こちらをいつものブレーキ屋さんにてサンドブラスト処理を行って貰い、また今回はオーバーホールも行いました。

色はブレンボ純正の赤の近似色で、

ロゴのサイズは元の状態と同様にして、

フロントは横幅105mmに、

リヤは42mmとしています。

ロゴの色はVW社のキャンディホワイト(LB9A)を採用しています。少し黒と青が入った白ですね。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

完成時の撮影に使っているのはNIKONのD200という古いカメラで、

レンズは同じくNIKON製の20mmと40mmを使っています。

今時ならスマホより遥かに安く買えるようなカメラで、全く人にお勧め出来る物では無いのですが、私の場合は余計なエフェクト機能とかマルチオートフォーカスとかを使わない為、慣れたこれで十分といった感じです。

ただ感度を上げるとノイズが酷く、結果ISOは250までしか使えませんから、おのずとシャッタースピードが遅くなって手振れし易いのが難点です(液晶画面も小さいのでブレの確認がし難く、沢山撮影しておく事になります)。近年のデジカメに慣れていると、ビックリするくらい使い物にならないと感じてしまうかも知れません・・・。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

スバルブレンボキャリパー 本塗り

先日お預かりしておりましたスバルブレンボキャリパー一式です。

その後いつものブレーキ屋さんにお願いし、

サンドブラストと、オーバーホールの作業を行って頂きました。

この状態から直ぐに本塗りを行う事も可能なのですが(元々はそうしていました)、

塗り上がった時に出来るだけ艶が出るよう、目立つ正面の部分をメインに#120→#180のダブルアクションサンダーで研磨しておきます。

その後シリコンオフ(溶剤)で全体を洗い流すようにして脱脂清掃し、

まずはプライマーを塗布します。

その後膜厚を着けたくない箇所=ボディへのボルト固定部とガスケット当たり面、ブレーキパッド固定用シャフト挿し込み穴にベースコートの黒を塗布します。

その後黒く塗った部分をマスキングし、

黒が食み出た部分に適当な色を下塗りし、ブレンボ赤の近似色を塗装します。

ベースコートの赤が乾いたらロゴ入れを行います。サイズは元の通りで、

色は白、具体的にはVW社のキャンディーホワイト(LB9A)を使用しています。

ここまでがベースコートとなり、

最後にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

新品のブレンボキャリパーの塗装を参考にした今回の赤はオレンジ色が入っていて、多少朱色寄りの赤となっています。

背景にあるウェットブラスト用のボックスがフェラーリのロッソコルサ(カラーコード:300)で、そちらはキャリパーの赤に比べると青味があるのが判ると思います。それぞれ単体で見るとどちらも鮮やかな赤なのですが、比色して見ると違いが良く判ります。

黒に塗った箇所のマスキングは二回目のクリアーを塗った直後に剥がしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルブレンボキャリパー塗装承ってます

先日到着しておりましたスバル純正ブレンボキャリパー一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はブレンボレッドへの塗装と、また今回はオーバーホールも承っております。

ブレーキキャリパー塗装の際の下地処理(サンドブラスト)やオーバーホールに関しては、それ専門の方にお願いしていて、それについては以下の記事が判り易いかと思いますので宜しければご参照くださいませ。

ブレーキキャリパーの下地処理

ブレンボレッドに関しては、以下の記事が判り易いかと思います。

車型色見本 塗装

色の配合データが判るのは主に自動車ボディだけの話であって、例えば今回のようなブレーキキャリパーや自動車ホイール、自転車のフレームに関してはほぼそういった物は存在していません(勿論メーカー内や直請け工場であればありますが)。またあったとしても使用する塗料が違えばそれも全く無意味なので、独自にデータを集め、地道に色見本を作っていくしか方法が無いのが現状です。

ただ最近は専用の機械を使って色を測る=測色機と言うのも登場しているので、こういった物も利用してより精度を高めていければと考えています。

ロゴは白で、サイズに関しては現在の物を参考にします。フロントは105mmで、

リヤは42mmを予定しています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

スバルブレンボキャリパー塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスバルブレンボキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は新品未使用の状態で、

 既存の塗膜はサンドブラストで剥がし、下地処理を行った上で新たに塗り直しました。

キャリパー本体の色はBMW純正色「SAKHIR ORANGE」(カラーコード:WB50)で、

 ロゴはBMW MINI純正色の「WHITE SILVER」(カラーコード:WA62)となります。

元々は素地のザラザラが残った状態でしたが、

 平面部分はサンドブラスト処理後にサンダーで研磨しているので、最初の状態に比べると艶のある仕上りとなっています(撮影の仕方が上手いと言う訳ではありません)。

尚、こちらのオーナー様からはテールランプ等レンズ系パーツの塗装も承っておりまして、そちらも先日本塗りを終えておりますので、どちらも完成しましたらご案内をさせて頂きたく存じます。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

スバルブレンボキャリパー 本塗り

 先日お預りしておりましたスバル純正ブレンボキャリパー一式です。いつものブレーキ屋さんにてサンドブラスト処理を行って頂きました。

こちらのオーナー様からはテールランプ関係の塗装もご依頼頂いているのですが(現在作業中です)、キャリパーをこの状態で保管しておくと腐食(錆)が発生する為、先にこちらを進行させる事にしました。

最初の状態を見ると判るように、このキャリパーは素地のザラザラが強いので、

 目立つ部分は研磨してある程度平滑にしておきます。

 キャリパ―のような形状をした物は脱脂作業がやり難いので、シリコンオフをタップリスプレーして拭き上げ、細かい部分はエアーブローをして洗い流し拭き上げます。

 脱脂清掃が終わったらブース内にセットし、

 よくエアーブローを行います。

 まずは全体にプライマーを塗布し、

 膜厚を着けたくない個所にベースコートの黒を塗ります。

 ベースコートの黒が乾いたらマスキングを行い、

 ロゴのサイズを検証します。

 今回は元々あったSTiでは無くbremboへの変更で承っていますので、現物にロゴを合わせながらサイズを確認します。フロントは横幅95ミリにしました。

 リヤは54ミリです。

 色はキャリパー本体をBMW純正色「SAKHIR ORANGE」(カラーコード:WB50)に、ロゴはMINI純正色の「WHITE SILVER」(カラーコード:WA62)で承っています。

 まずは隠蔽力の高い色で下塗りを行い、

 続けて「SAKHIR ORANGE」を塗布します。着色オレンジメタリックのMIX895が多く使われた色となります。

 ロゴの位置を確認してマスキングを行い、

 ロゴを「WHITE SILVER」で塗ります。その名の通り白いシルバーメタリックですが、黄や黒など原色8色で構成されていて結構複雑な色のようです。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 画像だとちょっと地味に見えますが、光が当たると着色オレンジメタリックが渋く輝きます。

 クリアーが流動している内にマスキングを剥がしておきます。

この後一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて完全硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!