BMW K1200GT サイドカウル3点 本塗り

 先日サフェ研ぎまでの作業を行い、工場二階の屋根裏に保管しておいたBMW K1200GTのサイドカウル(アンダーカウル)とトップカウルの3点です。

 先日別色で塗装したロアカウル以外に塗装する部品は全部で14点ある為、先にサイズの大きいこちらの両サイドカウルとトップカウルを塗る事にしました。色はホンダの「クリスタルターコイズメタリック」(カラーコード:BG-52M)で、こちらのページで紹介しておりますので宜しければご参照下さいませ。

 トップカウルはフューエルタンク上部に付くカバーパネルで、左右サイドカウルとツライチになる為、塗り方で色が変わってしまわないよう今回一緒に塗装します。「同じ塗料を使っているのにそんな筈は無い」と思うかも知れませんが、メタリックは塗り方でアルミ粒子の立ち方(並び方)が変わるので、特に今回のような淡い色はそれが顕著に現れます。車の塗装屋さんなら判りますよね。尚ベースクリアーやトップコートのクリアーの厚みでも色は変わります。

 隠蔽が悪そうな色だったので先に下色を塗りましたが、意外にも染まりの良い(隠蔽力の強い)色で、下色も含めて3.5コートで終りました(0.5コートは最後のミッドコートです)。ムラになり易いこの手の色はとにかくシンナーは遅めの物を使い(ベースコートですが2Kシンナーの25-35)で、極力ウェットに塗って乾きを遅くしてあげれば勝手にメタル粒子が並んでくれます。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!(と言ってもまだ11点残っているのですが・・・)。

 実はこちらの本塗りはまだ先を予定していたのですが、工場のある大田区は昨日から気温が下がっていて、塗るなら今だ!と言う事で昨日寝る前に段取りを考えていました。

 サフェ研ぎまでは完了していたので、朝一に屋根裏から降ろし、台にセットして昼頃から本塗りを開始しました。

 台風12号が近づいているので途中から雨が降って来て、さらに埃の付き難い環境になってくれて幸いでした。

 屋根裏の温度は50℃くらいまで上がるので、サフェーサーも良く締まり切っていたようです。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

 元々ここは無くなっていた個所で、別のカウルから移植して繋いでいます

先日社外記でも紹介しましたBE@RBRICKも早速塗装しました。まだ正式には発表していませんが、塗装のご依頼を頂いた場合のみ¥3,000~でご依頼品と同色に塗装して販売しますので、ご希望の方はお問い合わせ頂ければと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。引き続きどうぞもう暫くお待ちくださいませ!

ゼンハイザーE945(from千葉)塗装 完成

 大変お待たせしました!ゼンハイザーE945ボーカルマイクの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

ゼンハイザーに塗られている塗膜はSHUREに比べると厚みがあるので、塗装前には肌目を消すようかなり削っています(逆に塗膜の薄いSHUREは旋盤で削ったヘアライン状の痕が多少残ります)。

 色はVW社の「キャンディホワイト」(カラーコード:LB9A)で、

 ロゴはシルバーに少量の黒を入れたグレーシルバーにしています。

シルバーメタリックだけだと白地に埋もれてしまいますが、少量の黒を入れる事で透かしを黒くし、ロゴがさりげなく目立つようにしています。

 シルバーメタリックは隠蔽性とアピール度を両立させる為、中目~粗目まで3種類の原色を使っています。

 ストロボを使った撮影もしてみました。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!