S-WORKSステム塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたS-WORKSのアルミ製ステムの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は黒アルマイト仕上で、表面は極細かいザラザラの状態になっていました。

 全体を研磨してサンドブラスト処理を行い、プライマーを塗ってから上塗りを行っています。

 色は事前に色見本帳をお貸出しし、その中からトヨタ「ホワイトパールクリスタルシャインパール」(カラーコード:070)を選んで頂きました。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

 フォークが入る部分は塗装せず、黒アルマイト素地をそのまま残した仕上がりとなります。

 各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

 ネジを締める際、油もそうですが間にワッシャーを入れて頂くと塗装を傷付け難くなります(プレッシャーワッシャーを入れても良いのですが、それが被塗物側に当たると余計深く傷が入るので、塗装面側には平ワッシャーをお勧めいたします)。

 画像だと判りにくいのですが、遠目からでもホワイトパールの煌めきが判ります。

 明度が高すぎると自然光ではクリアーの艶具合が判りにくいので、

 改めてストロボを使っての撮影もしてみました。

 実物は画像で見るよりも艶々・テロテロに感じられるかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

RB26→RB28タイミングベルトカバー サフェ入れ

 先日「8」の凸文字を取り付けておいたた日産スカイラインGT-R RB26エンジン用タイミングベルトカバーです。その後熱を入れて筆塗りをしたエポキシプラサフを硬化させておきました。

 まずは裏返し、

 プライマーを塗布します。

裏側に塗ったプライマーが乾いたら表側にヒックリ返し、同じようにプライマーを塗ります。

 続けてサーフェサーを塗布します。

貼り付けた「8」の隙間は無く、言われても「6」と交換したとは思えないように出来ていると思います。

この後は再び60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、次はまず下塗りを行う予定です。今回は艶消し仕上げですが、念のため一回艶ありで仕上げてからその後艶消しクリアーを塗ろうという作戦です。「なんでいちいちそんな面倒な事を」と思うかも知れませんが、ある一定以上の仕上がりを一度で終わらせたいので、この辺はもう諦めています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ関係透過性塗装 下準備

 先日お預かりしておりましたトヨタ30プリウス後期用USテールです。

 レンズのフチにはシリコーンシーラーが入っていて、当初はこれを残したまま塗装しようかと思っていたのですが、既に剥がれかかっていた箇所があったので引っ張ってみると、ピーと簡単に取れていってしまいました。

 と言う訳で、結局いつも通りシーラーは全部剥がし、塗装後に同じように打ち直しておく事としました。

次の透過性塗装の本塗りターンで予定しているご依頼品はこれらとなりまして、 既にマスキング~足付け処理も終わっています。


30プリウスUSテールランプ 塗装承ってます

WRX STI USテールランプ&エンブレム塗装 承ってます

スズキスイフト ハイマウントランプ塗装承ってます


これらの他にも透過性塗装のご依頼品があるのですが、それらの内容はかなり複雑なので後日別に行う予定です(ですので今回もかなり早めに作業着手しました)。

 レンズ表面にもシーラーが着いていたりしましたが、シリコンオフ&#800で僅かも残さないよう処理しています(と言うかそれが少しでも残っていると塗装は簡単に剥がれてしまいます)。

こちらのSTIテールランプは、以下のエンブレムと同じオーナー様からのご依頼品となります。

 枠のメッキは艶ありの黒でご依頼頂いておりまして、そちらは別工程で並行して作業を行っております。同じタイミングで完成出来るかと思います。

 こちらのスイフト純正ハイマウントランプは先日お預かりしたばかりですが、今回のターンでは余裕があるので一緒に塗らせて頂く事にしました。

そしてこちらはご依頼品では無くテストピースで、現在お預かりしていますランサーⅩのヘッドライトインナーの塗装をする前にこれで具合を確かめておきます(ですので順番を少し後にさせて頂きました)。

本塗り自体はまだ先ですが、作業が進行次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

銅製エフェクトマイク 下準備

 先日お預かりしておりましたファイアーパターンの塗装でご依頼頂いているボディが銅製のエフェクトマイクです。

 状態としてはクリアーが塗ってあって、素地の銅には意匠の為か皺の凸凹があるので、まず上塗りの前にこれを平滑にします。

 本体の方も細かい凸凹があるので同じように研磨します。

 #120のダブルアクションサンダーで表面を研磨し、#180で均します。

 側面や穴の内の断面にもペーパーを掛けておきます。

 よく脱脂清掃し、マスキングをして台にセットします。

 まずはプライマーを塗布します。

 続けてサーフェサーを塗布します。

ボディに被さる箇所はサフェを薄く塗っておきましたが、それでも元々キツイくらいだったので結局削り落してしまうかも知れません。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

ファイアーパターンについては基となる平面的なデータを作ってありますが、今回はそれを一周して繫がるようにしなければなりませんので、その部分の調整や、本体と蓋との外周の違いなどもデータの調整を行います(または繫がる部分はフリーハンドでのマスキングにするかも知れません)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMWエンブレムバッジ塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗を終えていたBMW純正のボンネットフードバッジとトランクバッジの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々はこのような純正エンブレムでしたが、

 水色の部分をポルシェ純正色のレーシングイエロー(カラーコード:L1S1)にしました。

 下地処理(足付け処理)自体は枠を除く全体に行っていて、

 またクリアーも枠を除きエンブレム全体に塗っています。

 よく見ても元々ここが青だったとは判らない仕上がりに出来ていると思います。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

 各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!


 ちなみに梱包する際には塗装面に和紙(のような紙)を重ねてから包むのですが、インスタで紹介する際用にこのような形でも撮影しておきました。エンブレム単体だと社外品に思われてしまうので、ちゃんと純正品だと判るようにです。

実際にボディに装着されるとどう見えるのかも気になるところです。