レンズ関係透過性塗装 下準備

先日に引き続き、テールランプ等の透過性塗装の下準備となります。

透明なレンズは普通に養生紙やマスキングテープを使ってしまうと塗っていてスモークの濃さが判らなくなってしまう為、マスキングも透明なままになるようにします。

また違う環境での濃さも判るよう、4個の内の半分は反射フィルムを使って仮想の反射板に仕立てます。

マスキングテープを貼るだけなら1分くらいで終わる作業ですが、こうすると10分以上掛かるので、どうしてもコストが高くなりがちです。

被塗面以外のマスキングが完了した状態です。

続けて足付け処理を行います。

最初は#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で軽く全体とフチを処理し、その後#1300相当(アシレックスオレンジ)でしっかり足付け処理を行います。

透明なマスキングにしている物は、その透過性を損なわないように固定します。

少し大きめのダッジラムコーナーレンズも持って塗れるよう筋交いを使って芯棒に固定します。

Y31セドリックのレンズも持って塗れるようにします。

ハーレーのテールランプもワニクリップを筋交いにして安定するよう固定します。

左はスイフトのバックフォグで、右は最初に紹介したウィンカーとセットのZX6Rのテールランプです。

フォレスターのメーターレンズも透明性を損なわないようマスキングテープは最小限に留めています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルエンブレム&アンダースポイラー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたリヤアンダースポイラー&メッキと、その後本塗りを行っていたスバルエンブレムのアクリルプレート塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はシルバーに塗られていたSTIリヤアンダースポイラーを、

ボディ同色のスバル純正色「ダークグレーメタリック」(カラーコード:61K)に塗装しています。

また元々貼ってあったシールと同じようにして、

STiのロゴをシルバーのデカールで表現しました。

デカールの段差はその後の磨き処理で平滑に均してあります。多分この製品を良く知るメーカーの方が見たら驚くのではないでしょうか。

そして前後のエンブレムです。

両面テープは元のように戻しておきましたので、そちらの内容も紹介します。

エンブレム構造としては、両面テープで枠とプレートを固定している為、塗装する際にはそれを剥がす必要があり、またそちらは再利用が出来ません。

なので元の型をデータで作成し、新たにレーザー加工機でカットした両面テープを貼り付けています。

一旦それの台紙を剥がし、

元々貼ってあった台紙に交換しておきます。これで純正と同じ様に簡単に貼り付ける事が可能です。

枠の色は同じく「ダークグレーメタリック」(カラーコード:61K)で、

アクリルプレートの裏側にあったブルーの被膜を剥がし、新たに裏側から黒に塗装し、

表からは透過性の青=キャンディーブルーの塗装を施しています。

裏側も表側と遜色無く仕上がっているかと思います。

現在行っている小物塗装は自補修(自動車補修塗装=板金塗装)と違って「新車肌の再現」とかでは無いので、元々塗ってあった塗装に比べかなり美しく仕上がっていると思います。

クリアーは全て高品位なタイプのSTANDOX クリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

一つ一つの塗装は大した事をしている訳では無いのですが、毎回同じ事を行う量産と違ったオーダーメイドな作業ではどうしても時間が掛かってしまう所はあります。何卒御理解を頂ければ幸いです(勿論催促などされる方は居らず、お気遣いは本当に有難い限りです)。

枠のメッキには密着剤等は使っていませんので、よくある経年劣化で塗装がペリペリと剥がれてくるような事はありませんのでご安心くださいませ(フェザーエッジも出せるので補修も可能です)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂きまして誠に有難う御座いました!

TE27レビンフェンダーミラー 本塗り

先日サーフェサーを塗っておいたトヨタTE27レビンの純正フェンダーミラーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

全体を#600で水研ぎしてラインを整え、その後#800で全体を均し、最後に当たりの柔らかい布状研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー傷の目消しを行います。

その後よく脱脂清掃し、台にセットします。

部分的に素地が露出している箇所があるのでプラスチックプライマーを塗布しておきます。

そしてベースコートを塗布します。

3~4コート程塗って完全隠蔽させ、一時間程乾燥させます。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

ミラーと一緒に塗っているのは色見本用で、今後同じようなご依頼があった時の為に色を残しておく為の物となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めてご連絡を差し上げます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

W124メルセデステールランプ&ワイパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたW124 E500 リミテッド6.0のワイパーアーム一式と、さらにその前に塗り終えていたテールランプの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

ワイパーのパーツに関しては途中で新品をご用意頂いてそちらを塗装する事にしています。

赤いレンズ部分にはさらに透過性の赤を塗装で重ね、

その後全体に薄くスモーク塗装を施しています。

レンズの塗装後、枠を艶消し黒で塗装しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

そしてワイパーのパーツ一式です。

色はメルセデス純正色の「ブリリアントシルバー」(カラーコード:744)となります。

大きい方のワイパーアームカバーは傷が酷かったので「研磨→プライマー塗布→サーフェサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地を整えています。

ワイパーアーム本体(スチール製)は新品をご用意して頂いたので足付け処理のみでそのまま上塗りを行っています。

ワイパーブレード部のカバーは分解出来たのでそれぞれを単体で塗装しています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご贔屓いただき誠に有難う御座いました!

2021年9月休業日のお知らせ

平素は格別のご高配を賜りまして誠にありがとうございます。

9月の休業日について、以下にお知らせいたします。

9月27日(月曜日)

(9月20日敬老の日の代休といった扱いとなります。)

お待たせしている方々にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますよう、お願い申し上げます。