スマート内装パーツ塗装承ってます

先日到着しておりましたスマート451の内装パーツ7点です。こちらのオーナー様は先日同車のリヤディフューザーの塗装をご依頼頂いた方で、今回も当店をご贔屓いただき誠に有難うございます!

ご依頼内容は以前ご依頼頂いた内装パーツと同様で、色はスマート純正色の「ミッドナイトブルー」(カラーコード:ECZ)、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。

未塗装でも、素地がツルツルしていれば足付け処理だけを行って上塗りすれば艶々に仕上がります。

こちらも未塗装の着色樹脂となります。射出成型の金型を鏡のように磨き込んでいるのだと思います。

ハザードスイッチパネルは、黒い部分にグリースが残っていたので恐らくエアコンのフィンか何かが挿し込まれる構造でしょうから、そこは塗らないようマスキングをして対応します。

ダッシュボードサイドカバーは既に塗装が施されていますが、タレやワキ(細かい孔)が多数生じているので、

「研磨→プライマー塗布→サーフェサー塗布→完全硬化→研磨」 といった下地処理を行ってから上塗りを行います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

NISMOフューエルキャップ塗装承ってます

先日到着しておりましたNISMOのフューエルキャップです。こちらのオーナー様は先日日産ノート用のリヤブレーキカバーをご依頼頂いた方で、追加でこちらも承りました。この度もご贔屓いただき誠に有難うございます!

素材はアルミ製で、シルバーの塗装が施されていて、今回はこちらの「NISMO」の凹み文字部の「NISM」を黒に、「O」を赤への塗装で承っております。赤は以前施工したNISMOドライカーボン製導風板と同じくフェラーリロッソコルサを使用します。

ただこの窪みに塗料を流し込むような事は出来ませんので(私の知る限り仕事でそんな事をする塗装屋さんを知りません)、一旦ベース部分のシルバーも塗り直す事とします。シルバーは日産純正色「ブリリアントシルバー」(カラーコード:K23)、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。

周りのネジは塗装しないので一旦外しておきます。

凹み文字部の塗り方については、以下の記事が判り易いかと思います。

この時の塗り方としては、まず一旦赤のベタ塗りで仕上げ、その後再び足付け処理をして黒(ベースコート)を塗り、余分を拭き取り&削り落してもう一度クリアーを塗る、といった内容となります。

他にはかなり特殊ですが、以下のような事例もあります。

この時はシルバーの塗装と結晶塗装の組み合わせだったので、凹んだ部分のマスク型をパテで作るという工程で対応しました。凹んだ部分を塗る為だけでかなりのコスト高になるので余り現実的では無いかも知れません。

他には・・・、

バイク用のブレンボキャリパーで、周りの黒アルマイトを傷付けず、凹んだ内側のみをサンドブラストしてスプレー塗装するという方法もあります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。この度もご贔屓いただき誠に有難うございます!

ホンダフリードリヤメッキガーニッシュ塗装承ってます

先日到着しておりましたホンダ フリードGB5のリアガーニッシュです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

素材はABS樹脂の上に装飾クロムメッキが施された物で、これにそのまま(密着剤などを使って)上塗りを行っても塗膜は密着しませんから(いずれ経年でペリペリと剥がれます)、通常の塗装と同様の密着が得られる下地を作ってからの上塗りとします。

色はホンダ純正色の「クリスタルブラックパール」(カラーコード:NH731P )で、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様への変更で承っております。

裏側にはビビリ音防止の為のゴムとクッションテープが貼ってあるので、

それらを剥がします。

大変なのは残った両面テープの処理で、そのままだと厚すぎるので溶剤等を使っても剥がれてくれませんから、ある程度の所までは爪やヘラを使ってネチネチと剥がします。

こういった両面テープを剥がす工具(両面テープトレーサー)もあるのですが、小物パーツでそういった物を使うと簡単に破損してしまったりするので、基本的には全て手作業です。先日は両方の親指が深爪になって大変でした・・・。

尚、こちらのパーツは以前施工事例がありますので、そちらも紹介させて頂きます。

この時はの色はホンダ純正の「MODERN STEEL」となります。

ちなみに装飾クロムメッキへの塗装について、かなり昔に紹介していた記事を見つけましたので、そちらも紹介させて頂きます。先日社外記で紹介したキャメルトロフィー仕様のMINIの時に紹介していたようです。

ローバーミニのバンパーはスチールに装飾クロムメッキが施された物で、素材(母材)は違いますが被塗面としては今回のフリードのリヤガーニッシュと同じ物となります。

以下より記事中の文面となります。


メッキが施された物には通常塗装は難しい事です。簡単に剥がれたりします。メッキにも色々と種類はありますが、ミニのバンパーへの塗装は既に塗装工程が確立されています。密着性の基準としては、JIS碁盤目テストをクリアーしています。

【JIS碁盤目テストとは】
カッターナイフで一定間隔で碁盤目を入れた試験片上の塗膜に「JIS Z1522」に規定する幅18mmまたは24mm、粘着力2.94N/10mm{300gf/10mm}以上のセロハン粘着テ-プをはり(私の場合はガムーテープです)、はがした後の塗膜の付着状態を観察するテストです。
塗膜のはがれ具合によって、塗料の付着度合いを0~10点で点数評価します。10点とは、切り傷1本ごとが、細かくて両側が滑らかで、切り傷の交点と正方形の1目1目にはがれが無い状態をいいます。(画像内参照)

ポリエチレン素材への塗装と同様、メッキへの塗装方法はまだ公には出来ないのですが(経営上の理由で)、いつか皆様に公表したいと思っております。 理論的に考えれば解明出来る事なのですが、やはり通常使わない材料も使用しますので、これが見つけられれば難しい事では無いと思います(しかしポリエチレンへの塗装は相当難しく面倒です。また、どちらも非常に高コストな作業でもあります・・・)

ちなみに、メッキ・ポリエチレン共に、「密着剤」を使用している訳ではありません。密着剤を使用してもある程度は食い付く(密着する)のですが、経年数により剥がれたり、今回のバンパーの場合は飛び石により簡単に無数の飛び石傷が出来てしまったりします。


といった感じになります。知り合いの塗装屋さんには普通に内容を教えているのですが、不特定多数で見れてしまうウェブでの紹介は一応控えています。何卒御理解頂ければと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います。

Aarkeソーダサーバー塗装承ってます

先日到着しておりました炭酸メーカー=aarke(アールケ)のソーダーサーバー・マシーンです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状は艶ありの白に塗装された物で、

今回はこちらをアイボリー=ポルシェ「SAND WHITE」(カラーコード:R6)の艶消し仕上げで承りました。

ただこの状態では塗装は出来ませんので(出来ない事は無いですが各部マスキングで塗った場合仕上がりがとても劣る恐れがあります)、まず分解する事が必要となり、家電製品ではこの辺が塗装する際のネックになるのですが、

今回の製品は各パーツがネジで止められている事が判るので、分解は可能と判断しました。

私的にはこういったネジ剥き出しの方が武骨で好きなのですが、何故か日本の電化製品はこの辺は隠したがる傾向にあるようで、しかも大抵は分解する事を想定していませんから、それぞれのパーツを外そうとすると爪が割れたり、または部品自体が破損してしまう事があり、塗装のハードルは高くなる傾向にあります。

と言う訳で無事分解も完了し、塗装するのはこちらの6部品となります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

スイフトリヤフォグ塗装承ってます

先日到着しておりましたスズキスイフトスポーツの純正リヤフォグランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はスモーク塗装のベタ塗りで、濃度は「極薄めと薄目の中間」 または「極薄めより少し濃く」、「昼間見てもリアフォグであることが直ぐに分かる極薄目+α 程度で」、またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様への変更で承っております。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!