先日お預かりしておりましたスバルSTI純正エンブレムです。元々メッキが施されていた物をオーナー様自ら薬品で剥がした状態の物ですね。
既にオーナー様によってウォッシュコンパウンドによる足付け処理は済んでいるとの事ですが、その状態で触るとむしろ簡単には取り切れない汚れ(油分)が付着し易いので、こちらでも改めてナイロンブラシとウォッシュコンパウンドで下地処理を行っておきます。
ウォッシュコンパウンドには洗浄材と研磨剤が含まれているので、汚れが着いても素材の被膜毎削り落とす!という効果があります。
ちなみにディーラーの内製工場で車体を塗っていた頃、作業中の車の中には不動の物も普通にあって、その場合は周りの人間に手伝って貰って車を移動=特にそこの塗装ブースは嵩上げ式だったので複数人で勢いよく押さなければならなく、塗装屋だけでは足りず板金屋さんや事務所内の人間にも声を掛けて手伝って貰うのですが、足付け処理済みの面(クォーターパネルの後ろ側やCピラー部等)を素手で触られてしまう為、その後ウェスとシリコンオフだけでは皮脂が取り切れず、しかたないのでその部分だけでもスコッチ&ウォッシュコンパウンドでやり直す!という事もよくありました。当時の周りに居た人間は上役ばかりだったので「よく手を洗って出来ればそこ触らないでください!」なんて言い難かったんですよね。
と言う訳でよく水気を飛ばし、手で持って塗れるようワニクリップで固定したら本塗り準備完了です。
尚こういった場合の脱脂処理では入り組んだ箇所をウエスで拭く事は難しいですから、シリコンオフをスプレーしたらブラシで擦ってエアーブローで飛ばすを繰り返して行います。
まずはプラスチックプライマーを塗布し、ベースコートの黒を塗ります。
ここでも肌を荒らさないようウェットコートで行います。尚、この時点でゴミがついた場合は#800~#1300で中研ぎして除去します。
そしてトップコート=艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
艶消しも艶ありの場合と同様2コートで、1コート目を塗ったらしっかり艶が消えるまで15分程待って2コート目を行います。その間にゴミがついたら塗り直しなので早く終わらせたいところですが、そうすると塗りムラ(艶ムラ)が生じてしまうのでフラッシュオフタイムはしっかり設ける必要があります。




