ペールカラー色相環 下準備

ご依頼品では無いのですが、年末年始を利用して趣味で作成している色見本キーホルダーや色相環時計の塗装準備を行っています。

色見本キーホルダーはこの様な物で、その名の通り元々色見本として使っていた物(色板)をアクセサリーのようにしたキーホルダーとなります。

元々はソリッドカラーが始まりなのですが、その後先ほどのミラーアクリルに透過色=キャンディーカラーを塗装した物や、

マイクの塗装なのでよく使うメタリックキャンディーカラーなどへと派生していきました。

そして今回淡い色味の新しい色=ペールカラーの色相環用塗料を作ったので、この年末年始を使ってこれを塗ろうと思った次第です。

 細かいピースはおよそ1万個、自宅に帰ってお風呂上りの皮脂が無い状態でチマチマと並べておきました。

それぞれ艶ありと艶消しの2種類を作るので、12色×2=24個種類を塗ります。

日曜日を潰すと13連勤となってさすがに身体の負担が大きいので、だったらお正月休みは無かった物と考えて今回2日間だけの休みとしました。プラスチックプライマーも一度に塗った方が楽ですからね(まあそれにしても大変だとは思いますが…)。

こちらは完全に趣味の物で、ペプシのおまけについて来たベアブリックです。

以前ソリッドカラー(ビビッドカラー)で塗った物があるので、今回も作って工場に飾っておこうと思った次第です。

この後の製作内容や販売方法、デザフェス等の出展については社外記の方で紹介していますので、宜しければそちらをチェックして頂ければと思います。

良いお年をお迎えくださいませ。

トゥデイエンブレム 両面テープ貼り付け完成

先日お預かりしておりましたホンダトゥデイのアクリル製エンブレムです。

昨年ご依頼頂いた分は現在レストア中の車両に取り付け予定で、こちらは保管用にと両面テープのみの製作~貼り付けをご依頼頂きました。

尚、両面テープのみの作成・貼り付けは基本的にはお受付しておりませんが、一部の業者さん(レストア屋さん)には対応していて、ただ金額的にかなり高額になるので現実的では無いかと思います。エンブレムは車体に貼り付ければ両面テープは見えなくなるので通常であれば手作業でカッターで切ったりするのが一般的だと思いますが、「それでも」というご依頼の場合はお受付も可能です。ただそういった業者様からの御依頼は恐らくレストア作業の内容を一冊のアルバムにするような案件で、そちらは総額一億円くらいのプロジェクトなので可能な事なのでは…と思う次第です。コストを考えるならご自身で切って作るのが一番だと思います。

今回は以前作ったデータがあるので、それを使って両面テープを作ります。

両面テープを剥離紙に貼り付け、レーザー加工機でカットします。

エンブレムをシリコンオフでクリーニングします。

カットした両面テープをそれぞれのエンブレムに貼り付けます。

続けて台紙を作製します。それぞれのエンブレムが斜めになったりしないようにですね。

台紙は通常のマスキングシートを使います。

エンブレムの部分のテープを除去し、

両面テープの台紙を剥がしてそれぞれの位置に貼り付けます。

フリーハンドで一個ずつ車体に取り付けても良いのですが、恐らくそれだと正確な位置決めは出来ないと思うので、今回このように台紙を作製して予め所定の位置に各パーツを貼り付けておくようにしています。新品時の状態と同じような感じですね。

全て貼り終えたらマスキングシートを全て除去し、

アプリケーションシート=透明な粘着フィルムを貼り付けたら完成です。

この状態なら各パーツの位置がズレないまま車体に貼り付けられるという寸法です。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

【2025年~2026年】年末年始休業日のお知らせ

平素は格別のご高配を賜りまして誠にありがとうございます。

年末年始の休業期間について、以下にお知らせいたします。

2026年1月1日~1月2日

(年内は31日まで通常営業となります。)

ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。

本年も当店をご愛顧いただき誠にありがとうございました。また来年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます!

自転車ダイナモハブ 本塗り

先日下準備を行っておいた自転車用ダイナモハブです。

被塗面は#500→#800相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ→レモン)で足付け処理をしてあります。

ただこちらの被膜がアルマイトかもしれないという疑念を拭えない所があるので(異様に硬いのです)、

前回の作業を倣って今回もプライマーを塗っておく事にしました。

アルマイトでは無く普通に塗装だとしてもプライマーを塗る事は被塗物にとって悪い事は無く、ただ「作業的に面倒臭い事になる」という所はあります。ゴミが付着する率が高くなったり、マスキングを剥がしたらプライマーの色が見えてしまったりという可能性が高くなるので、各工程でそれらが起きないよう注意して作業を行ないます。具体的にはプライマーを塗る場合とその後とではスプレーのエアー圧やガン距離、ガン方向などに気を付けるなどですね。

またこちらも前回と同様、念の為に下色として黒を塗っておきます。ベースコート数の塗膜を極力薄くする為ですね。

続けて前回作った調色済みのベースコートを塗布します。

スポークを差し込む箇所の穴のマスキングにビスを入れていますが、その隙間にプライマーの色が残らないよう各方向からスプレーします。ガン距離も最初より近づけます。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは艶消し仕様で、前回はシンナー希釈量を標準の5割増としていましたが、今回は倍の量としています。その後艶消しクリアーを多く使うようになってこの仕様が良いと判断しています。

スプレーガンも前回の作業に倣って口径0.6mm(IWATA LPH-50)を使いました。通常の希釈率(9%)だと塗り難いですが、倍の18%希釈ならこれでも問題なく塗れます。

艶消しは塗装後の磨き処理が出来ないのでゴミが付かないようかなりデリケートに作業を行う必要があって、このサイズの物を塗る場合でも塗装用のスーツに着替えて本塗りに挑んでます(丁度映り込んでいたので)。

この後は時間の経過と共に艶が消えていきますが、ゴミが付くのが嫌なのでそのまま恒温器に入れておきました。ある程度湿度があれば大丈夫なのですが、乾燥する時期だと遠く離れた場所からも埃が寄って来てくっついたりするので非常に気を遣うんですよね。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

Z33ブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていた日産Z33用ブレンボキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物に、

日産KADの艶消し仕様で塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

ロゴのサイズは元と同じで、

フロントが80ミリ、

リヤが40ミリとなります。

ロゴの色はSTANDOX MIX571=原色の黒そのままとなります。

今回は塗装とは別にオーバーホールも行いました。尚、サンドブラストとOHにつきましては外部の方への委託作業となります。

部品はお持ち込みで、ブーツ・シール・ブリーダーバルブキャップ(ゴム)を交換し、その他(ピストン等)は再利用しています。

ボルト&ステー取り付け部やガスケット当たり面、パッド固定ピンを通す穴の内側は塗膜の厚みをつけないようプライマー&ベースコートの黒のみを薄膜で塗装しています。

ブレンボを塗る際には一旦全部の塗膜を剥がしてしますが、既存の塗装に問題が無ければ無理に剥がす必要はありません。自動車ボディ=例えばボンネットを塗装する場合、全部剥がしてから塗るなんて事はまずありません。3回の塗装でも上から塗り重ねていくのが通常の方法で、それによって何か問題が起きるという事もありません。問題が起きるとしたら作業の方法自体で何か間違えているという事になります。

ただブレンボキャリパーの場合、元々塗られている塗装(新品時の塗装)に問題があって、よく見受けられるのがベースカラー(今回の場合だとゴールド色)とトップコート(クリアー)との密着性が低く起こる層間剥離で、この場合一部で剥離が起きているだけでも「全て剥がれる可能性がある」という事になるので、こういった場合では全部剥がしてから塗り直す必要があります。キャリパー以外の新車時塗膜では、トヨタのホワイトパールクリスタルシャイン(カラーコード:070)などは新車時から下地と上塗りとの間で密着性が低く、経年でペリペリと剥がれたりするのは有名な話ですよね。なのでブレンボキャリパーの場合はほぼ100%剥離を行ってから塗装を行うようにしています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!