先日透過性の赤=レッドキャンディーを塗っておいたスバル純正エンブレムです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。
一応状態を確認する為、マスキングテープを剥がしてステンレストレーの上に置いてみます。ここでゴミなどが混入していたら最初からやり直しですし、ヒビが入っていたら部品自体を交換する事となります(いずれも経験済みです)。
問題無ければ表面を#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスオレンジ)で研磨し、六連星の部分はナイロンブラシとウォッシュコンパウンドで足付け処理を行います。
出来上がりだけの画像を見て「単に背面の色を変えるだけでどうしてその金額に?」と思う方もいらっしゃると思いますが、このように作業内容を紹介する事でご納得頂けるのではと考えています。
まずは粗目で輝きの強いメタリック=STANDOX MIX598を塗布します。
こちらの原色は非常に隠蔽力が弱いので、1コート塗っただけでは上記画像のように下地が透け透けなのが判るかと思います。
その後3コート程塗り込みましたが、まだ隠蔽していないのが判るかと思います。
恐らくこれ単体で完全隠蔽させるにはウェットで8コート程塗る必要があり、そうなると塗膜限界を超えてしまう為(厚塗りし過ぎ)、そういった場合は別途下色を使う必要があります。
と言う訳で、続けて隠蔽力の高いシルバー=今回はフォルクスワーゲン純正色のリフレックスシルバー(LA7W)を2コート程塗りました。
一般的にはメタリック修理が細かい物が隠蔽力が高く、上記の塗色はこのSTANDOX MIX594が多く配合されている為、下色として使うようにしています。特に別の色や原色そのままでも良いのですが、色々使い勝手が良い塗色と言う事でこれを使うようにしています。
ちなみに通常は先に隠蔽力の高い下色を塗ってから本来の色を塗りますが、今回は反対側から見る事になるのでこの順番が逆になっているという訳です。
そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
裏側なのでクリアーを塗らなくても良いのかも知れませんが、1液型ベースコートはクリアー中のハードナーが浸透して2液反応する構造になっている為(2 komponent)、耐久性を考えるとクリアーを塗っておく必要があります。
ベースコート単体でも直ぐには問題が起きなかったりしますが、例えばガソリンが沁み込んだり、この後に貼る両面テープの糊に含まれる溶剤分=トルエンやキシレンや酢酸エチルなどによって塗膜が侵されるという可能性もあるので、長期的に良好な塗膜を維持すると考えると、自動車外板を塗るのと同じ塗膜構造にしておくのが良いかと考えます。
この後は再び60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。3コート3ベイクといった感じですね。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

