ボート用ステンレスノブ&ステー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていた船舶用ステンレス製ノブとそのステーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様なステンレス素地だった物に、

提供して頂いた画像を基に似たような色を作成し、

塗装を施しました。

尚、直接金属素地に上塗りを行っても塗膜は密着しませんので、下地処理としてサンドブラストとプライマー塗装を行っています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ボート用ステンレスノブ&ステー 本塗り

先日下準備を行っておいた船舶用ステンレス製ノブとそのステーです。

参考画像を基に似たような色=近似色で塗料を作成します(非調色)。少し濁りのある青ですね。

まずは固定部分にベースコートを塗布します。

ボルトで固定して見えなくなってしまう部分ですが、プライマー色が残ると格好悪いので色だけでも入れておきます。

よく乾かしたらボルトでしっかり固定します。

車体を塗っていた頃は、こういった小物は「 色さえ入っていればOK」と思っていたので、S字フック等で吊るして塗っていましたが、小物を専門に扱うようになってからは出来るだけ細部まで綺麗に仕上げたいので、スプレーのエアーで揺れずしっかり肌を見ながら塗れるようにしています。

色=ベースコートを3~4コート程塗って完全隠蔽させます。

よく乾燥させたら、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

自動車外装部品(ボンネット等)と同じような仕上がりを意識して塗っています。

S字フックで吊るして塗るとどうしても肌にバラつきが出てしまいますが、

しっかり固定して塗ると均一な肌に近づけられます。

後の参考の為に色見本も作っておきました。わざわざ用意する手間を省きつつ、壁に飾ったりしても良い感じの物ですね。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ボート用ステンレスノブ&ステー 下準備

先日お預かりしておりました船舶用ステンレス製ノブとそのステーです。

このままプライマーを塗っても十分に密着しない為、足付け処理としてサンドブラストを行います(ペーパー掛けでも可能ですが穴の内側のフチなどを処理するのが難しく、その点ブラストの方が確実です)。

取っ手のナット部分は塗らないので、マスキングテープ→ガムテープで養生しておきます。

サンドブラストを行いました。

その後よく清掃し、

改めてマスキングをし直したら、

プライマーを塗布します。

ステーは最初に表側にプライマーを塗り、

それが乾いたら表側にも塗ります。上塗りの場合は穴の部分をボルトで固定して塗りますが、その前にボルトで隠れる部分にも色(ベースコート)を塗っておこうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ボート用ステンレスノブ&ステー塗装承ってます

先日到着しておりました船舶用ステンレス製ノブとそのステーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

色は添付して頂いた画像を参考に近似色で(非調色)艶あり仕上げ、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。塗装範囲は上の画像にあるように、ネジ山と六角ナット部は塗らないようにします。ステーは穴の周りで固定するので、その部分以外を裏表共に塗るようにします。

尚、このまま塗っても塗膜は密着しませんので、素地調整としてサンドブラスト処理、プライマーを塗ってからの上塗りとします。

尚、船舶用の製品については、結構前ですが施工事例があるのでそちらを紹介します。

およそ13年前に御依頼頂いた物で、今回御希望の色に似たような感じですから、こういった色が規定色になっているのかもですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

シャッターボックス塗装承ってます

先日到着しておりました電動シャッターのボックスケースです。こちらは以前ランボールギーニのアルミ製ロールバーをご依頼頂いた方でして、この度も当店をご贔屓頂き誠にありがとうございます!

素材はステンレス製で、扉は外せない構造になっている為、この状態のまま表面の塗装を行います。蓋を開けた内側は塗らないようマスキングをして対応します。

素材はステンレス製で、

この状態(ヘアーライン加工)なら溶接痕は武骨で格好良いのですが、これに塗装を行うと変に見えてしまう恐れがある為、「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程でこれらを均してから上塗りを行おうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

ちなみに余談ですが、当店で自動車部品以外のご依頼で多いのがこういった建築内装製品で、こちらの日記では紹介していませんが、業者様からのご依頼で、換気扇やエアコンパネル、手摺の土台部分やカーテンレール、業務用の焙煎器なども塗っていたりします。製品自体の金額に比べると塗装費はかなり高くなるので、個人の方からだとご依頼に至るケースは稀ですが、富裕層の顧客から依頼を受けて家を建てているデザイン関連の企業や工務店からすると、コストの事は二の次になるらしく、「とにかく美しく、そして長持ちする物を!」となってご贔屓頂けるようです。