シャッターボックス塗装承ってます

先日到着しておりました電動シャッターのボックスケースです。こちらは以前ランボールギーニのアルミ製ロールバーをご依頼頂いた方でして、この度も当店をご贔屓頂き誠にありがとうございます!

素材はステンレス製で、扉は外せない構造になっている為、この状態のまま表面の塗装を行います。蓋を開けた内側は塗らないようマスキングをして対応します。

素材はステンレス製で、

この状態(ヘアーライン加工)なら溶接痕は武骨で格好良いのですが、これに塗装を行うと変に見えてしまう恐れがある為、「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程でこれらを均してから上塗りを行おうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

ちなみに余談ですが、当店で自動車部品以外のご依頼で多いのがこういった建築内装製品で、こちらの日記では紹介していませんが、業者様からのご依頼で、換気扇やエアコンパネル、手摺の土台部分やカーテンレール、業務用の焙煎器なども塗っていたりします。製品自体の金額に比べると塗装費はかなり高くなるので、個人の方からだとご依頼に至るケースは稀ですが、富裕層の顧客から依頼を受けて家を建てているデザイン関連の企業や工務店からすると、コストの事は二の次になるらしく、「とにかく美しく、そして長持ちする物を!」となってご贔屓頂けるようです。

インターフォンカバー塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたパナソニック社製のインターフォンの外装パーツ2点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々はシャンパンゴールドに塗装されていた物を、

つや消し黒に塗装しました。

 家の外装に合う既製品が無かったとの事で今回のご依頼に至っています。

ベースコートの黒の上に2液ウレタンのつや消しクリアーを塗った2コート仕上げなので、塗膜の強度は自動車車体の物と同等と考えて頂いて大丈夫です。

耐候性はもちろん、耐擦り傷性、耐薬品性に優れています。

こういった建築・インテリア関係のご依頼は業者様からも結構あって、換気扇やスイッチパネル、カーテンレールや手摺など色々塗っています。ただ自動車補修塗装がベースだとどうしてもコスト高になってしまうので、余程の高級志向に限られているところはあります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

インターフォンカバー 本塗り

先日お預かりしておりましたパナソニック社製のインターフォンの外装パーツ2点です。全体を#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理をし、台にセットして本塗り準備完了です。

自動車の部品と同じで、ABS樹脂にベースカラー(ホワイトゴールドメタリック)が塗られ、クリアーはコーティングしていない仕様となります。

ウェットで塗るとチヂレを起こす場合があるので、一応様子を見ながらベースコートを塗り重ねていきます。

大丈夫そうなので(むしろ自動車部品よりチヂレ難かったです)、その後はウェットでベースコートの黒を塗り込みました。

そして最後につや消しクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

画像はクリアーを塗って一時間くらい経っていて、既に艶が消えた状態となります。

耐久性は自動車のボディと同様と考えて頂いて大丈夫です。

それではこちらも完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

インターフォンカバー塗装承ってます

 先日到着しておりましたパナソニック社製のインターフォンの外装パーツ2点です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状は新品で、「なかなか木の外壁に合うインターフォンがなく」との事で、今回「艶消し黒」の塗装でご依頼を頂きました。また耐久性も考え、艶消しクリアーを塗った2コート仕上げで承っております。

それでは作業進行次第また紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

Plastic Box

業者様からご依頼を頂いた電子機器のプラスチック製ボックスケースです。

ケース全体に成型時の歪があって、白などの明るい色であればこれがそんなに目立たないのですが、今回は「漆のような黒で」とご依頼を頂いていますので、まずはこちらを処理します。

 当て板に砥石を使って全体を#800で砥ぎ付けます。

細部まで足付けをする為、スコッチの他にナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使って処理します。

 右が処理前、左が下地処理後の状態となります。

 ベースコートの黒を塗布し、ドライレタリングを貼り付けます。

 イラストはご依頼主様からIllustratorのデータを入稿して頂き、それを専門の業者様にてドライレタリングを作製して貰いました。

ドライレタリングの使用は今回が初めてなので、事前にテストも行っています。

 最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

 質感としては塗装屋デカールよりも「箔」に近い仕上がりとなります。

 その後60℃40分程の熱を掛けて完全硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。

 今回は中に電子機器が入る為に開閉できる事が必要で、可動部の溝や接触する箇所にはクリアーを塗らないようにしました。

 ご依頼者様からは「模様の細かい部分も本当に綺麗な仕上がりで見とれてしまいました」とのお言葉も頂戴しました。

この度のご依頼、誠に有難う御座いました!