自転車ダイナモハブ塗装承ってます

先日到着しておりました自転車フロント用のダイナモハブSON NABENDYNAMOです。こちらのオーナー様は昨年にも同じ物をご依頼頂いておりまして、この度も新たな御依頼誠にありがとうございます!

ご依頼内容はその時と同じで、

一緒にお預かりしたこちらのハブの色を参考にした内容で塗装を承っています。

スポークを通す穴の内側は前回と同じく塗装はしないようマスキングを行います。かなり難しいご注文になるのですが、前回上手くいったのでこの点は精神的に安心ではあります。

ギアーになっている箇所は塗装しないので、溝の部分にピッタリ合うようアクリル板を挟んでマスク型とします。こちらも以前のデータが残っていたのでそちらを使います。

反対側のこちらの部分はプラスチックの箇所が回る構造になっていて、その隙間からグリスが出てくると思われますから、そこから数ミリ本体側の「谷のライン」の部分でマスキングをして塗り分けるようにします。ここも前回と同じですね。

前回ご依頼頂いた時の完成画像です。谷のラインで塗り分けているのが判るかと思います。

こちらはギアーの部分です。溝の部分にピッタリ嵌るアクリル板を差し込んでマスク型にしているので、本体の「面」の部分は塗らず「山のライン」で塗り分けています。

スポーク穴の内側は、このような感じでタッピングビスを嵌めてマスキングしています。このビスの固定方法はというと、

「厚さ0.5mmのABS板を、内径1.7mm、外径4mmで同じくレーザー加工機でカット」

と、前回施工した時の記事に記載があったので、こちらを参考にして同じ物を作製します。データは残っていなかったのですが(恐らく穴のサイズを色々と模索しながらレーザーカットしていたので保存はしなかった)、こういった記録が残っていただけでも御の字です。

またその時使っていたネジも残っていたので、 同じサイズの物を注文しておきました。

色については前回調色作業(有料)を行っていたのですが、その際にタッチアップ用の塗料をご購入していて頂いたので、こちらを使う事で調色作業(調色費)も省けます。これを参考に似た色を作って完全隠蔽させ、最後の1~2コートのみこれを使えば極少量の使用で済みます。

尚、今回再度同じ部品でご依頼頂いた理由は判りませんが、「前回塗装してもらったハブは結構ハードに使っていますが塗装に問題なくとても気に入って使っています。」とのお言葉を頂戴しております。経過が判るのは嬉しいですし、今回行う作業にも自信をもって出来るのが助かります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

自転車ダイナモハブ塗装 完成

先日本塗りを終えていた先日本塗りを終えていた自転車フロント用のダイナモハブSON NABENDYNAMOです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、マスキングの為に嵌めていたビスを外していきます。

 こんな感じでスポーク穴の内部は塗装しないようにしてあります。

見本としてお預かりしたトップキャップとハブです。今回の艶消し塗装だとどうしても見本の着色アルマイトより艶が出てしまっていますが、塗装でここまで艶を消そうとすると傷が付き易い塗膜になってしまうので、実用する物であればこれくらいが限界かと思います(プラモデル等の塗装はそもそも触れる事を前提としていないので艶が消せますし、ドライコートもOKとされています)。

そして完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

元々は艶あり黒だったこちらの状態に、

見本に合わせて調色作業を行い、

艶消しクリアーで塗装を施しました。

横のギア部分は塗装を行なわないよう、隙間にピッタリ合うマスク型をアクリル板で作成し、それを嵌め込んで塗り分けをしています。

こちら側は本体とプラスチック部分との間に可動部があって、そこでマスキングをするとグリースが漏れ出てくる可能性があったので、本体のフランジ状になった谷の部分で塗り分けをしています。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

着色アルマイトの場合、その金属感(メタリック感)はアルミ素地のそれとなりますが、今回の塗装ではホワイトパールを使ってそれに似せています。

元々あったレーザー彫刻の文字も薄っすら残っています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

自転車用ダイナモハブ 本塗り

先日調色作業を終えていた自転車フロント用のダイナモハブSON NABENDYNAMOです。

スポークを嵌める穴には、丁度良いタッピングネジを差し込んでプラスチックワッシャーで固定しています。

元々の素地は黒の塗装が施されているかと思いましたが、もしかしたら黒アルマイト仕上げの可能性もあったので、

念のためプライマーを塗っておく事にしました。

その後下色としてベースコートの黒を塗布します。

続けて調色して作成した色を塗布します。

一応色見本のハブと見比べて問題無さそうなら、

最後に艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。

・・・が!

この後時間が経過し、さらに熱を入れて確認したところ、思っていたよりも艶があって違和感が強かったので、

再度足付け処理をして艶消しクリアーだけを塗り直しました。艶消しクリアー自体は同じ物ですが、最初に使ったスプレーガンの口径を1.2→0.6に変更し、シンナー希釈率も5割程上げて調整しました。

見本のハブ程に艶を消そうとすると今度は耐久性が低下してしまいますが(爪で引っ掻くと簡単に傷が付くような感じ)、そうならない程度で艶消し感を強くするようにしています。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

自転車用ダイナモハブ 調色

先日下準備をしておいたダイナモハブと一緒にお預かりした色見本用のハブです。

まずは似たような色を簡易的に作り、方向性を確認します。

ちなみにハブと一緒にお預かりしたトップキャップですが、どちらも同じ色の設定だと思いますがそれぞれ色が違っているのが判ると思います。塗装もそうですが、着色アルマイトで色を合わせるのは難しいのかも知れません。尚今回はハブの方を参考にして調色を行います。

「簡易的な色の作成」と「調色」との大きな違いは、実際にスプレーガンで色板に塗装する事で、これによってスティックで見ていた時とスプレーした色との違いが判ります。簡易的に作っておいた色がこの時点で全く違う!と言う事もあり、ここで改めて使う原色を変えたりして色を調整=調色していきます。

 ハブ本体の方は着色アルマイトなので塗装とは全然違いますが、今回は彩度の低い色なので何とか近い感じに出来たと思います。

また念のため、それぞれクリアーを塗って確認もしておきました。

この2枚の色板はそれぞれ同じ色ですが、その上に塗るクリアー=艶によって全然色の見え方(明度・彩度・色相)が違ってみえるのが判ると思います。

使った原色はこれらの種類で、黒をベースにブルー・バイオレット・グリーン・極細目のホワイトパール(MIX836)を使っています。

当初は色を表現している素材が金属(アルミアルマイト)と言う事で、メタリックや粗目のパールを使いましたが、結果的に一番細かい目のパールが近かったです。

また今回は今後の追加依頼に備えてタッチアップ用塗料もご用命頂きました(単品では扱っておらず、塗装を御依頼頂いた方のみの対応となります)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

自転車用ダイナモハブ 下準備

先日お預かりしておりました自転車フロント用のダイナモハブSON NABENDYNAMOです。

よこのギザギザの部分は塗らないので、まずはそこの隙間に入れるマスク型を作成します。

内径を測り、外径は少し塗装面より少し食み出るような感じでリング状のデータを作り、それを分割します。

カットした分は焼失してしまっているので、何度かカット→データ修正を繰り返し、

ピッタリになる物を作成しました。

こんな感じで溝に嵌めるようにします。

その後足付け処理を行います。スポークが入る穴は塗らないようにしつつザグリの部分(テーパー状になっている部分)でボカシをしたいので、ナイロンブラシとウォッシュコンパウンドでその辺りを優しい感じで足付け処理します。

こちらは厚さ0.5mmのABS板を、内径1.7mm、外径4mmで同じくレーザー加工機でカットした物です。

今回のザグリに丁度良さそうなネジを選び、それに合わせてナット代わりの物をABS板で作ったという訳です。

穴は傾斜が着いている箇所なのでザグリも斜めになっていますが、それに合わせるとネジの頭が食み出てしまうので、外側のフチに合わせる感じにしています。

こんな感じで各穴にタッピングビスを固定しました。これで塗装の準備は完了で、次は調色作業ですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!