GRBインプレッサVALENTIテールランプ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスバルGRBインプレッサ用の社外品VALENTIテールランプの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物に、

透過性の赤=レッドキャンディー塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

褪色してしまっていた赤いレンズ部分に、

元と同じようになるようクリアーレンズ部をマスキングしてレッドキャディーを塗装、

その後マスキングシートを剥がし、全体にクリアーをコートしました。

最初に作っておいたマスキングシートの型のデータがかなりしっかりした物だったので、

元のラインとピッタリ合わせて塗り分けをしてあるので、塗り直したという違和感は殆ど感じられないかと思います(むしろPMMA=アクリル樹脂素地より今回塗装しているアクリルポリウレタン樹脂の方が美観があるので綺麗に感じると思います)。

割れていた箇所も言われなければ(言われても)殆ど感じられないかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

尚、同時に塗装していた他のレンズ系案件につきましては、本日は時間が無かったので明日以降に改めて完成のご案内をさせて頂きます。お待たせして申し訳御座いませんがもう少々お待ちくださいませ!

メルセデスベンツW124ヘッドカバー 本塗り

先日本塗り前のテストを行っておいたメルセデスベンツW124 E500のエンジンヘッドカバーです。

よく脱脂清掃し、エアーブローで埃を飛ばしたら本塗り開始です。

まずは全体にプライマーを塗布します。

既にプライマーは塗ってありましたが、足付け処理の際にアルミ素地が露出してしまっている箇所があるかも知れなく(見た目的にはほぼ大丈夫でしたが念のため)、また直接上塗り=結晶塗装を行うと肌が伸びすぎる恐れがあり、垂れ肌防止の為にも塗っておく事にしました。塗装屋さんなら判ると思いますが、通常の塗装でいきなりトップコート=クリアーを塗るとレベリングし過ぎてしまいますが、それの防止の為に敢えてベースクリアーを塗っておいたりしますよね。なので今回はいつも結晶塗装の前に塗っているプライマーを、それの代わりに塗ってみた次第です(先日のテストピース塗装でも同じようにしています)。

続けて結晶塗装用の塗料=焼付型リンターを塗布します。

塗装内容=塗り方は事前に行ったテスト塗装を参考にし、希釈率を20%、口径1.5ミリのスプレーガンで全体が均一になるよう4コート程を塗り重ねました。

その後120℃程の熱を掛けて焼き付けます。

事前にテストを行った甲斐もあって理想通りの結晶目が並びました。

結晶塗装用の塗料=リンターは保管する期間が長くなるとチヂレ目が発生しなくなる事があり、それが原因で結晶目にムラが生じてしまうのですが、保管方法にかなり気を遣っていたお陰で購入時と遜色無い仕上がりに出来たと思います。

(正直この半年間ずっと心に重く圧し掛かっていて、ようやく健やかに眠れそうです。)

ちなみにリンターを使った事がある方なら判ると思いますが、届いたその日が最も結晶目が出やすい状態になっています。

そこから時間の経過と共に塗料中の樹脂が分離したり酸化して徐々に結晶目が現れ難くなっていくので、

劣化=皮張りが始まる前に容器を小分けし、極力空気(酸素や湿気)に触れる面積を減らし、涼しい場所(理想は冷蔵庫)で保管するようにしています(リンターが廃盤になった時にメーカーの技術者さんと話す機会があり、この方法で間違いないとお墨付きを頂きました)。

ただリンターが廃盤になるとは思ってもいなかったので、殆ど使わない調整用として購入した白などは殆どが廃棄になってしまうかと思います(ちなみに廃棄する塗料は購入した塗料販売店にて有料にて回収して貰えます)。

この後は恒温器で二度焼きを行い、最後にオイル注入口の当たり面を研磨しておきます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

メルセデスベンツW124ヘッドカバー下準備④

先日下準備を行っておいたメルセデスベンツW124 E500のエンジンヘッドカバーです。

以前使っていた結晶塗装用の塗料(焼付型リンター)は既に廃盤になっていて、現在はその前に購入しておいた在庫分で対応していますが、使用期限が切れている(縮れない)場合があるので、念のため本塗り前にテストをしておく事にしました。また次にはNDロードスターのヘッドカバーも控えているのでそれの為でもあります。

お預かりした時にも使用テストを行っていますが、既に半年以上経ってしまっている為、本塗りさながらもう一度確認しておきます。

塗装前の画像が無いのですが、本番と同じように下にはプライマーを塗っています。

その後熱を掛けて結晶目を出しました。

結晶塗装で使う塗料=焼付型リンターはその特性から革張り=保管中の塗料容器の中で空気に触れた表面部分が乾燥して硬い膜ができてしまう傾向にあり、それによって熱を入れてもチヂレ目が発生しない!という事態が頻繁に起こります。

私が行っていた対策としては、一斗缶で届いたら直ぐに1~4キロ程の容器に小分けをし、極力空気に触れる面(機会)を減らすようにしました。

また使った後には容器内に窒素を充填し、塗料の酸化を防ぐようにしています(現在は湿気と反応しないようにとスタンドックスVOCエクストリームプラスのクリアーとハードナーでこれを必須としています)。

今回使った塗料も半年前に採用した物と同じ物で、使用するスプレーガン、シンナー希釈量、コート数なども記録しながら行っています。

ただ使い捨てにするのは勿体なかったので、テストを兼ねつつ趣味の物も塗らせて貰っています。

テストピースの中から良さそうな物を参考に、本番ではさらに微調整を行ってから挑もうと思います。

ちなみにここで良い結果が出られなかった場合には結晶塗装は停止→当初ご希望されていた半艶黒に、NDロードスターのヘッドカバーは返却とする予定でした。現在お預かりしている物は大丈夫そうで一安心です(尚、これまでお問合せを頂いていない事案につきましては引き続き結晶塗装のお受付は停止となっておりますのでご容赦くださいませ)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

メルセデスベンツW124ヘッドカバー下準備③

先日エポキシプライマーサーフェサーと黒を塗っておいたメルセデスベンツW124 E500のエンジンヘッドカバーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させました。

プラグカバーを被せるとこの様な感じで、この部分には結晶塗装を行わないようにします。

またボルト取り付け部も結晶塗装を行わないので、まず通常の和紙タイプのマスキングテープを貼り、

その上に同径のマスキングシート(ポリプロピレン製)を貼り付けます。これが一枚だけだと塗料中の溶剤が着いた際や、熱を掛けて粘着力が弱まった時に端が浮いてしまうのでそれらの予防として行っています。ブレンボキャリパーの塗装時等も全て2重貼りが基本で、まあまあ面倒ですが本塗り中に起こるトラブルを避けられるならやっておいて損は無いかと思います。

マスキングが完了です。

その後、結晶塗装を行う面を足付け処理します。

結晶塗装は素地の粗さを目立たなくするという特徴があるので、多少粗い番手=#320~#500くらいを使っても問題ありません。

指が入り難い細かい箇所はヘラを使ってしっかり当てていきます。

エアーブローで研ぎ粉を飛ばし、しっかり脱脂清掃を行っておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMWエンブレム4個塗装 完成

先日本塗りを終えていたBMW純正エンブレム4点のうちの一つです。こちらのエンブレムは裏側に両面テープが貼ってあって、元々貼ってあった台紙(画像右側)を剥がし、エンブレムの枠からはみ出ないよう代わりの台紙を貼っておきました。

代わりの台紙を剥がし、元々貼ってあった四角い台紙を貼り付けます。今回のエンブレムがそうなのか判らないのですが、車体に貼り付ける際にこの台紙を使って位置決めをする場合があるので一応元通りにしておきました。

そしてBMW純正エンブレム4個の塗装、完成となります。大変お待たせした!

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な感じで、

今回は水色だった箇所を黒に塗装し、

さらにエンブレム下部にご指定のロゴをBMW純正色の「チタンシルバー」(カラーコード:354)で塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

仕事以外の画像では撮影後に加工を行ったりしますが、ご依頼頂いた品の完成画像は撮ったそのままとしています(サーバー負荷を軽減する為サイズのみ縮小しています)。

毎回しつこくて恐縮なのですが、現代の技術だと撮影後に画像を加工してより良く見せる事は簡単なので、一応そう説明するようにしています。

上段の三個は全て同じ物で、

こちらの下段にある一個のみ違うタイプとなっています。

水色の部分を黒にする塗装と、その下に入れたロゴをシルバーに塗る作業を同時にやろうと思えば出来るのですが、やはりと言うか歳を重ねるにつれて体力や集中力が落ちているので、衰えた身体でなんとかクオリティを保てるようにと各工程を別けて行うようにしています。

ロゴは塗装での対応が難しければデカールで行なおうと思っていましたが、何とかマスキングシートのカットが出来たので、今回ご指定頂いていたチタンシルバーで対応出来ました。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!