一時的にお受付を停止させて頂きたく

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連休が明けて出社したら荷物が山のようになってしまいまして、現状の整理が付くまでは少しの間新規お受付を停止させて頂きたく存じます。何度も何度も申し訳御座いません・・・。

受付停止自体は早い段階で解除出来ると思いますが、大物の案件に関しては暫くの間はちょっと難しそうです。大物の案件とは内容が複雑でとても今の状況ではミスを犯しそうな作業内容と、実際に大きな物(ホイールや自転車フレームなど)です。

ご迷惑をお掛けして本当に申し訳御座いませんが全て一人でやっているので案件が20件程度になると頭の中がパンクしてしまうのです。何卒ご理解の程、宜しく御願い致します・・・。

ミキシングマシン

standox_4GW連休中も何だかんだ色々と仕事があって、その一つに「色の作成」があります。

工場にも塗料を小分けした小ボトルを置いてありますが、あれは微調色用または配合データが無い色を作成する場合のみ使う物で、基本的にはやはり自宅においてある原色塗料を使って色を作ります。

各原色塗料は全て専用のミキシングマシーンにセットされているのですが、一般の方だとそれの仕組みが余り良く分からないかも知れないのでちょっと紹介させて頂きますね。

standox_3各原色塗料には「アジテーターカバー」と言った専用の器具が付いていて、これにより全ての原色を一度に攪拌してくれる仕組みとなっています。缶の内部に入る部分にはプロペラが見えますよね。蓋の部分に付いているダイヤルが回るとこの同じシャフトに固定されているプロペラが回り、底に沈殿した顔料を混ぜ合わせてくれるのです。

また蓋の上にはワンタッチで蓋がスライドするような機構になっていて、これのお陰で0.1グラム単位の微細な重量配合も簡単に出来るようになっています。「あと一滴」と言うのが比較的簡単に出来るんですよね(ただし時々ドバっと出たりもしますが・・・)。

缶は新しい塗料に交換する時に古いのはそのまま捨ててしまうので塗料自体の入れ替えの手間などは必要無く、慣れれば殆ど手を汚さずに缶の交換が出来るようになっています。

standox_1  ミキシングマシンの構造は棚板内部にベルトが通っていて、ボタン一つでこの棚の下に生えたフィンが回転してアジテーターカバーのダイヤルを回します。

大型のミキシングマシーンと外資系塗料言うと一昔前はかなりの贅沢品で、とても個人で所有出来るようなものでは無かったのですが、途中良い機会に巡り合えましてこれを手に入れる事が出来ました。その後勤め人になった時期もありましたがこれだけは手放さないでいて、それのお陰で今の「小物塗装」は成り立っていると思います。とてもじゃ無いですが小物の塗装だけじゃこんな贅沢は出来ませんからね・・・。