フェラーリ鍵 塗装承ってます

ferrari こちらも昨日到着しておりますフェラーリの「鍵」ですね。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

この型の鍵は以前も二回ほど施工例がありまして、確かその時は「シルバー→レッド」での塗り替えでした。今回はこのレッドを「BIANCO FUJI」なる3コートホワイトパールで承っております。ビアンコフジはフェラーリの限定色ですかね。カラーコードは「137739」となります。

ferrari1 一応単なる塗り替えと言う分けでは無く、塗装面に若干の傷は付いています。

一般的にはこういった傷は「パテで埋めれば」と思うかも知れませんが、塗装屋さんでそんな直し方は普通しません。普通はしません(未だに見かけなくも無いですが・・・)。

ferrari2という事で分解します(しました)。以前同型の鍵を分解している経験があるので作業はやり易かったですかね。初めての時は結構疲れた覚えがあります(ワンミスでどういった事態になるのかと・・・)。

ネックなのはフェラーリのエンブレムで、鍵のカバーの凹んだ箇所にピッタリと嵌っているのでピックツールなども使えません。エンブレムは七宝焼きかどうかは判りませんが傷付いたら大事ですし、カバーの方も然りですしね・・・。

なのでどちらも無事に取り外す方法として、カバーの裏側から1ミリくらいの穴を開け、貫通してエンブレムまで到達したらドライヤーで炙ってポンチで押し出します。ドライヤーで炙るのは両面テープの粘着力を弱める為で、こういった場合には基本的な作業です。

空いた穴は組み付け時に再度両面テープを張るので防水などは問題無いかと存じます。

以外に怖かったのがボタン部分のゴムで、同じく裏側から押し出して外すのですが、ゴムを突き破って貫通したらどうなるのかとちょっと心配しての作業になりました。無事問題なく外れましたのでご安心下さい。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ロードスターリヤスポイラー塗装承ってます

roadstar1 こちらも昨日到着しておりました荷物の一つ、ロードスターのリヤスポイラーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容としてはボディ同色での塗装で、色名は「アルミニウムメタリック」、カラーコードは「38P」となります。

roadstar2 製品の素材はポリウレタン製との事で、プライマーなどは塗られていない素地そのままの仕上がりです。FRP製品に比べれば断然状態は良いのでうが、純正品の金型に比べるとやはり凸凹は残っていますかね。

roadstar3角部分は最後にペーパーで削って仕上げている感じです。裏側を見る限りでは真空成型っぽいですかね。悪くは無いのですがやはりこのまま塗る訳にもいかないので(いけない事は無いのですが・・・)、「研磨→プラスチックプライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地を整えておく事にします。色がシルバーですからこのままパワープレイに持ち込む塗装屋さんは少ないですよね(笑)。シルバーは下地の粗が非常に目立ち易いので気を遣うのが一般的です。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

インプレッサテールランプ(from東京) 塗装承ってます

imphamura昨日到着しておりますインプレッサGRBテールランプ一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

この型のテールランプは定番ですが、一応ご依頼内容紹介させて頂きますね。

・レッドキャンディー塗装

・クリアー抜き4箇(柱無しバージョン)

・おまけスモーク

・クリスタルクリアー仕様

となります。以前行った完成画像を紹介しますと・・・impniigata4こんな感じになります。これが車体に装着されると、それぞれ隣合うテールランプのクリアー抜きの部分がくっ付きますよね。その間に柱が無いのでこれが「柱無しVer.」となります。

対して「柱有りVer.」はこちらです↓imphashira1クリアー抜きの部分に「柱」があるのが判ると思います。こちらはプラス¥5,600で対応可能です。宜しければお好みどうぞ。

ちなみに現在別件で同じ型のテールランプを1セットご依頼承っております。そちらの方の部品はこちらで新品を取り寄せしておりますが(車検証の写しを頂ければ取り寄せ可能です)、現在ゴールデンウィークでスバルディーラーさんはお休みですので連休明けには入荷予定です。届き次第そちらも紹介させて頂きますね。この2セットはタイミングが同じですので一緒に塗れると思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ハーレーリヤスポイラー 下準備

harley4こちらはちょっと前にお預かりしているハーレーのリヤスポイラーです。リヤのボックスの上に付く物ですからサイズとしてはそんなに大きくありません。ただ形としては車に付くそれと似ていますよね。

harley5 で、下準備として「足付け処理」を行うのですが、ちょっと既存の塗膜が変なので素地調整を行っておく事にします。と言っても研ぐだけですが。

このスポイラー、現状は「ビビットブラック」なる純正色が塗られているらしいのですが、その塗装の肌が激しいゆず肌のせいで違和感が強いです。よく「艶はあるのに何か変」と言うのはこういったせいですかね。原因は「磨き不良」と言う事ではなく、根本的に塗り方が悪いか使っている材料が宜しく無いのだと思います。

harley6あの荒れた肌のまま上から塗装しても影響を受けてしまうので、当て板に#600のペーパーを当てて水研ぎします。その後全体的にいつものように足付け処理をして下準備完了です。

standoxで、今回ご希望の塗色はハーレーの純正色「セドナオレンジ」(カラーコードDGX)になりますが、それに使われている原色の一つが今まで使っていなかった物だったので新たにラインナップにセットする事になります。原色塗料を保管しているのは自宅なのでこちらはその作業場での撮影風景になります。新しいアジテーターカバー(プロペラが付いた蓋)をセットして他の原色同様、ミキシングマシーンにセットされます。

standox1ちなみにこのパールは今まで使った事が無い訳では無く、代替用として「パウダー」のタイプの物を使っていました。が、今回のような少量の使用(配合率)だと誤差が大きくなって色が変わってしまうと思ったので新たに(と言うかようやく)セットする事にしました。後生大事に取っておいても仕方ないですしね。

ちなみに塗料原色は安い物なら1リッター缶で¥6,000くらいの物もありますが、こういった粗めのパールは¥16,000くらいと結構高額です。と言っても今回使うのは2グラム程度なんですけどね(苦笑)。

本塗りは連休が明けてからになる予定です。もう少々お待ち下さいませ!

フュージョンウィンカーレンズ 本塗り

fusion2こちらはBRZと同じく「レッドキャンディー」でのご依頼となりますのでそちらと並行して作業しています。

自動車のテールランプの場合は土台部分をマスキングする方法になりますが、バイクの場合はレンズ単体になっているケースが殆どなのでこうやってレンズに直接マスキングを行います。どちらかと言うとこっちの方が手間は掛かりますかね。

fusionそして本塗り準備完了です。良く脱脂してエアーブローをしつこいくらいしたらプラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

fusion1レッドキャンディーを塗ったらクリアーを塗って 本塗り完了です。見た目が変な感じにビビットになっているのは、裏に張ってあるマスキングテープの黄色が影響されているからです。マスキングを剥がせば透明なクリアーレッドになりますので御安心下さい。

それではこちらも完成しましたらまた紹介させて頂きますね。連休明けを予定しております。もう少々お待ちくださいませ!