ベイトリール 部分塗装承ってます

megabass1こちらはGW連休前に届いておりましたMegabassのベイトキャストリールです。リール本体に黒いマジックで斜線のマーキングがしてある箇所のみを塗装承りました。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!

megabassただ今回のような被塗物は「塗装」ではなく「アルマイト処理」が施された物なので、これと同じようにと塗装をしても全くそうはなりません。上の画像に写る見本帳はメタリック系で塗装された物ですが全く違うのが判りますよね。

なのでこういった場合は同じような色にするよりは敢えて違う色味にしてしまった方が良かったりします。今回はその方向で行きますね。

megabass2 ボディのブロンズっぽい色味に対して、赤味を抜いたゴールド系も悪くは無いかと思います。ただちょっと印象は弱いですかね。

megabass4極小面積なので赤メタリックも似合わない事は無いですがちょっと癖が強いかも知れません。他の部分にも赤が使われていればアリなんですけどね。

megabass3 で、同系色で濃い目ブラウン系のパールだとこんな感じです。やはりこれが一番しっくり来るかも知れません。定番ではありますが私的にもこれが良いのでは、と思う次第です。

ちなみに今回難しいのは「見切りライン」が無い事で、唯一プレスラインを利用して色を塗り分ける事になりますが、被塗面はアルミ素地になっているので「プライマー」「ベースコート」「クリアー」全ての塗膜をそのプレスラインで見切らないといけないのです。

当然段差が出来てしまい見た目も悪くなる恐れがあるので、今回はこの辺を出来るだけ綺麗に違和感無く出来るかが肝だと思います。

各塗装で同一線上での見切りはマズイですから、せめて髪の毛一本分でもマスキングをズラしながらの塗装にしたいと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。色についてご意見ご感想御座いましたらご連絡頂ければと思います。

改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!

レンジローバーアルミホイール×4 塗装承ってます

range ちょっと前に届いておりましたレンジローバーのアルミホイール4本です。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!

ご依頼内容としては基本的には現状のカラーリング通りで、シルバーの部分に関してはランドローバー純正色の「ARDEN GREEN」(カラーコード:656)、シルバーは現状の近似色でご依頼承っています。

range4状態としてはリムにガリ傷が多数あるのですが、実はこれは大した問題ではありません。削ってパテを使えば比較的容易に修整は出来ますからね。

range2問題なのはアルミ素地から発生している「腐食」です。パッと見は大した事は無いのですが、塗装屋的に見るとこれは致命的です。安易な修理では間違いなく再発しますしね。こんな風になります。

range1 これはちょっとした傷から派生した腐食ですかね。アルミの錆(腐食)は根深いので場合によっては鉄より厄介なのです。

という事で、今回は旧塗膜の総剥離~腐食の除去と言う事で、一旦いつもお世話になっているサンドブラスト屋さん宛に発送して直圧ブラストにて根こそぎ取り除いて貰う事にします。当然作業は大事になりますので費用は相当掛かります。普通のホイールなら買い直した方が安いのでは・・・と思うところですが、そうじゃ無いんですよね。

range3ちなみにこちらは以前このオーナー様からご依頼頂いたヘッドカバーの結晶塗装です。2ndレンジローバーですよね。

「評判とおり非常に高いクオリティで大満足しております。ヘッドカバーがキレイになったぶん周囲の劣化が気になってしまいますが・・・」とのお言葉も頂戴しておりまして、誠に有り難い限りです。

こういったヘッドカバーのような普段は見えない所に付くものでも、綺麗に復活したり格好良く仕上がると車体自体に対する愛着がまた強くなるんですよね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。ブラスト屋さんに出す前に色を抽出しておきますね。この度もご贔屓頂き有難う御座います!