ハーレーリヤスポイラー 本塗り

harley7 こちらはハーレーのリヤボックス上部に着くリヤスポイラーです。無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

画像は本塗り前の状態ですね。元々は黒く塗られていました。

harley8 これはベースコートが塗り終わった状態です。クリアーを塗っていないので艶はありませんが塗膜の表面が荒れていないのが判りますよね。ドライコートで塗るとこの時点で表面がザラザラとなってしまいそれが最後まで影響されてしまいます。「クリアーをタップリ塗れば埋まるんじゃ」と言う訳にはいかないのですよ。艶引けの原因は下地またはこのベースコートの塗り方が原因です。ベースコートもきっちりウェットで塗りましょう。

harley9そしてクリアーをコートして無事本塗り完了です。色はハーレー純正色の「セドナオレンジ」(カラーコード:DGX)です。

harley10本塗り時に一番気をつけるのは「セッティング」(固定方法)で、部品を本体(車体)に取り付けてオーナーに渡すのであれば目立たない裏面などはそんなに気を遣わなくても大丈夫なのかも知れませんが、当店のように部品単体でお預かり~お渡しとなるとどうしても全体の仕上がりを見てしまう(見られてしまう)ので裏側も塗り易いようにしておきます。

普段は片手で持って塗れるようにするのですが、今回のように少し大きくなったり重いものは逆にそれが難しいので台に固定しての塗装となります。

来週半ばまでには完成出来る予定です。もう少々お待ち下さいませ!

アルファロメオオーディオパネル分解

alfa1先日届いていたドライブ一体型のオーディオパネルです。どうも通常の造りとは異なっていて本当に一体型になっています。

なのでスイッチ類はマスキングでの作業を想定していますが、やはりと言うことで分解も試してみる事にしました。

alfaromeo1で、早速作業開始です。ディスクドライブ自体は実は非常に簡単に取れました。ただしスイッチパネルの方はそれ自体が電気製品のようになっています。外側のパネルは普通それ単体になっていてワンタッチで外れる筈ですが本当に珍しい造りです。スイッチが一つでも壊れたらこれ丸ごと交換になる筈なので消費者には余り優しくないように見受けられますが・・・。

alfaromeo2スイッチパネル本体の裏側カバーを止めているのは極小トルクスのネジです。パッと見はカシメかと思いましたがこれなら分解出来そうです。最近の日本製品だとこういったネジは使わずに全て「爪」で固定されていますからむしろ作業者には優しいかも知れません。ただし普通に使われているようなトルクスのサイズでは無いので工具を持っていなければ外せませんけどね・・・。今回は幸いにしてメガネを分解する時に揃えておいたドライバーセットに入っていました。備えあれば・・・でしたね。

alfaromeo3そして分解完了です。内部の構成は今時の電気製品と変わり無い感じで特に難しい箇所はありませんでした。ボリュームツマミ?の中央のボタンは塗らないようにとご指示頂いていますのでそれが助かったかも知れません。これを外すのはちょっと面倒そうでしたからね。

alfa4   ただ最後までスイッチはパネル側についていて、スイッチ裏側の爪を押しつつ表側に押し出してあげると外れます。スイッチは傷付かないようにそれぞれテープを貼って保管しておきます。

という事でカバーパネルは無事取り外せました。ちょっと手間は掛かりましたがマスキングで塗るよりスッキリしますからね。塗装後には元通り組み付けておきますので御安心下さい。

色々ご感想頂いてます

先日お納めしたBRZのオーナー様より画像が届きましたので紹介させて頂きますね。その他の方々にもメールでご感想頂いておりましたのでそれぞれ紹介させて頂きます。

brz18まずは昨日発送~本日組み付けしたばかりのBRZのオーナー様からです。随分早かったですね(笑)。

商品受け取りました。想像以上の仕上がりに驚愕です。
 
本テールランプはLED内蔵という事もありましたので、先程仮取り付け・点灯確認いたしました。もちろん問題ありませんでした。
 
隠れてしまう部分や黒いプラスチックが重なる部分まできっちり均一にクリアレッドですね。作業中あらゆる角度から見ても『赤いレンズ』です。日記内からも伝わってくる『職人魂』を実感しております。
 
取付後の感想といたしましては、やっぱりお願いして良かったです。
最近ではレッド・スモークの外品テールライトも各社から数種リリースされており、当初私もそちらで検討してましたがオリジナルのデザインは捨てがたく、ただキカイダーのようなクリアレンズがどうにも嫌でしたので…今ではキカイダーはすっかりアカレンジャーです♪
今回は予算の関係上おまかせコースでしたが、当方の車体色が白という事もあり『赤すぎない?』感は今は少しありますね。じきに見慣れると思いますが…(^^;
次回お願いする機会には予算も貼りこんで赤濃度ダウンとかスモーク濃度アップとかじっくり打ち合わせも楽しみたいと思います。
 
また、装着状態の画像を添付させていただきますのでクリアレンズ嫌いな86/BRZユーザーに向けて貴社にてお使いいただければと思います。 
最後になりますが、この度は大変お世話になりました。素晴らしい仕事に感謝しております。
との事です。有り難いご感想頂き有難う御座います!しかし到着即取り付けとは・・・予想以上に早くてビックリしました・・・。

brz16こちらは4月中旬に完成した同型のテールランプのオーナー様からです。

「お世話になります。BRZテールランプ依頼者の○○です。昨日テールランプの方が無事到着いたしました。

とても早い出荷をして頂き本当に感謝しています。
日曜に到着しましたので、早速その日のうちに自分で取付を行うことが出来ました。

しかし本当に素晴らしい出来ですね!
箱から出した瞬間、想像以上の出来でびっくりしてしまいました。
車体との相性も申し分がないです。
車本体以上に大切にしてしまいそうなくらいです 笑

今後依頼したい品があれば是非ともまたお願いしたいと思います。
この度は良い仕事をして頂き誠にありがとうございました。」

↑との事です。ちらこそどうぞ今後とも宜しく御願い致します。有難う御座いました!

bike6こちらはバイクのウィンカー一式です。結局車種は何だったか判らなかったのですが(笑)

商品到着しました。

すばらしい出来ばえです!
もうしばらく自然乾燥させて取付したいと思います。
ありがとうございました。

との事です。ちなみにかなり事務的なメールのやり取りだったので最後にご感想頂けるとは思っていませんでした・・・。こちらこそ有難う御座いました!

キャノンデール フォークサフェ入れ

cannondalef4004上の画像はGW連休前に行った作業です。Vブレーキの土台部分をカットした時の状態ですね。

フォーク上部にはショックが付いていて、自転車屋さんではこれ以上分解してくれなかったとの事なので今回はこのままで作業する事になっています。なので溶剤漬け置きは出来ませんのでフレームとは別の作業方法にしています。

cannondale4カットしたブレーキ土台部分を均し、クリアーの下に貼ってあったデカールや傷などを除去し、サフェーサーを塗る準備をします。これは昨日紹介したその他の部品と一緒に作業しています。

cannondale5という事で、3コート程度サフェーサーを塗ったら完了です。この後強制乾燥(60℃40分以上)させて完全硬化させる訳ですが、その場合もこれ単体で行ったりはせずにその他の部品と一緒に焼いたりします。または一旦保管しておいて本塗りが終わった時に一緒に参加させるような感じですかね。上手い事立ち回れば電気消費量も抑えられるのです。「放置していればいつかは固まるでしょ」って言っている人の仕事ほど、エッジマッピング(パテ痩せに見える問題)が出ていたりしますので(まあ人の事ですのでどうでも良いのですが)。

ロードスターリヤスポイラー サフェ入れ

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こちらはプラスチック素地状態だったロードスターの社外品リヤスポイラーです。作業着手しておりますのでご安心下さい。

ちなみに製品と一緒に入っていた取り扱い説明書には「ポリウレタン」と記載されていたような気がしますが、それにしては切削性が極端に悪いです。なんていうか粘るような弾力性があって、どちらかと言うとポリプロプレンに近い気がします。ちなみにこれの場合に気をつけるのは密着性の悪さですので、良く足付け処理をしておき、満遍なくプラスチックプライマーを塗ってから良く時間をおいてから(一般的にこれを忘れがちかと)サフェーサーを塗る事にします。冬場であれば暖めるのも効果的ですね。

road14

表面には 多少ボコボコしている箇所があったので、サフェーサーはウェットに5コート程度と厚めに塗っておきます。

熱を掛けて完全硬化したら次は「サフェ研ぎ」の工程ですね。もう少々お待ち下さいませ!