MAZDA2 テールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたマツダ2の純正テールランプ一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

状態は新品で、今回はこちらにスモーク塗装ベタ塗りで承っております。

またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っておりまして、ただ現在はそれより上位にあたる同社STANDOXエクストラクリアーを使用する場合もありますので、もしかしたらそちらになるかも知れません。品質自体はこちらの方が上になりますのでどうぞご安心くださいませ。それぞれ特徴の違うクリアーで、どちらを使うかは本塗りするその時に決めていますから、事前には選べない事はどうかご理解くださいませ。

(尚、現在はさらに違うクリアーも検討中で、それの登場次第ではエクストラクリアーは辞めてしまうかも知れません)。

濃度については「スモークは車検に通る程度であまり濃すぎずほど良い程度が好みです。」との事で、参考とする画像も頂いていますので、本塗りの際にはそちらを確認しながら微調整を行いたいと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

フェラーリ488リモコンキー 本塗り

先日お預かりして分解をしておいたフェラーリ488の純正リモコンキーカバーです。

現状新品未使用の状態ですが、元々塗られている塗装が表面張力で凸凹していますので、

当て板(砥石)を使って研磨し、均しておきます。

その後は#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン) と、手が入り難い部分はウォッシュコンパウンド(液状研磨剤)ナイロンブラシを使って足付け処理を行います。

その後台にセットし、

よく脱脂清掃を行ってエアーブローで埃を飛ばしたら本塗り開始です。一応裏側のフチの部分にプラスチックプライマーも塗っておきました。車のバンパーを塗る時にミミの部分に塗っておくのと同じような感じですね(塗装屋さんにしか判らない話ですが、これをしないとそこだけ後でペリペリと剥がれるのでバンパー塗装では基本的な作業だったりします)。

まずは下色に、青味のあるグレーを1コートだけ塗布しました。

続けてご指定色のフェラーリ純正色「BLU POZZI」(カラーコード:520)を塗布します。

色はソリッドカラー=パールもメタリックも入っていない色で、青の原色2種が9割、その他白と黒で構成されています。

かなり黒く見えるので一応調べてみると、なるほど確かにそういった色のようです。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

パジェロフロントグリル 下準備

先日お預かりしておりましたパジェロ用フロントグリルです。塗装が剥がれていた箇所と、ボルト取り付け部周りの塗装にヒビが入っていたので研磨してそれを取り除いておきます。

研磨した周りを#500相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)で足付け処理し、塗料が飛ばないようマスキングを行います。

プラスチックプライマーを塗布し、サフェを4~5コート程塗りこみます。徐々に範囲を広げていくような感じですね(実際にはミストで密着性が悪くなるのが嫌なので2コート目で最も大きい範囲に塗り、その後その範囲内で小さくしていっています)。

そして取り外したステーです。全体を#500~#800の布状研磨副資材で足付け処理してあります。

よく脱脂処理を行ったら、まずは金属素地が露出していた箇所にプライマーを塗布します。

その後フチなど足付け処理で金属素地が露出している可能性があるので、全体にもプライマーを塗っておきます。

続けてベースコートの黒を塗布します。

クリアーは塗らないので、ベースコートに直接硬化剤を入れて塗る仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日フロントグリルのサフェと一緒に熱を入れておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルエンブレム塗装(スモーク&レッド/枠艶黒) 完成

 先日アクリルプレートのスモーク本塗りを終えていたスバルレガシィセダンBLE用純正エンブレム一式です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

塗装したメッキ枠とアクリルプレートを組み合わせ、

新たにレーザーでカットした両面テープを貼り付けたら完成です。大変お待たせしました!

尚、ここまでの撮影は現場作業用のカメラ=NIKON D40で、

完成時に撮影をするのは、同じくNIKONのD200なるカメラを使っています。

どちらの画像もサイズの縮小以外は未加工となります(撮ったそのままとしています)。

最初の状態も紹介します。

元々はこういった状態だったエンブレムを、

メッキの枠は艶ありの黒で、

アクリルプレートは裏側の青い被膜を削り落とし、新たにレッドキャンディーでの塗装を行い、

最後に表側からスモーク塗装を施しています。

背面の赤は、透明な塗色=キャンディーカラーの下にメタリックが透けて見えるようになっているので、

赤を透過した光が下色のシルバーに反射し、

さらに赤い塗膜を通って見えるようになるので、通常の塗色とは違った色味に見えるのが特徴となります。

同じ様に表層に塗ったスモーク塗装は「透過する黒い塗膜」となるので、

光の当たり方、見る角度によって色味=黒味が変わって見えます。最初の方の画像だと余りスモークが効いていないように見えますが、実車に着くと光源(太陽や照明)を背にして見るようになるので、エンブレム単体で見るよりも黒味を感じられるかと思います(ですのでスモークの塗り過ぎはかなり注意しています)。

当店ではメッキ素地に直接上塗り=スモーク塗装を行ったりはしていませんが、今回のようにアクリル樹脂で封入されたメッキであれば通常通り対応可能です。PMMA=アクリル樹脂はテールランプと同じですので全く問題御座いません。

もしくは今回のように「完全隠蔽」させてしまう塗色であれば、密着性の悪い装飾クロムメッキでも下地処理が出来るので通常の塗装と同じ様に対応可能です。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

インプレッサシフトパネル 本塗り

先日お預かりしておりましたスバルインプレッサの内装シフトパネルです。

塗るのはシルバーの箇所のみですが、艶消し黒に塗られている部分(小物入れ)がザラザラして気持ち悪いので、一旦ここも一緒に塗ってしまい、後から艶消し黒で塗り直す事とします(この型のパーツだといつもこの仕様となります)。

全体を#800~#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン~オレンジ)で足付け処理してあります。

クリアーが塗っていないので角などは軽い研磨でも素地が露出してしまっていますから、プラスチックプライマーを塗布しておきます。

尚、今回のパーツは比較的程度が良かったのですが、この型の製品はいつも色が若干食み出し気味なので、仕上がった時に違和感が無いよう先にここを処理しておきます。

溝部分にベースコートの黒を塗布します。

元々塗られて食み出ていたシルバーをしっかり覆ったら、

改めてフチにマスキングテープを貼り直します。今度はちゃんと谷の部分で塗り分けるようにしています。

そしてベースコートを塗布します。以前調色して作った塗料が残っていたので、保管していたそちらを今回使用しています。

通常余った塗料は下塗り用として在庫している塗料に混ぜてしまいますが、今回は最初の御依頼が終わった時にこちらのお問合せを頂いたので、幸いにして混ぜる前に取り置きをしてそれを使う事が出来ました。

塗料は少しでも残っていれば、似たような色を作ってそれを下色として使って今回のように新たに調色せずに済むので、そういった可能性がある場合にはタッチアップのご購入をお勧めいたします。尚、塗料は通常ギリギリの量で作っているので後からは増やせず、必ずご依頼時最初の段階でお願いいたします。

タッチアップ用塗料 40g

そして最後に半艶クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

艶具合も前回調整していて(別途「艶調整作業」で有料となります)、今回もその時のデータで行いました。

クリアー塗装後、一時間くらいすると艶が引けています。当店規定の半艶と艶消しの中間くらいの艶具合ですね。

念のため熱を入れる前にフチのマスキングテープを剥がしておきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させたら小物入れの部分(ゴムマットが敷かれる箇所)に艶消し黒を塗装します。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!