スバルエンブレム塗装(スモーク&レッド/枠艶黒) 完成

 先日アクリルプレートのスモーク本塗りを終えていたスバルレガシィセダンBLE用純正エンブレム一式です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

塗装したメッキ枠とアクリルプレートを組み合わせ、

新たにレーザーでカットした両面テープを貼り付けたら完成です。大変お待たせしました!

尚、ここまでの撮影は現場作業用のカメラ=NIKON D40で、

完成時に撮影をするのは、同じくNIKONのD200なるカメラを使っています。

どちらの画像もサイズの縮小以外は未加工となります(撮ったそのままとしています)。

最初の状態も紹介します。

元々はこういった状態だったエンブレムを、

メッキの枠は艶ありの黒で、

アクリルプレートは裏側の青い被膜を削り落とし、新たにレッドキャンディーでの塗装を行い、

最後に表側からスモーク塗装を施しています。

背面の赤は、透明な塗色=キャンディーカラーの下にメタリックが透けて見えるようになっているので、

赤を透過した光が下色のシルバーに反射し、

さらに赤い塗膜を通って見えるようになるので、通常の塗色とは違った色味に見えるのが特徴となります。

同じ様に表層に塗ったスモーク塗装は「透過する黒い塗膜」となるので、

光の当たり方、見る角度によって色味=黒味が変わって見えます。最初の方の画像だと余りスモークが効いていないように見えますが、実車に着くと光源(太陽や照明)を背にして見るようになるので、エンブレム単体で見るよりも黒味を感じられるかと思います(ですのでスモークの塗り過ぎはかなり注意しています)。

当店ではメッキ素地に直接上塗り=スモーク塗装を行ったりはしていませんが、今回のようにアクリル樹脂で封入されたメッキであれば通常通り対応可能です。PMMA=アクリル樹脂はテールランプと同じですので全く問題御座いません。

もしくは今回のように「完全隠蔽」させてしまう塗色であれば、密着性の悪い装飾クロムメッキでも下地処理が出来るので通常の塗装と同じ様に対応可能です。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

スバルエンブレム(スモーク&レッド/枠艶黒) スモーク 本塗り

先日メッキ枠の黒を塗装しておいたスバルレガシィセダンBLE用純正エンブレムのアクリルプレートです。裏側はその前にレッドキャンディーに塗装しておきました。

表面は一度既にクリアーで塗装してあるので、足付け処理後、プラスチックプライマーは塗らず(クリアーの下に既に塗ってあるので必要はありません)、そのまま本塗りとなります。

よく脱脂清掃し、スモーク塗装=ベースコートを塗布します。

スモークの濃さはこの時の画像を参考にして濃さを調整しています。

キャンディーカラーは見る角度で色味(明度)が大きく変わるので、それを想定して微調整を行っています。

濃さが決まったらクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

見る角度によってスモークの濃さが大きく変わるのが判るかと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

 

スバルエンブレム(スモーク&レッド/枠艶黒) メッキ枠 本塗り

先日メッキの素地調整~プライマー&サーフェサーを塗布しておいたスバルレガシィセダンBLE用純正エンブレムの枠部分です。その後60℃40分の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

ガイドコートは研ぎ忘れの防止や深い傷、巣穴・ラインの確認等の為に必要な作業で、今回のような場合は最初の一回だけですが、場合によっては途中で2~3回と吹き直す場合もあります。3M社からそれ専用の物も発売されているのですが、私の場合は通常のベースコートの黒(STANDOX MIX571)を希釈してスプレーガンに入れっぱなしにし、これ専用として使っています。この方が多少水で濡れたままでも気にしなく出来るのが気に入っています。

メッキ素地を露出させないよう気を付けてサフェを研ぎ終わったら、ワニクリップで固定して、手で持って塗れるよう芯棒に取り付けます。今回のエンブレムは同じスバルのエンブレムでも比較的小さいサイズで、枠はちょっとした事で割れてしまいそうな細さですから、注意して作業を行っています。

激しいエアーブローでも飛んでいかないようしっかり固定しつつ、フチから裏まで回り込んで塗れるよう広いスペースを設けています。

まずはベースコートの黒を塗布します。注意点としてはドライコートになって肌を荒らさないようにですね。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

アクリルプレートは先日裏側(背面)のキャンディーレッドを塗り終わっているので、次は表側からのスモーク塗装となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルエンブレム(スモーク&レッド/枠艶黒) 裏吹き

先日お預かりしておりましたスバルレガシィセダンBLE用の純正エンブレムのアクリルプレートです。

裏側(背面)はレッドキャンディーで承っていますので、既存の青いプリントを削り落とします。大きいサイズであればダブルアクションサンダーを使ったりしますが、今回のエンブレムは比較的小さいので全て手作業で行っています。

#180から始めて最終#1500まで仕上げたら、ウォッシュコンパウンドとナイロンブラシを使って凹んだ六連星の部分の足付け処理を行います。

表面は既にクリアーが塗ってあって、そちらも研磨足付け処理を行っておきます。

てで持って塗れるよう芯棒に固定して台にセットします。

脱脂清掃を行ったらエアーブローで埃を飛ばし、プラスチックプライマーを塗布します。

続けて透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

裏側にマスキングテープが貼ってあるのでこの状態だと色が濁って見えますが、

テープを剥がすと透明な赤になっているのが判ります。

さらに反射フィルムを当てて、しっかり赤くなっているかをチェックします。「赤が薄過ぎた!」となると最初からのやり直しなので(むしろ部品を買い直した方がコスト的には安いくらいになるので)、この辺はしつこいくらいに確認をする癖がつきました。

問題無ければシルバーを塗布します。STANDOX原色で最も粗目で輝きが強いMIX598となります。

続けて隠ぺい力の高いシルバーを塗布します。具体的にはVW社のリフレックスシルバー(LA7W)を使っています。メルセデスだとブリリアントシルバー(744)とかですね。STANDOX原色で隠ぺい力の高いシルバー(MIX595等)をそのまま使っても良いのですが、普段よく使っていて常に在庫している色を利用しています。

そして最後にクリアーを塗布します。

また今回はメッキ枠の塗装も承っておりますので、

素地調整を行った上でプライマーを塗布し、

続けてサーフェサーを塗布します。

プライマー、サフェーサー共に裏側に周り込むようにして塗ってメッキ素地を残さないようにしておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。次はアクリルプレートを表からスモーク塗装、メッキの枠は艶あり黒の塗装ですね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルエンブレム(スモーク&レッド/枠艶黒)塗装承ってます

先日到着しておりました、スバルレガシィセダンBLE用の純正エンブレムです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容はメッキ枠を艶あり黒、アクリルプレートの裏側をキャンディーレッド&表側をスモーク塗装で承っております。

以前施工した時の画像がありますのでそちらを紹介させて頂きます。

スモークの濃さもこの時を参考に、またクリアーも同じくクリスタルクリアーへの変更で承っております。

枠とアクリルプレートは慮面テープでくっ付いている状態で、このままでは作業が出来ませんから、

それを剥がして分解します。

台紙をスキャナーでPCに読み込んで輪郭のデータを作成し、

レーザー加工機でまずはコピー用紙を使ってテストカット、

修正を行って問題無ければ両面テープをカットします。塗装後、最後にこちらを貼り付けておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!