スバルエンブレム(スモーク&レッド/枠艶黒) 裏吹き

先日お預かりしておりましたスバルレガシィセダンBLE用の純正エンブレムのアクリルプレートです。

裏側(背面)はレッドキャンディーで承っていますので、既存の青いプリントを削り落とします。大きいサイズであればダブルアクションサンダーを使ったりしますが、今回のエンブレムは比較的小さいので全て手作業で行っています。

#180から始めて最終#1500まで仕上げたら、ウォッシュコンパウンドとナイロンブラシを使って凹んだ六連星の部分の足付け処理を行います。

表面は既にクリアーが塗ってあって、そちらも研磨足付け処理を行っておきます。

てで持って塗れるよう芯棒に固定して台にセットします。

脱脂清掃を行ったらエアーブローで埃を飛ばし、プラスチックプライマーを塗布します。

続けて透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

裏側にマスキングテープが貼ってあるのでこの状態だと色が濁って見えますが、

テープを剥がすと透明な赤になっているのが判ります。

さらに反射フィルムを当てて、しっかり赤くなっているかをチェックします。「赤が薄過ぎた!」となると最初からのやり直しなので(むしろ部品を買い直した方がコスト的には安いくらいになるので)、この辺はしつこいくらいに確認をする癖がつきました。

問題無ければシルバーを塗布します。STANDOX原色で最も粗目で輝きが強いMIX598となります。

続けて隠ぺい力の高いシルバーを塗布します。具体的にはVW社のリフレックスシルバー(LA7W)を使っています。メルセデスだとブリリアントシルバー(744)とかですね。STANDOX原色で隠ぺい力の高いシルバー(MIX595等)をそのまま使っても良いのですが、普段よく使っていて常に在庫している色を利用しています。

そして最後にクリアーを塗布します。

また今回はメッキ枠の塗装も承っておりますので、

素地調整を行った上でプライマーを塗布し、

続けてサーフェサーを塗布します。

プライマー、サフェーサー共に裏側に周り込むようにして塗ってメッキ素地を残さないようにしておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。次はアクリルプレートを表からスモーク塗装、メッキの枠は艶あり黒の塗装ですね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

トヨタAE86テールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたトヨタAE86の純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容は薄めのスモーク塗装ベタ塗りで、以前施工した際の画像を参考にしますので、そちらも紹介をさせて頂きます。

この時の濃度は「極薄目と薄目の中間」で承りました。

こちらのデリカのテールランプも同じく「極薄目と薄目の中間」の濃度となります。

これらのテールランプは今回のと同じように、近年よくある透明なカバータイプのレンズでは無いので、スモーク塗装に施工した場合の参考にし易いかと思います。

こちらのフォレスターのテールランプのように、近年は透明なカバーを被せたような構造が主流になっていて、内部の反射板が鏡の様になっている為にスモークを塗った場合の見え方が全く違うのが判るかと思います。比較的濃いスモークでも透明感があって格好良く見えるのですが、今回のような昔ながらの構造をしたレンズだとこうはならないので参考にし難いんですよね。

また今回のテールランプは比較的古い物の為か、レンズに細かいクラックが生じています。

ただこの程度であれば使用上問題は無いかと思いますのでご安心くださいませ。以前施工したバンデンプラスのレンズと同じような感じですね。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っております。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!