先日お預かりしておりましたトヨタGRスープラの純正ミラーカバーパネルです。
元々はつや消し黒の塗装が施されていて、全体を#800の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理しています。
またフチは成型時に出来た反り(盛り上がり)のようになっていたので、#800の水研ぎで均してあります。
素地が露出している箇所にはプラスチックプライマーを塗っておきます。
まずはトヨタ純正色の「ホワイトメタリック」(カラーコード:D01)のカラーベースである白を塗布します。ちなみに奥のカバーは撮影する前にパールベースを塗ってしまった状態で、手前はそれに気づいて撮影した白のみの状態となります。
パールベースと合わせると6コート程と厚膜になるので、ベースコートにもハードナーを添加して硬化不良を防ぎます。
パールベース自体には隠蔽力が殆ど無いので、最初に塗るカラーベースの白で完全隠蔽させておく必要があります。
パールベースは2.5コート塗っています。最初の1コート目はしっかりウェットで塗りこんでよく乾燥させ、2コート目はミディアムウェットの状態で少しガン距離を話してムラ取りを行いながら半コート(0.5コート)行うような感じでしょうか。とにかくベースコートの状態で肌を荒らさない事が重要ですね。
そしてよく乾燥させたら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
スバルのWRブルーなどは青の原色とブルーパールを混ぜた「2コートパール」ですが、これを白でやろうとするとパールが白に埋まってしまって(目立たなくなってしまって)パール感が判らなくなってしまうという事態になります。単に隠蔽しない白が出来てしまうような感じですね。なので白とパールを別々にする必要があり、結果3コート塗装=カラーベース→パールベース→クリアーコートとなっています。
他にはコストを落とす方法として、白ベースに「パール+クリアーコート」で塗った2コートホワイトパールや、メタリックの上に「透過性色+クリアーコート」の2コートキャンディーカラーなどもあります。RB26のエンジンパーツなどがそうですね。
ちなみにパールと言っても真珠を使っている訳ではなく、単に真珠っぽく見えるからそう呼ばれているだけです。パール顔料は雲母などの鉱石で、それを二酸化チタンでコーティングする事で色味を表現しています。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

