昨年にお預かりしておりました日産スカイラインR33GT-Rの純正ブレンボキャリパー一式です。順番的にはランエボのブレンボキャリパーの方が先なのですが、そちらオーバーホールを行う際にブリーダーバルブ取り付け部が腐食の固着でトラブルが生じておりまして、ブレーキ屋さんが先にこちらのオーバーホールとサンドブラスト作業を行なって送り戻してくれました。
アルミはそれ自体で不動態被膜(酸化皮膜)を作って腐食し難くする性質がありますが、厚みは数ナノメートルと極薄で、しかも素地が凸凹として表面積が広くとてもデリケートな状態ですので、早めに防錆処理=プライマーの塗装を行うようにします。
ブレーキ屋さんの方でマスキング&脱脂清掃もして貰っているのでこのままの塗れる状態でもあるのですが、表面が凸凹としたままだと艶引けの原因になりますし、また現状だと判り難いですが中古品の場合は打痕や深い傷などがありますので、
目立つロゴ面を、まずはシングルアクションサンダー#120で研磨します。
続けて#120→#180のダブルアクションサンダーでペーパー目を均します。またサンダーが入らない箇所は#180→#240の手研ぎを行います。
全体をシリコンオフでスプレーして洗い流すようにして脱脂清掃を行います。
通常の脱脂作業はウェスで拭き取るのですが、今回のような形だと穴の中など手が届かない箇所があるので、その場合はシリコンオフをスプレーしてブラッシング→エアーブローで掃き出して余分を拭き取るといった事を数回繰り返して脱脂します。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!


